略歴
本名:ロバート・ジョン・ダウニー・ジュニア(Robert John Downey, Jr)
ゴールデングローブ賞を2度受賞、アカデミー賞に2度ノミネート、英国アカデミー賞にも輝いた名優である。
所謂メソッド・アクター(演じる役柄になりきるタイプ。代表格はデ・ニーロやデイ=ルイスなど)としての評価が高かったが、近年はヒーロー役に扮するのが楽しいらしく、「演技派とかもう飽きちゃったよ俺」と町山智浩のインタビューで語っている。
薬物問題で6回逮捕されており、拘置所から撮影所に通ったなど色々とすごい逸話を持っている。
「アリーmyラブ」シーズン4出演時には、コカイン所持で番組途中降板となった。
刑務所やリハビリ施設にも入れられ、ドラッグ依存の完全克服には相当苦しんだが、薬物と縁を切ってからはアイアンマン(MCU)、シャーロック・ホームズなどの当たり役に恵まれ、現在はハリウッド屈指のトップスターの座に返り咲いている。
卓越した演技力で映画ファンや批評家スジからは安定した支持を受け続けてきたが、近年はオタク好みの映画に連投していることもあり、世界中のファンボーイズ&ガールズからも絶大な支持を得ている。特にアメリカ最大のオタクイベントであるコミコンには近年頻繁に顔を出しており、「お前らどんだけ俺のこと好きなんだよ?」などの名言でボンクラどもを熱狂させている。
なおアカデミー賞の受賞を二度逃していることについて聞かれた際に「アカデミー賞なら年とったらもらえるよ」と堂々と答えているが、この点について異論を挟む映画ファンは存在しない。ハリウッドにおける、リアルトニー・スタークとも言うべき人物である。
ピアノの弾き語りにも定評があり、シンガーソングライターとしてスタジオアルバムも発表している。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』にてトニー・スタークが戦死。ダウニー・Jr.もMCUを「卒業」した。
以降はプロデューサー業や慈善事業にも力を入れている。
日本とRDJ
日本での知名度や人気はトム・クルーズやジョニー・デップなどに少し及ばないが、ジョニーの子供たちは「パパよりRDJのがCOOL」と思っているそうである。ジョニー自身もRDJを「ボブ」と呼ぶなど仲が良い。
なお「アイアンマン」のプロモーションでの来日時には、前歴から空港で6時間も足止めを食ったり、神戸牛にあたったりと踏んだり蹴ったりな目にあったため、それがトラウマになったのか日本に対して好印象を抱いているとは言い難いようで、帰国後はあちこちのメディアで「俺もう日本に来ちゃいけないのかと思ったね」としみじみ述懐していた。その後一度も来日していない。
日本語吹替は『アイアンマン』以降、藤原啓治が亡くなるまで専任していた。 また、日曜洋画劇場限定で池田秀一が務めていたほか、郷田ほづみ、桐本拓哉、大塚芳忠、山寺宏一、平田広明など様々な声優陣がかつて吹き替えを担当していた。
トニー・スタークの吹き替えとしては、『クレヨンしんちゃん』で藤原の後任となった森川智之が『ホワット・イフ...?』で担当したが、同作のトニーはダウニーJr.ではない。
またダウニーJr.の出演作品が『ドクター・ドリトル』を最後に公開されていないので、誰が藤原ダウニーJrを引き継ぐのかは現状分かっていない。
山田康雄没後のクリント・イーストウッドのように正式な後任を立てず、作品毎に異なる声優が務めるようになるのではないかという見方が有力視されている。
主な作品
- アイアンマン(トニー・スターク)
- シャーロック・ホームズ(シャーロック・ホームズ)
- ドクター・ドリトル(ジョン・ドリトル)
- オッペンハイマー(ルイス・ストローズ)
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