主人公
人類統一国家「カイミーン」の姫。
魔族側
人間と世界の勢力を二分する魔族たち。
統治体制として頂点に魔王を戴き、その下に魔王直属の幹部「十傑集」、その下に各エリアを統治する「エリアボス」、更にその配下として様々な種族の魔物が存在している。
戦いが始まる以前は大半の者が地下世界に押し込まれており、その現状を変えるためにスヤリス姫を誘拐し人間に戦争をけしかけた。
魔王城当代の主。
十傑衆
魔王直属の幹部集団。
それぞれがエリアボスを務めている模様。
詳細は当該記事を参照。
魔王城地下「悪魔教会」エリアボス。
植物エリア「秘密の花園(イビルフラワーガーデン)」エリアボス。
深海エリア「忘れられた深海(ディープキングダム)」エリアボス。
炎エリア「古の大火山(クアリエ・アジ=ダハーカ)」のエリアボス。
からくりエリア「完璧な楽園(アルファパラノイア)」のエリアボス。
砂漠エリアのエリアボス。
元十傑衆で魔蟲族生息地帯「絹の森」のボス。
姫が来る前に魔王とは方針が合わず、退職した扱いとなっていた。(後に再着任)
- ザスタル
十傑衆最後のメンバーで「精神操作」を得意とする大魔術師。
忘却されていた為担当エリアは不明。
この世界において絶対数がシルモスのような「魔法使い」より遥かに多い「魔術師」の中でも屈指の実力を誇るが、間抜けな性格が災いし自分の存在自体を消してしまった為十傑集着任時から存在自体を全ての人々から忘れられていた。
現在も姫とタソガレ以外からは認識されていない。
配下
- ナスあざらし
魔海獣族の魔物。
頭部に意味深なヘタのついたアザラシ。
氷エリアのマスコット的存在であり、でびあくまと並ぶ本作の癒しキャラである。
- おばけふろしき
CV:相馬康一
一反木綿のような外見をしている九十九族の魔物。
戦闘スタイルは締め付け攻撃。
美しく霊気に満ちた肌触りの良い丈夫な布の身体をしていたために姫に目をつけられ、素材目的でよく乱獲されている。
姫としては頭と手は不要なので毎回上半身は残しており、そのおかげで週一でまとめて蘇生してもらっている。
報復として姫を襲うこともあるが、その度に「返り討ち→蘇生→報復……」を繰り返している。
上位種の「かいぶつふろしき」が登場したり、合体して分厚くなって頑丈になったが、結局は姫に無力化される。
恐らく作中で一番不憫な存在で、姫がハサミを持った姿は彼らのトラウマになっている。
- 上級ガイコツ兵(ガイコツ兵)
CV:中山祥徳
アンデッド族の魔物。
頭に刺さった矢が特徴的な、軍服を着ているガイコツ兵士。
漫画ではフェニックスの卵防衛に出たモブキャラ(1巻5夜より)。
魔王城のあらゆる損傷を改修して回る特殊部隊「魔王城修復部隊」の主軸も担っている。
アニメでは複数の名無しモブ(風使いの盾の報告をする半魚人、神器の森捜索班を指揮するリザードマンなど)が彼一人に統合されて中間管理職ポジとなる。
- アンテナおかいこ
魔蟲族の魔物。魔王城修復部隊の「仕事をするマスコット」。
工事の仮留めなど糸が大活躍しているが、引き籠り気質で生活力が皆無。
がいこつ兵のあばらに繭を作り住処にしている。
- ふたくびドラゴン
CV:小林康介
二頭の首を持つドラゴン。能天気なマヌケ野郎。
- うろこトナカイ
CV: 中山祥徳
トナカイのような竜人族の魔物。
姫が初めて魔物(おばけふろしき)を殺害した現場を目撃した唯一の魔物であり、その後も頻繁に姫の凶行に振り回されている。
戦闘ではヒーラーを担っており、姫の虫歯治療の際に加担した。
- アリクイ医師
幽霊族の魔物。
アリクイを模したマスクと長い布、本体は耳の部分だけで全貌は謎。
普段は柔弱に見えるが、「手術」と称してメスで切り裂き「縫合」と称して針攻撃を行う。
よくモブとして姫に振り回されている。
- 毒リンゴマンズ
悪の平和を守る「ラブリーでフルーティーな敵役」。
りんご(レッド)・青りんご(グリーン)・梨(イエロー)の三人組。
よくモブとして騒動に巻き込まれる魔族の子供たちの人気者。
- タイヤ魔人(タイヤ魔神)
九十九族の魔物。
無数のタイヤにガス状の魔物が融合した姿。
姫にタイヤ部分を耐電・耐寒防具として使われる。
本人は「ガス魔人」として蘇生された。
- アイスゴーレム
氷エリアのエリアボスで、全身が氷のブロックで構成されている魔物。
部下からの信頼は厚いのだが、身に覚えのない武勇伝が増えたり、居城を破壊されたり、ハサミで解体されて惨殺されたりと、エリアボスでありながら姫による被害を多く受けている不憫な存在。
- マンゴラシア
植物族の魔物。
50年に一度花開き、嗅いだ者を眠りに誘う香りを発するが、香りを出させるには死ぬほど怖がらせないといけない。
「キバボックス」「アイアンプレート」と親しい。
