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久瀬大作の編集履歴2023/11/07 21:11:27 版
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「極道ってのはなぁボクシングとは違ぇ 喧嘩に負けたヤツが敗者になるんじゃねえ 最後まで“張り続けられなかった”ヤツが負けるんだよ」

「俺を今動かしているのはな、”男の意地”ってやつだ それさえありゃ男は笑いながら死ぬことだってできる」

CV・モデル:小沢仁志

概要

龍が如く0』に登場する東城会直系「堂島組」若頭補佐及び堂島組内「久瀬拳王会」会長。

三人の若頭補佐の中ではリーダー格でもある。背中には閻魔の刺青が彫られている。

プロボクサーで、堂島組の暴力を引き受ける極道

性格は一言でいえば凶暴そのものだが、その反面、東城会…特に損得勘定にがめつい野心家が半数以上を占める堂島組においても希少な権力や利益、損得よりも極道…そして男としての「意地」や「信念」を優先する等、武闘派という言葉を地で行く人物であり、ファンからの人気も高い。

劇中の活躍

「カラの一坪」で発生した事件をきっかけに風間派の切り崩しを画策して主人公・桐生一馬と敵対するが、桐生にタイマンで敗れた事で組長の堂島宗兵達に対して面目を潰され、以降若頭補佐における地位は一気に転落。阿波野や渋澤にいいようにこき使われ、堂島組の平組員からも半ば舐められた口を叩かれるまでになる。

それでも「極道になりきれていない半端者」と見下す桐生に名実共に敗れた事が許せず、以降は桐生への復讐心から兄弟達に利用されている事を承知の上でその刺客役を引き受け、文字通り幽魔の如く「極道の世界に K.O.は無ぇ」と口にして何度返り討ちにしても心折れる事なく彼に前に立ちはだかる。

2戦目ではバイク鉄パイプを引っ下げ突撃、3戦目はメリケンサックを嵌め、倒されて尚も桐生を背後からの不意打ちで襲うなど、当初は桐生に雪辱を果たす事しか頭にないかのように形振り構わないやり方が目立っていた。

しかし4戦目にてマキムラマコトの居所をはかすために拷問していた立華鉄を自身の部下である米田の暴走により瀕死に追いやった事で桐生の怒りを買った際に目の当たりにした桐生の怒りから「真の極道」の魂を見出し、言い訳せずにその拳を受け、ラストバトルである5戦目では憎みつつもいつしか一目置く存在となった桐生の覚悟を問うため、そして自分の「男の意地」を貫く為ため仲間や武器などの小細工無しの拳一つでの一騎打ち(復讐に燃える心を表現したような4戦目までのBGM「怨魔の契り」から、5戦目は荘厳で落ち着いているが情熱は失われていないようなBGM「閻魔の誓い」に変わる)で挑んでくる。

そんな「男の意地」を認めた桐生からもその誇り高き生き様に改めて敬意を向けられ、カタギになってからは呼び捨てとタメ語で呼んでいたものを「久瀬の兄貴」と呼び、言葉遣いも敬語に改められた。

その戦いに敗れると、どこか吹っ切れた様に桐生を真の極道として認め、同じく「真の極道」になろうと暴走する渋澤の居所を明かし、彼を止める事を桐生に託した。

騒動解決後、桐生に倒された渋澤と共に警察に逮捕された事が東城会幹部会の中で明らかにされた。

阿波野も騒動の渦中で死亡した事で三大若頭補佐全員を喪失した堂島組は一気に弱体化する事となる。

久瀬の兄貴の受難

合計5回と、『龍が如く』シリーズの中でも最多の戦闘回数を対決する。しかも1戦目の段階で「ケジメ」としてエンコを詰めている(=小指を切り落とす)のにもかかわらずである。

