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SCP-5000の編集履歴

2023-08-11 16:17:49 バージョン

SCP-5000

どうして

「SCP-5000」とは、怪奇創作サイトSCP財団に存在する異常存在の一つのことである。

前置き

先に書いておくがSCP-5000の内容は恐ろしいほどに長い。

その上かなりの前知識が必要でなおかつ難解だ。なのでネタバレになるが、SCP-5000に関係するオブジェクトをリスト化するので、出てくるオブジェクトの概要が知りたい際はそのリストから読んで欲しい。

(ピクシブ百科事典に記事がないオブジェクトにはSCP財団のオブジェクトリンクを貼ります。)


リスト

SCP-008

SCP-055

SCP-096

SCP-173

SCP-169

SCP-447

SCP-579

SCP-610

SCP-662

SCP-682

SCP-914

SCP-963

SCP-1370

SCP-1048

SCP-1290

SCP-1437

SCP-1440

SCP-1678

SCP-2000

SCP-2200

SCP-2241

SCP-2466

SCP-2639

SCP-3078

SCP-3179

SCP-3199

SCP-4290

SCP-4666

世界オカルト連合


多すぎるだろ…





標的、全世界

説明(「」部分は翻訳記事からの引用)

SCP-5000はいわば壊れた財団製パワードスーツのことである。このSCP-5000(以下、スーツ)は元々、着用した人のことを保護して、有益な機能を付けるためににさまざまな異常な機能がついていると考えられるが、現在は壊れてその機能はほとんどが使えず、今はスーツのファイル保存だけが可能になっている。


SCP-5000はある日、SCP-579の収容室に光を放って現れ、スーツの中には財団職員であるピエトロ・ウィルソンの死体が入っていた。しかし、ピエトロ氏は普通に生きているため、並行世界から来たものだと考えられる。


以下はSCP-5000に記録されていたデータだが、やたらと長いためまとめて説明する。


ファイル1


このファイルで分かったのは並行世界での財団が 2020/01/02に以下の文を送った。


「以下はO5評議会の総意によって作成されたメッセージです。


現時点で私たちの存在を知らない方々へ: 私たちはSCP財団という組織を代表しています。私たちのかつての使命は、異常な事物、実体、その他様々な現象の収容と研究を中心に展開されていました。この使命は過去100年以上にわたって私たちの組織の焦点でした。


やむを得ない事情により、この方針は変更されました。私たちの新たな使命は人類の根絶です。


今後の意思疎通は行われません。」


とんでもないことを言いやがったな財団。


要するにこれは財団による世界への宣戦布告である。

ちなみにこの後に財団によって多数の危険なオブジェクトが野に放たれた。(そんな放牧みたいな感覚でばら撒かないでくれ…)

まず放たれたのはSCP-096とSCP-682とSCP-610とSCP-662。シャイガイとクソトカゲを放った時点で本格的に世界を滅ぼしにかかっていることが分かる。ちなみにSCP-169も起こして世界絶対滅ぼす軍に加える予定だったのか目覚まし感覚でSCP-169に核爆弾を撃ち落としたが起きることは無かった。


ファイル2


このファイルでは財団が宣戦布告してしばらく経った後のニュースが書き起こされていた。

ニュース内でGOC避難テントが出てきたことから少なくともGOC(世界オカルト連合)はまともだということが分かる。

ニュースキャスターが「ミントのような香りがしたら隔離」と言ってることからSCP-447も収容違反をしたことが分かる。

ちなみにこの後に全世界のテレビとインターネットが停止した。


このニュースを見た後、ピエトロ氏はまともだと考えるサイト-19に向かうようだ。(もうまともな場所無い気がするが…)


ピエトロ氏がサイト-19に向かう際に財団職員が財団職員を殺害する光景を発見した。もう意味がわからない。


記録ファイル2にて壊れているラジオから音が聞こえるというような記録があるが、恐らくこれはピエトロ氏の脳内に流れている音のことであろう。


説明-2(「」部分は翻訳記事から引用)

このファイル内にてピエトロ氏はサイト-19の侵入に成功した。そしてピエトロ氏は財団の宣戦布告の前に何があったのかの資料を探し、見つけた。以下は内容の抜粋である。


「O5が“PNEUMA”というプロジェクトを上級スタッフの特殊機密に指定する。どうやら、これはKALEIDOSCOPEと同じような大規模記憶処理プロジェクトで、専ら人間の集合的無意識、心理空間、何と呼ぼうと勝手だがそういう方面を重視していたようだ。その心理空間をマッピングするにあたり、何らかの重大な発見があったらしい - 編集済にされているせいで、それが何なのかは分からない。典型的だ。」