魔王城地下から姫の牢までやって来たが、各所に残る姫の爪跡を目にして慄き、以来花が開く周期が狂ってしまう。
- ロケットタートル
からくり族の魔物。
頭部と手足はロケット、しっぽが導火線となっており、体内には好物の火薬を蓄えている。
普段は植物を摂取しているため火薬は嗜好品だが、「美味い」からと大量に食べるため爆発した際の被害を拡大させている困り者。
「ふたくびドラゴン」にしばし爆発させられるものの、同レベルでマヌケな能天気のため関係は良好。爆発でバラバラになっても生き延びる。
- 酔いどれ老師
体内に大量の酒を蓄えている九十九族の魔物。
いつも頭頂部の栓を外して自分で呑んでいるため常にほろ酔い状態。
物知りなのだが、思い出すのに時間がかかるためこの名が付いた。
姫に体内の酒を根こそぎ強奪されてからは、姫を前にすると危機感のあまり酔いが醒めるようになった。
- ビービーワーカー
魔蟲族の魔物。
「コロスコロスコロス……」と鳴き声を発する蜂型の魔物。
彼らの集める蜜は様々な用途で重宝されているため、どんな場所に巣を作っても黙認される。
姫が美肌パック目的でハチミツの強奪を画策した際にアラージフの魔術によって世界中の同種族ごと異次元へ消し飛ばされ、復活した後も改めて駆逐される。
- ネコスタンプ
CV:新井里美
魔獣族の魔物。朗らかなお人良し。
手足にはめた肉球型のスタンプによってどんな角度の壁も歩くことができる。
魔力で繋がっているスタンプは取り外し可能。
あくましゅうどうしの蘇生ミスで姫と合体した際は、姫の意識が表に出ていたため「ひめねこ」と名付けられた。
- オヤジトンカチ
九十九族の魔物。
魔王城の武具・アイテム作成を担っている熟練の職人。
それなりに長生きしているが、魔物で言えばせいぜい中年の坂を上り始めたぐらいらしい。
自分の信じた道を突き進む頑固者で思い込みが激しい。
まだ見ぬ囚われた人間の姫を哀れんで武器作りをやめていたが、「ハサミ魔物」の言葉に感化され「まだ見ぬ姫」のために家具作りに励んでいる。
- ブラックサンタクロース
精霊族の黒いサンタクロース。
クリスマスになると会議で決まった悪い子の下に現れ、ジャガイモと石炭をプレゼントする。
- ギアボルト博士
CV:大塚芳忠
魔王城や各地ダンジョンのギミック、発明担当の魔獣族。
「シン・ギアボルター」「わんこ用モフモフ乾燥機」を開発した張本人。
- はぐれかまいたち
魔獣族の魔物で魔王城に就職したばかりの新人。
かまいたちの三男坊だったが、兄二人とはぐれ今に至る。
新人研修の際に姫に一目惚れし、以来アタックを続けている。が、シャイなため中々上手くいかない。
最高権力者である魔王に恋バナを持ちかける強者。
- ダークエルフ
精霊族の魔物で魔王城に就職したばかりの新人。
いかにも寡黙でクールといったイメージの種族だが、本人はギャル男。
魔王城に来てから同期や先輩達と話が合って楽しい。
- ナーミエ
魔獣族の魔物と人間のハーフという特異な血筋を持つ者。
人間側に味方し、「魔物」「人間」「魔王城食堂のシェフ」の3つの顔を使い分け魔王軍を内部から崩壊させようと目論んでいる。
週刊少年サムデーの愛読者で、ある作品に登場するトリプルフェイスのキャラに憧れている。
旧魔王城
現魔王体制に反発し、魔王城を出た魔物達が居住する城。
元十傑衆であるハデスにより治められている。
ここに居住する者すべてが魔王に反発しているかと言えばそうではなく、「静かで寝るのに良い」という理由でこちらに住んでいる魔物もいる。
- ケル・ベロ・スゥ
CV:石上静香(ケル)/戸松ゆきな(ベロ)/小坂井祐理絵(スゥ)
ハデスの愛犬である魔獣族三兄弟。散歩が大好き。
ケルは強気、ベロが泣き虫、スゥが笑い上戸である。
その他の魔物
タソガレの父。
ハデスとポセイドンの弟。
人間からの信仰の弱まりによる力の減衰対策のため、活動拠点を魔王城へ移す。
クーロン島を治めるドラゴン族の長の娘。
人間側
魔物と世界の勢力を二分する人類。
王族であるカイミーン家によって「人類統一国家カイミーン」として統一されている。
本作に登場する人類は、ほとんどが睡眠関連の用語に由来する。
- モルゲン
CV:三宅健太
カイミーン国の聖騎士で、大柄な身と野太い声が特徴だが注意散漫。
- ヨイノ・ミョウジョウ
CV:浜田賢二
カイミーン国の聖騎士部団長。
かなりの手練れの身だが、夜型人間で朝日を浴びるとすぐ寝てしまう。
実は姫の過去(黒歴史)をよく知る身。
別部隊の隊長として弟の「アケノ・ミョウジョウ」がいる。
- ビアンコ&フローレンス
通販番組『ヒューマンズ☆ショッピング』の司会。
かつての出演者「テポラ」は寿引退したらしい。
安眠グッズを紹介しては姫の暴走を引き起こす。
人類統一国家カイミーンの女王であり、スヤリス姫の母親。