狭間の国バグナラク
はざまのくにばぐならく
概要
『王様戦隊キングオージャー』第26話にてチキューの国家として認められた新たなるバグナラク。
国王はジェラミー・ブラシエリ(ジェラミー・イドモナラク・ネ・ブラシエリ)。
新王国としてのバグナラクを指す場合は、本記事名を使用する。
デズナラク8世主導の下で、風評被害により地の底に追いやられた過去への復讐に走った地底国バグナラクだったが、その原因の一部たる物語の作者として、一連の責任を取ると決意したジェラミーが五王国の王達に「デズナラクを打倒した後、バグナラクを第6の国として認めてほしい」と懇願。
後日ジェラミーとデズナラク決闘の後、デズナラクは風評被害を真に主導していた黒幕に止めを刺され、空位となった玉座にジェラミーが就き王国として成立した。国の位置はゴッカンの地下あたりになる。
当然、五王国の国民達の反応は芳しくなかったが、ジェラミーは「当然」として受け入れ、これからの立ち回りを以て『人間とバグナラクとの関係改善のため尽力する』意志を表明したが、その2年後に宇蟲五道化の内の4人の襲撃に遭い、大多数が滅ぼされる未曾有の事件が発生。サナギム達の骸も山のように積もっていた。
バグナラクが五道化の襲撃を受けた頃、同日シュゴッダムで六大王国の会議を行う日だっため、中々現れないジェラミーの行方をギラが尋ねた際に「ゴッカンには来てない」と2年の間に重罪を犯して投獄された王達に代わり、会議に参加してた王の側近が答えるなど、少しずつ他国の国民との外交関係は良好になっていたようである。
また、真っ暗で鬱々としていた2年前とは比べて、光が差して明るくなり、建造物が造られたりと文化が見受けられるものになっていた。
またシュゴッダム国民の中にも「ジェラミー王率いるバグナラクが人を襲うなんてありえない」と断言する人物がいたりする等々、個人の中にも好意的に捉える人物が増えてきており、ジェラミーの夢である「人とバグナラクが手を取り合って暮らせる世の中」が叶いつつある。
しかし、宇蟲五道化の1人のヒルビル・リッチの洗脳が発端の「王様戦隊暗殺未遂事件」で、六王国の関係にヒビが入り国民が互いを潰し合おうと暴動を鎮める為、王様戦隊が自分達が悪者となり、側近達がそれを止めた英雄として伝えようとした所、本国が彼らに代わって事件を起こした「悪者」の汚名を背負うのを決意。王様戦隊を救う為とはいえ、それ見た各国の民達の心に「バグナラクは悪」だとの先入観を再び植え付ける事態になった……
ところが宇蟲王が宇蟲五道化の1人、グローディ・ロイコディウムの能力で狭間の王の家族を死体として蘇らせ、王様戦隊の分裂を図った。
しかし、ジェラミーは「母は死んだ」と理解しており、行間にて「宇蟲王に一泡吹かせてやろう」と王様戦隊に持ち掛ける(ただし、唯1人ギラだけ理解できていなかったが)
それにより、王様戦隊を分裂させたと思い込み、高らかに嗤っていた宇蟲王を全国に放送。
そして、裁判長であるリタより「バグナラクは悪ではなく戦いを仕組まれていた、以前行われていた全国放送はチキューを護るための芝居に過ぎない、ジェラミーは無罪、彼はずっと王様戦隊だ」との明言により、先の汚名を返上した。
だが、34話ではダグデドの世迷い言に載せられた、旧バグナラク体制の残党がシュゴッタムを襲撃しており、リーダー各のキンバエジームは諸事情から処刑、残ったサナギム達はジェラミーが処罰する模様。
しかも、旧バグナラク残党を見たシュゴッダムの国民達が「怪物が出たっ!?」と叫ぶ様子から、2年間でどうにか積み上げた両種族間の信頼すら無に帰しつつある現状が示された。
しかも、生き残ったサナギムの中には母国を襲撃・壊滅に追い込んだ宇蟲王に組みする派閥まで出現、事態の収拾をより困難にさせる泥沼と化している。
35話ではラクレスに国を乗っ取られたギラとドゥーガ他の王様戦隊のメンバーが集まっているため国王奪還編における拠点となっている。