松田優作
まつだゆうさく
松田優作(1949~1989)とは日本の俳優・歌手。
概要
1970年代後半から1980年代にかけて活躍した俳優の一人。
下関市出身。日本人の保護司をしていた男性と韓国人女性の間に産まれ、妾腹の子という事情も有り当初は韓国籍で「金優作」という名前だった。
紆余曲折の果て高校生のとき上京、大学に入学して後劇団「新演劇人クラブ・マールイ」に入団し、舞台俳優となり、大学を中退して俳優に専念。
舞台時代に知り合い、当時女優だった松田美智子(後に作家)と最初の結婚をして1児をもうけた。
TVドラマ『太陽にほえろ!』のジーパン刑事こと柴田純役で一躍有名となり、殉職間際のシーンで松田のアドリブで生まれたセリフ「なんじゃこりゃあ!」はとみに有名。さらに『探偵物語』『大都会』等、映画・ドラマ数々の作品に出演し名優の仲間入りを果たす。
映画『ア・ホーマンス』(原作狩撫麻礼)では監督も務める、
その後、ハリウッド映画『ブラック・レイン』で悪役を演じ、以後のハリウッド進出を期待された矢先、癌で死去。40歳というあまりにも早すぎる死だった。
その勇猛な人間性と卓越した演技力から、「1980年代を通じてもっとも重要な日本の映画俳優の1人」と言われている。