ざっくり言うとO5指導のPNEUMAプロジェクトの参加メンバーが何か重大な発見をしたらしい。


「O5評議会で投票が行われ、全会一致で可決される。倫理委員会も同意する。編集済にされてやがるせいで、何に関する投票かは分からない。」


要約すると、PNEUMAプロジェクトが発見した何かについて、O5間で何かの投票が行われ、可決されたらしい。


「一連の指示(勿論、編集済の指示)が全ての上級スタッフとサイト管理官に送付される。自殺と辞職の波が財団全体に広がる — 辞職した職員にはチャールズ・ギアーズ管理官が含まれている。」


見たところ、O5の指示を聞き、嫌気がさしたのか辞職が広がる。よっぽどろくでもないことなのだろうか。


「財団サイト内外の通信は完全に遮断。人間アノマリーや人間への共感性を示すアノマリーの殆どは、翌週を通して各サイトのスタッフに終了される。情報はチャールズ・ギアーズ博士に暗殺部隊が差し向けられたことを示唆しているが、成功したかどうかは記されていない。」


つまり、財団の世界絶対滅ぼす計画の邪魔になりそうなオブジェクトを破壊したようだ。


そしてこの記録の後に財団による宣戦布告が行われた。


この記録を発見した後にさらにオブジェクトが解き放たれた。


ピエトロ氏はこの記録の後に三ヶ月間記憶を無くし、気がつくとピエトロ氏は丸く無い何かが入ったケースを持っていた。ピエトロ氏はとにかくこれをSCP-579の元へ持っていかないといけないようだ。


ピエトロ氏がSCP-579の元へと向かう最中、またしても財団さんによるオブジェクトに関する出来事があった。財団さんはSCP-2000を破壊し、完全に後戻りが出来ない状態を作り出した。


ファイル0001-3の内容を結果だけ書くと、財団がクソトカゲみたいな事を言い出し、皆んなのヒーローGOCが滅びかけているようだ。


ピエトロ氏は道中、ケースに入ったSCP-055の異常性を利用して自分が579に向かっている間の一部の記憶を消し、スキップボタンのような使い方をしているようだ。ちなみに当たり前のように財団さんはまたしてもオブジェクトを使った妨害工作として、部分的に復旧されたインターネットをSCP-3078を使って叩き潰したようだ。


ピエトロ氏が579に向かう道中奇妙なものを見たようだ。

"瞬き像"、まぁアイツだろう。

そいつがSCP財団によって改造、量産して野に放っているようだ。そしてこの瞬き殺戮マシーンの他にも奇妙なもの見たようだ。「背伸びをしている人間のよう」な何か。そんな財団さんが放ったかのような化け物と財団職員が戦っていたのだ。本当に財団が放ったものならば財団職員と戦うことは無いと思うが、現に戦っていることから少なくとも財団の味方ではないことがわかる。


また財団さんがオブジェクトを解き放った。

財団さんはSCP-4666を解き放つ為に時間異常を起こして至る所をクリスマスにしたようだ。もう何がしたいのか分からないよ財団さん。

サイト-62c(「」部分は翻訳記事からの引用)


日誌エントリ 0001-13」


「やぁ日誌くん。久しぶりだ。現在、私はSCP-579が存在するはずのサイト-62Cを見つめている。私が見る限り、警備員はいないし、全ての保安体制は解除されている。このサイトは暫く前から放棄されているらしい。極めて重要度の高い場所だという印象を受けていたが、財団はもう私の意見には賛成ではないようだ。私は手にブリーフケースを持っている。呼吸するのが難しい。どういう形であれ、間もなく全てが終わる予感がする。これより入場する。」


ピエトロ氏がSCP-579がいるサイト-62cに到達した。

遂に長い長い旅が終えたのだ。


「やぁ日誌くん、また会ったな。前回のエントリをドラマチックに終了してまだ30秒程度しか経っていないが、重要な情報更新がある。サイト-62Cに近付いた瞬間、誰かが後頭部に銃を押し付けているような感覚に襲われた。まるで私が屋根の端に立っていて、誰かの手が背中に密着して押す準備を整えているようだった。俗に言う闘争・逃走反応だろうが、いきなり限界までキツいのをお見舞いされた。