当然各バトルではイベントが多い。当然毎回返り討ちに遭うのだが、イベントで酷い目に遭ってしまうのが久瀬の兄貴。以下兄貴の受難。

  • エンコ詰め

第一章「盃の掟」のボスキャラとして戦う。

それまでのストーリー中に桐生を計略にハメて脅しや懐柔を仕掛け、「エンコ詰めとけや」と言い捨てた久瀬だったが、この1戦目で桐生に敗北後、「親父に嘘をついた」「勝手に桐生を破門にした」「前述の破門によって既に扱いはカタギのはずの桐生に暴力を振るった」などの理由からまな板とドスを渡され、ケジメとして親である堂島や兄弟分の阿波野、渋澤、そして桐生の面前という、兄貴にとっては屈辱極まる状況の中でエンコを詰める羽目に陥る。

まんまと食らわされたこの「カウンターパンチ」によって久瀬はマットに沈み、冒頭では最も近いと言われていた次期若頭への道は閉ざされてしまう。

※これ以降のシリーズ作品でケジメをつけさせられそうなシーンでは一部ファンの間で「久瀬る」「久瀬の兄貴させられる」という言葉が使われたり、阿波野が取り出したまな板とドスは「どこでもエンコセット」「ケジメスターターキット」などと通称されるように。

  • バイクで豪快転倒

2戦目冒頭。阿波野の作戦の下で一兵隊同然の扱いを受け、下水道で鉄パイプ片手にバイクで疾走して襲ってくると言うあまりに豪快すぎるスタイルで登場。

桐生をバイクの勢いを使い鉄パイプで殴るのだが、殴った後勢い余って豪快にスリップ。全身下水に浸かることとなる。直後に阿波野から「やっぱり兄貴はしくじったか」と言われてしまう。

なおこのバイクをどうやって下水道に持ち込んだかは不明。小沢本人もこのシーンは印象的だったらしく、バイクで走ってくるシーンの顔は「あの顔ヤベェ」と思ったとか。

  • スポーツカーに跳ね飛ばされる

3戦目終了後。なんだかんだあって桐生の頭カチ割る寸前に追い込む事に成功するが、金属バットを振り上げた瞬間ペーパードライバーの立華にスポーツカーで突っ込まれ、ボンネットに乗り上げそのまま車の上を転がる。バイク事故を起こした後は自動車事故に。。

豪快に撥ねられたのに入院の一つもしないあたり、彼も大概超人と言える。

  • 部下が人質を殺してしまう

堂島組が身柄を抑えた立華が拷問に口を割らないと判断した久瀬は違う方法で吐かせようとしたが、血の気の多い米田が命令を聞かず、あまつさえ「そんな甘い考えしてるから、桐生なんかに何度も負けるんだよ(要訳)!」と半ば兄貴を侮辱する形で立て付く始末。

これ以上殴れば死ぬと分かっていた久瀬だったが、そんな事もわからぬ米田が鈍器で殴ったことで人質が致命傷を負い、その後死亡(直後、米田は激怒した兄貴によって粛清された)。そのシーンを目撃した桐生が激怒。桐生と戦闘開始。負けて這いつくばることに。

このシーンは戦闘前に立華を傷付けられた事に怒り狂う桐生に殴られるシーンがあるが、彼なりのケジメなのか一切無抵抗でわざと殴られていた可能性が高い

  • 逮捕される

5回目の決着が付いた後に逮捕され懲役10年に。

カラの一坪騒動で阿波野は死亡。渋澤と久瀬が逮捕された事で堂島組は戦力的に弱体化。堂島組長も失脚する事に。

以上のように散々な目に遭ってしまう。元々エンコとバイクは彼の不手際であり、失態続きで部下の求心力を失ってしまうのも仕方のない事ではあるのだが何度も不憫である。

とはいえ、前述した通り最後の戦いは桐生に対する憎しみよりも「男の意地」を掲げて挑んだ戦いであったため、これまでのどの戦いと違って清々しさを感じるものとなり、桐生からも「何の損得もねぇところで命を張れる男」と称して堂島組の組員達総出よりも手強い強敵と評されるなど、評価が鰻登りとなり、兄弟分の渋澤も「張り続ける限り負けじゃねぇ」と言う久瀬と同じ志を大事にしていた。

