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大豊娘娘の編集履歴

2023-09-27 23:59:48 バージョン

大豊娘娘

だーふぉんにゃんにゃん

ゲーム『ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON』に登場する企業「大豊核心工業集団」のマスコットキャラクターである。

概要

まず大豊娘娘を語る上で大豊の歴史を語らねばならない。

大豊はかつてベイラム経済圏内にて展開されていた出前と町中華をウリとする飲食チェーン店だった。大豊娘娘はその頃から存在しており、当時はチェーン店によくあるパッとはしないものの可愛らしいマスコット然とした姿であった。

大豊娘娘

ベイラムが軍事力を強化する上で上質なレーションが求められるようになり、ベイラム上層部は「栄養抜群、日持ちよし、味も上質」な大豊の中華料理に目を付ける。

ベイラムの依頼で製造・支給された大豊のレーションは各地に展開されているベイラム部隊から非常に高く評価され、これを機に大豊は正式にベイラムの系列企業に参画することとなった。


やがて大豊は戦地においてもレーションの運搬作業を担う、「戦場の出前屋」として活躍するようになるのだが、ここで一つ重大な問題が発生する。

中華料理を主体とした美味なレーションはベイラム部隊の間で一種の嗜好品と化し、戦地ではベイラムの兵士間で奪い合いにまで発展する事案が度々報告されるようになる。そればかりか独立傭兵や他企業までもがその味の虜となり、大豊の輸送機を襲撃してレーションを根こそぎ奪う掠奪行為が頻繁に行われるようになったのである。

運搬に兵力を割きたくないベイラム本社は護衛にMTを2、3機あてがうのみで、高性能なACが配備されるのはごく稀であり、一騎当千の実力を有する独立傭兵や、数を頼んで襲撃してくる他企業への対抗戦力としては非常に心許ない物であった。


そこで大豊は心機一転、出前屋としての自衛手段を拡充するべく兵器開発に参画。ベイラムの質実剛健なパーツ製造のノウハウを取り入れ、護衛として十分な性能を発揮出来るよう火力と継戦能力を両立した兵器や、堅牢な設計のACパーツの開発・製造を推し進めていく。

しかしAC開発部門が業界で台頭するにつれて大豊は次第に本来の目的を見失ってしまい、自社の製品コンセプトたる「樹大枝細」という境地に達したことで大豊核心工業集団に名を改め、食品事業から撤退。兵器開発を中心としてしまったのである。

現在でもレーションの製造は続けているが、60種近くあったレパートリーも僅か7種にまで減少。しかしその質の良さは未だ高く評価されている。


一飲食チェーン店のマスコットに過ぎなかった大豊娘娘も完全に過去の遺物扱いされ、数多く展開されていた大豊の飲食チェーン店共々闇に葬り去られてしまっていたが、突如転機が訪れる。

そう、アーキ坊やの誕生である。アーキバスが生み出した大衆向けのマスコットキャラクターに対抗意識を燃やしたベイラム本社は、デザイン案を詰めないままに急拵えのライバルキャラ・ベイ太郎を発表するものの当初は非常にウケが悪く、アーキ坊や一強の時代となっていた。

大豊はこれを対岸の火事として静観していたが、ある日広報担当が倉庫の奥深くに眠っていた飲食チェーン時代の看板と、そこに描かれたかつての自社キャラクターである大豊娘娘を発見。広報担当が気まぐれに自身の趣味を交えて大胆にアレンジした大豊娘娘を自社製品のPRと共に公開すると、瞬く間に全宇宙で話題となる。

大豊娘娘

広報担当の元々の趣味だったのか、大豊の社風に染まった結果かは知る由もないが、「樹大枝細」を体現したかのような美少女キャラクターは一部界隈で大ウケし、これを好機と見た大豊は生まれ変わった大豊娘娘の関連グッズをいち早く製作。その売り上げは僅かに人気が出てきていたベイ太郎を一瞬で追い抜き、企業の枠をも超えて活躍していたアーキ坊やに追い縋る程であり、時期によってはアーキ坊やをも超える事さえある超人気者となったのである。


更に大豊は「娘娘コンテスト」と称して年に一回、一般公募から「今年の大豊娘娘のデザイン」を決めるイベントを開催しており、皆様ご存じの通り多種多様な外見の大豊娘娘が数多く生み出され、毎回賑わいを見せている。

センシティブな作品パトラちゃんさま、ついに念願の大豊案件を手に入れたそうです

そして企業合同イベントの際は大豊が採用したキャンペーンガールによるリアル大豊娘娘も毎年恒例の事業となっており、アーキ坊やとベイ太郎の乱闘を背景にしながら行われる写真撮影が人気を博している。


現在では飲食チェーン時代の姿も子ども向けのイベントで着ぐるみとして登場したり、グッズも多数作られるようになり、レーションの包装にも描かれている。

波瀾万丈な歴史と多種多様な姿を持つ大豊娘娘。彼女はちびっ子から大人にまで親しまれる人気キャラクターとしての地位を確立したのである。


真実











以下、本作ストーリーの重大なネタバレはあんまり含まれておりませんので注意!