SCP-579の正体は知らないが、それが私を見ているのは分かる。」


どうやらピエトロ氏はサイト内でSCP-579に見られているような感覚に襲われているようだ。


以下は、本家記事内のログの引用である。


<記録開始>


(サイト-62Cの廊下を撮影した映像。壁には深刻な損傷が及んでおり、あたかも大振りのナイフで傷付けられたように見える。頭上の照明が点滅している。)


ピエトロ:畜生。畜生。


(照明が再び点滅する。明かりが復旧すると、両腕が刃物になった兵士の像がその下に立っているのが見える。本来目があるべき位置には空の眼窩のみがあり、表情は歯を剥き出した顰め面に固定されている。)


<記録終了>


ピエトロ氏が財団の新しい殺戮フレンドの瞬き像君に襲われているようだ。一難去ってまた一難とはよく言ったものだ。


「やったやった (やった (やった)) やったぞ、やった!やった私はやったぞ。!!」


何かをやったようだ。


「不公平だ。」


「しかし私はやったんだ。こんなのは不公平だ。ブリンカーはドアの反対側に締め出されている - 斬り付ける音が聞こえるが、強化ドアだから多少は持ち堪えるだろう。最低でも数分間。」


「私はSCP-579を監視するための機器で満ちた観察室にいる。実際の収容室は私のすぐ足元だ。目を細めると辛うじて見える。穴がある。真下に通じる穴が床に空いている。」


「579の在り処は分かる。仮に監視機器が無かったとしても、私はそれを感じる。恐らく、それを感じずに近付くのは不可能だ。ほんの一瞬、ブリーフケースを穴に落として全てにケリを付けられるかと思ったが、そんな上手い話は無いらしい。世界の半分を歩き通して尚、私は事態を簡単に解決する権利を得られなかったようだ。」


「穴の角度と579の位置を踏まえると、ブリーフケースは掠りもしない。接触させる唯一の手段は、私自身が穴に飛び込んで、落下しながらブリーフケースを投げ付けるだけのように思える。しかしこの高度… ブリーフケースを投げるのが、私の人生最後の行動になるだろう。」


「勿論だ。勿論そうだろうとも。」


「今まで生きてきてようやく悟った、私は探偵になれるような人間じゃない。私はただの殺人被害者だ。他人の物語のために死ぬ奴だ。そして人類全体が私と同じ立場にいる。 誰が犯人かフーダニット も 犯行手段ハウダニット も分かっているが… それらは明白だった。誰もがそれを知っている、初めから手渡された情報だ。何故なのかが分からない。結局、私は何一つ突き止められなかった。」


どうしてこんな事が起きている? どうして財団は人々を殺している? どうしてこんな事が起きている? どうしてO5は皆にファイルを送った? どうしてこんな事が起きている? どうしてガンジルは陥落した? どうしてこんな事が起きている? どうして私は世界を旅してこのブリーフケースを運んで来た? どうしてこんな事が起きている?!」


どうして私は此処にいる? どうして私はこんな事をしている? どうして… どうして私は死のうとしている? 理由はあるのか?」


「もし万が一これを読む者がいるなら、どうか、どうか頼む、探り出してくれ。これを私に説明してくれ。誰か… 誰でもいい。分からないんだ。私には分からない…」


「奴らが押し入ろうとしている。足から先に落ちる。」


ピエトロ氏はSCP-579の収容室にたどり着いた。が、SCP-579の収容室は穴の底にある。ピエトロ氏はSCP-579にSCP-055を投げつけようと考えたが、穴の角度と579の位置を考えると、SCP-055を投げても579に当たらないと悟ったピエトロ氏は自らが穴に落下して、SCP-055を直接投げつけようという考えにいきつき、"どうして"こんな事になったのかを考えながら、それを実行した。


日誌エントリ 0001-18


「ああ … そういう事だったのか。」


生命反応が消失しました


関連タグ

SCP ギアーズ博士 ブライト博士 世界オカルト連合 感覚 機械 記憶媒体

CC BY-SA 3.0に基づく表示

SCP-5000 - Why?

by Tanhony

https://scp-wiki.wikidot.com/scp-5000@2020

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