概要
今まで動作していた事柄の動きを、自分ないし他人や道具、機械などによって止めること。
鉄道における「停止」
鉄道という乗り物は軌道(線路)の上しか走ることができない(無軌条電車の場合、架線の下)。仮に軌条の上に障害がある場合、生身の人間なら線路外に出て迂回すれば障害を回避できるが、乗り物はそれができない(あながち不可能ではないが、時間と手間が多く発生する)。
また、2本並行に敷設した鉄のレールの上を鉄輪を装着した台車が走る「普通鉄道」はその構造上レールと台車の摩擦力が小さく、加速はもちろん減速も長い時間と距離を必要とする。だから濃霧などで視界が制限されている中で、危険を認識し回避措置を取っても止まり切れず障害物に衝突してしまうといったことが起こりうる。
鉄道事故を防止するために、鉄道員たちが考案・実施してきたことの一つが「鉄道車両を停止する」である。
色灯式信号機(鉄道)
日本の鉄道では新幹線や一部の在来線を除き、赤、黄、青緑の三色の灯火を組み合わせた色灯式信号により、制限速度を運転手に伝えている。
信号機が赤色の灯火を表示している(現示)場合は「停止」を意味する。その信号機の先へ車両を進める「冒進」をしてはいけない。赤以外の灯火が表示されるまで信号機の前で停車して待機するか、指令本部からの特別な許可が必要である。
赤色を現示できる信号が停電などのトラブルで消灯してしまっている場合は、その信号は赤色を現示しているものとみなし、車両を減速・停止する措置を取る。
別名・表記ゆれ
停止 に関する別名や、表記ゆれがありましたら、紹介してください。
関連タグ
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