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宇宙刑事シャリバン

うちゅうけいじしゃりばん

メタルヒーローシリーズ第2作にして、『宇宙刑事ギャバン』の続編。また、劇中に登場するヒーローの名前でもある。

ギャバンの後を継いで地球担当の宇宙刑事となった伊賀電は、宇宙犯罪組織マドーとの戦いに身を投じる!!

概要

宇宙刑事シリーズの2作目にして、1作目『宇宙刑事ギャバン』の続編。全51話。

前作の終盤(第42~44話)で、本作の主人公・伊賀電はまずゲストとして登場し、最終回で宇宙刑事シャリバンとしての姿を見せる。逆に、本作の劇中にギャバンが準レギュラーとして活躍するなど、「続編」であることを強調し、また、前作の劇中において重要な鍵を握っていた「ホシノスペースカノン」等を巡る争いなども見られた。

本作のシナリオは、マドーらに代表されるように、前作に比べてミステリアスかつホラー性が強いものとなっている。そして中盤からは伊賀電の生い立ちや、使命などを主軸とした、「奇星伝」と呼ばれるストーリーがメインとなっていく。

あらすじ

ある時、剣山を荒らしていた宇宙犯罪組織マクーバッファローダブラーに挑んだ伊賀電。しかし、彼はその際に重傷を負い、同じく剣山を訪れていた一条寺烈ギャバンによってバード星に運ばれ、そこで治療を受ける。

マクーの手先に臆せず挑んだその勇敢さから宇宙刑事にスカウトされた彼は、バード星で訓練を受け宇宙刑事となる。

地球でギャバンを援護した後、彼の任を受け継ぎ地球担当となった矢先、新たな超能力犯罪組織「マドー」が現れる。怒れ伊賀、戦え電!

赤射せよ!宇宙刑事シャリバン!

登場人物

主要人物

伊賀電/シャリバン

本作品の主人公。

リリィ

シャリバンのパートナー。主に情報収集を担当するが、変装による潜入捜査も行う。

宇宙犯罪組織マドー

魔王サイコ

マドーの頂点に立つ人物。普段は玉座に座り、両手にサイの様な武器を持っている。巨大な人工頭脳によって超能力を増幅させ、幻影を作り出す。

海坊主/戦士サイコラー

電を見張っている白いスーツ姿を身に着けた坊主頭の謎の男。終盤でその正体を明かし、魔王サイコの分身にしてマドー最強の戦士として登場した。二刀流の長剣とレーザー光線、風船に変化しての飛行能力を駆使する。

ドクターポルター

マドーの科学部門担当幹部。兵器の開発や侵略作戦の立案を手がける冷酷な女科学者。幻夢界発生マシン作動の指示も彼女が行う。

ガイラー将軍

マドーの戦略部門担当幹部。常に前線で戦う武人で、好戦的な性格。一時期レイダーの策に嵌り、椅子に縛り付けられていた。

ミスアクマ1&2

2人組の女スパイ。人間に化けて諜報活動を行う。

軍師レイダー

中盤から登場する死霊界から来た軍師。首と胴体を離すことが出来るみんなのトラウマ。マドーの新幹部になるが、本当はマドーを乗っ取ろうと目論んでいた。

魔怪獣

拡散細胞の分裂と結合により誕生する怪物。名前の最後に「~ビースト」と付くのが特徴。幻夢界では、通常の4倍のパワーを持つことができる。

戦闘員ファイトロー - 人工的に造られたマドーの下級兵士。

登場メカ

モトシャリアン

シャリバン専用バイク。幻夢界へ突入する際にシャリバンに呼び出され、グランドバース内から発進するが、直後にマドー戦闘機からの攻撃を受けて弾き飛ばされてしまう場合が多い。

武装はモトシャリアンビームとモトシャリアンロケッターで、飛行時には車体両サイドから尾翼を展開する。最高速度は時速700km/h。

自律行動も可能で、第40話ではマドーに捕らえられたシャリバンを救うためにマドーのアジトに突入し、身を挺してシャリバンに向けて放たれたビームを受け、ファイトロー達を退けてシャリバンを救出。同話のエピローグではその苦労をねぎらうようにして電にワインをかけられた。

シャリンガータンク

シャリバンの呼びかけでグランドバース内から発進する超次元戦闘車。ギャバンが搭乗するギャビオンと同様に車体上下をAメカ・Bメカに分離可能だが、劇中ではごく初期の回でBメカをマドー戦闘母艦に突入させ、撃破するセパレート・フォーメーションを披露したのみに留まり、それ以降は分離機能は全く使われず、空中戦も合体状態のままで行われた。

武装はシャリンガービームとシャリンガーロケッターで、この他にもマジックハンドなどを備える。後部のハッチにはモグリランを格納している。

モグリラン

シャリンガータンクの内部に格納されているドリルタンクで、車体後部の格納庫から発進する。前作に登場したスクーパーは2基のドリルを備えていたが、こちらは1基のみ。登場回数こそ少ないが、回によってはリリィやギャバンが搭乗した事もあった。

武装はレーザートーチとモグリランロケッター。

グランドバース

シャリバンやリリィの活動拠点となる超次元戦闘母艦。マドー戦闘機やマドー戦闘母艦襲来の際には人型形態のバトルバースフォーメーションに変形して戦う。腹部が突き出たその独特のフォルムは立ち売り箱を下げた駅弁売りに例えられることもしばしば。

戦闘母艦形態では艦橋部のバースビームを主な武装とし、バトルバースフォーメーションでは肩部のグランドバスターと腰部のプラズマカノン(初期の回ではこれらの武装の位置が逆だった)で戦う。

プラズマカノンは前作に登場したホシノスペースカノンを応用して開発されたという設定がある。

第41話ではグランドバスターとプラズマカノンを同時に発射するプラズマカノンTYPE-2・プラズマジェッターを使い、マドー戦闘母艦を撃破した。

余談

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