そして、「男の意地」を愚直なまでに貫き通した久瀬が見せた生き様は後年、『伝説の極道』として名を上げていく事となる桐生のヤクザとしての筋道に確かな影響を与えた

それだけでも、久瀬の兄貴にとってはせめてもの救いだったのかもしれない。

その後

なんと『ONLINE』の第二部「黄龍放浪記」にて再登場する。獄中で10年過ごした後、東城会に復帰し、二代目代行である二井原隆の手立てで荒川組に助っ人として送られる。

更に『ONLINE』ではエンコ詰めから2戦目の時間が描かれ、あのバイクは昔惚れた女のために組を抜けた「鬼怒川」という兄弟から貰ったものであった事が判明。

エンコの件もあり精神的に悩んでいたため、気分転換も兼ねて久しぶりにバイクに乗ろうとしたらバイクがポンコツ化。改造のし過ぎでそこらの修理屋には直せないため、唯一修理可能な兄弟に15年振りに訪れるが、ヤクザ相手に商売はしないと断られ引き下がる。

実はその兄弟は15年経ったにもかかわらず、元ヤクザとして「警察が守る善良な市民ではない」と認識されており、カタギとして積み上げた立場を守るために土地の権利書を奪いに来るヤクザの嫌がらせに何の抵抗もせず耐え続け、惚れた妻子もとっくに出て行ってしまった事が判明。土地の権利書を奪われた兄弟のために敵対ヤクザの元に兄弟に修理して貰ったバイクと共にカチコミ、権利書を奪い返し、最後に兄弟と「張り続ける限り負けではない」と互いに誓い合い、渋澤からの呼び出しに応じ、桐生との第二ラウンドに向かって疾走する所で終了する。

ストーリーの評価の高い『ONLINE』だが、兄貴の過去と漢気がわかるストーリーとして特に人気が高い。

新選組参謀伊東甲子太郎リメイク前浜崎豪)」として登場。

もう一人の坂本龍馬と内通し、新選組を乗っ取ろうと目論んでいたが、新選組の本当の敵をあぶり出そうとした局長・近藤勇の最期の策によって本性を表し、武田観柳斎藤堂平助と共に新選組を抜け、御陵衛士を結成する。

その後、土佐での最終決戦で土方歳三と対決して敗れ退場する。

余談

  • 久瀬を演じた小沢氏が、2021年に自身のYouTubeチャンネル「笑う小沢と怒れる仁志」にて『龍が如く0』の実況プレイ企画動画を投稿。奇しくも小沢(久瀬)VS小沢(本人)という構図が描かれることとなった。ある意味ミラーマッチである。
  • はじめて手にするPS4コントローラーやシリーズ独特の操作性に悪戦苦闘しつつ、昨今の3DCGの進化やヒートアクションやムービーシーンでの演出の数々、ストーリーの奥深さなどは絶賛しており、終始楽しそうにプレイを進めていた。
  • プレイ中は収録当時のことを振り返り、ダンボール詰めの膨大な台本を渡され面食らったこと、他の二人(阿波野や渋澤)に比べて自身がモデルの久瀬の顔が怖すぎること、発売後は小学生からからかわれたり、逆に久瀬と5度も戦うことになったことに文句を言われたこと…などなど、ボヤきを絡めたコミカルなエピソードを数多く語った。
  • ちなみに以前から龍が如くシリーズに興味を持ってたらしく、オファーが来た際は「遅えよ」と思っていたと『龍が如く0』のインタビュー動画で答えた。

関連タグ

龍が如く 龍が如く0 東城会 極道 武闘派

堂島宗兵 阿波野大樹 渋澤啓司 桐生一馬

天童陽介…元ボクサーの極道繋がり。こちらは近江連合

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