察しの良い人は既にお気づきだろうが、大豊娘娘は完全な二次創作キャラクターであり、上記概要も完全なデタラメである。


端的に紹介するなら、ゲーム『ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON』に登場する企業「大豊核心工業集団」が掲げるコンセプト「樹大枝細」(中心たるコアは大きく、他は最小限に)を超解釈した傭兵たちが生み出してしまった架空の看板娘

作中に登場するのは戦闘用ロボットのパーツや武装を製造している兵器開発企業であり、マスコットキャラクターだの他業種からの方針転換だのといった情報・裏設定などは一切出てこない。すべてはコーラルに身を浸した者たち幻覚である。


ビジュアルは描き手によって異なるが、「樹大枝細」は概ねワガママボディな中華美少女として表現される傾向にあり、企業ロゴに用いられている芥子色や赤色が反映される事が多い。大豊娘娘は毎年あるいはイベントごとに抜擢されるキャンペーンガールであるという解釈も産まれており、その姿形はしばしば変遷する。

娘娘」は中国語で貴婦人や女神に対して使われる尊称であり、企業の繁栄を願って生み出されたであろうキャラクターへのネーミングとしては申し分ない。

企業としてはベイラムグループの一勢力である大豊が、キャラクターコンテンツではアーキバス社すら下して売り上げトップを独走しているという設定も持ち上がり、本編でのポジションからすると何とも奇妙な立ち位置を得ている。


また、現在の路線になる以前に活躍していた「マスコット時代の大豊娘娘」に思いを馳せたり、企画会議の様子を勝手に補完したり(清渓川構文よろしく樹大枝細の社訓に反する意見を述べた社員が処分されるという内情を描いた二次創作も多く見られる)、企業主催のイベントでカメラに囲まれる大豊娘娘の衣装をまとったコンパニオンのお姉さんたちを幻視したりと、派生する幻覚もユニーク寄り。中には、大豊製AC「天槍」の頭部パーツが控えめな性能である事に因んで、実はアホの子という業の深さを感じさせる概念もあるとか。

それらの極致が上記の「大豊社の前身が飲食店・食品メーカーだった場合」のそれっぽいバックストーリーの構築である。

ファンアートの多くはイラストの形態だが、VHS画質のCMを“発掘”してくる剛の者や、布を染める工程からコスプレ衣装を作り上げた強者も観測されている。


誕生の経緯

大豊娘娘

ゲーム『ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON』に登場する企業のマスコットキャラクターを考案し始めた傭兵たちのお遊びがネットミームと化し、先陣を切ったアーキ坊やや対抗勢力ベイ太郎に次いで生み出された、あくまでもファンメイドの大豊社イメージキャラクターである。


アーキ坊やが点けた火は爆発的に燃え広がり、『AC』シリーズでも前代未聞の作中企業のマスコットキャラクターを創造するというムーブメントは瞬く間にコミュニティへと浸透、活発な議論が交わされるようになった。『AC』が雌伏の時を過ごしていた10年の間に、現実の企業・組織や自治体がSNSやイメージキャラクターを活用して広報活動を行う事例が一種の文化として消費者に受け入れられてきた背景も、決して無関係ではないだろう。

着ぐるみタイプのアーキ坊やと残念系ゆるキャラのベイ太郎が場外乱闘を始める一方で、大豊のマスコットキャラクターの方向性として提案されたのが、「樹大枝細」を体現したボンッキュッボンなチャイナっ娘という萌え路線である。可能なかぎり発信源を辿ると、とあるユーザーがしたためたメモと、それをヒントに他のユーザーが描き起こしたビジュアルに行き着くことができる。

同じ土俵で競う事なくマスコットガールというフィールドへ斬り込んだ「大豊娘娘」はマスコット第3勢力へと踊り出し、先んじて二次創作界隈を賑わせていたエアオールマインドの美少女化ファンアート路線に、にわかに勃興した企業キャラブームの勢いを上乗せした独自のコンテンツへと急成長を遂げ、困惑する傭兵たちに新たな衝撃を伴って迎えられた。


そして手元の情報から余白を推測し埋めていく遊戯に慣れ親しんだかれらが辿り着いたのが、「大豊娘娘を生み出すに至った大豊核心工業集団の架空の沿革」というわけである。当初の大豊娘娘から“逆行”して生み出されたマスコット時代のデザインが「中華料理のチェーン店にいそう」という発想からレーション製造を含む兵站事業へ繋がるとは誰が予想できただろうか。

創業時から兵器製造一本でやっている可能性だって十分にあるはずなのだが、大豊社の企業史が多様なファンアートを繋ぎ合わせるように肉付けされていった結果、やたらと起伏に富んだ企業の転身劇がエンターテインメントとしてもそれなりの形を得てしまったのは性質が悪いと言うほかない。

幻覚が新たな幻覚を生み、互いに補強し合い発展していく様は、傍から見れば狂気の沙汰だが、「大豊娘娘の拡散による『ACVI』の認知と購入」の事例が少数ながらも報告されており、巡り巡って商社のキャラクター戦略の有効性を証明することになってしまった。


大豊核心工業集団について

ベイラム傘下の星外系企業の1つであり、重量タンク脚や大型グレネード、ガトリングといったガチタン御用達の重量級のパーツを製造している。企業名から元は中国系である事がうかがえる。

重量級パーツに強い拘りを見せ、どっしりとした作りのコアと身軽な印象の手足を持つ重量AC「天槍」を生産している(手足を重厚に作るとその重さで機体が振り回され、姿勢制御に影響を及ぼすといったデメリットが考えられる)。

2脚パーツなどはすっきりした膝下に比べて大腿部が太ましい作りになっており、コア(上体)との接続部分が見事にくびれているため、大豊娘娘を“天槍の擬人化”と捉えるのもあながち間違いではない。そこに「樹大枝細」の精神さえ込められていれば、鋼鉄のロボットも萌えマスコットも同じ場所に辿り着くのだ。

天槍そのものに不埒な感情を抱き始めた場合は、少し冷静になった方が良いかもしれないが……。


なお、大豊娘娘爆誕のきっかけとも言える四字熟語「樹大枝細」だが、「調べたけど出てこない」と訴える声が多く、フロム・ソフトウェアが生み出した造語と見られている。


簡体字や繁体字に変換して検索しても、出てくるのは大豊娘娘の話題ばかりである。もうやだこの星

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