「ビルド殲滅計画、始動・・・・！」
演：勝村政信
概要
元「極プロジェクト」の宇宙飛行士で、東都の新たな知事に選ばれた男性。ビルド殲滅計画の立案者。
知事に選出される前は、西都にて御堂正邦の側近として暗躍し、西都を戦争に駆り立てた人物で、石動惣一ことエボルトを除いたブラッド族のリーダー格のような存在である。
実は、エボルトの桐生戦兎と万丈龍我を使った地球滅亡計画の真の立役者であり、葛城巧の容姿と記憶を作り変えて「桐生戦兎」と「仮面ライダー」という偽りのヒーローを作り上げる計画を立案し、エボルトに実行させた張本人。
さらに、本編第1話での戦兎と万丈の出会いを仕組んだのも彼である。
性格はブラッド族らしく極めて傲慢で冷徹な人物であり、普段は穏やかな言動をしているが、本性を表すと途端に高圧的になり、うちひしがれた戦兎を嘲笑いながら足蹴にする等、完全に人間や特にライダー達の事は自分の掌の上の存在として見下している。
人間の心の闇を増幅させ、操る洗脳能力を持っており、その力で人々の中にあった「軍事兵器である仮面ライダーへの恐怖」を増幅させ、「ビルド殲滅計画」を始動する。
しかも、彼の洗脳は時間が経つにつれてウイルスのように感染し、一気に広範囲の人々に拡散してしまう厄介な特性を持つ。
一方で、彼の力はパンドラボックスの光同様に仮面ライダーの変身者には通じず、それ故に万丈に対しては彼を弱らせた上で彼の中のエボルトの因子を利用する形で洗脳した（というより、元を考えればパンドラボックスの光と同じ力だと思われる）。
そして、それによって戦兎の精神を極限まで追い詰める事で、ハザードトリガーを増幅して力を集まりやすくし、そこに万丈の中のエボルトの力をぶつける事で力を貯め、そのハザードトリガーを鍵としてパンドラボックスを覚醒させる事で、一気に地殻を堀り進んでコアまで到達し、地球を内部から滅ぼす事を目論んだ。
要は、エボルトリガーの複製品であるハザードトリガーと万丈の中の力で、パンドラボックスの力を擬似的に再現する事で、彼はエボルト抜きで地球滅亡を実行しようとしたのである。
さらに万丈が戦兎から奪ったハザードトリガーと、万丈のビルドドライバーとグレートクローズドラゴンを使って仮面ライダーブラッドに変身し、ジーニアスフォームをも圧倒する程の高い戦闘力を見せる。
そして、全ての材料を揃えて地球滅亡計画を実行するも、ベルナージュの力で完成した奇跡のフォームであるクローズビルドフォームとなった戦兎と万丈と交戦。
最初は上手く連携が取れない2人を嘲笑いながら圧倒するも、やがて息が合い始めた2人の力に圧倒され、最後は必殺技の「ラブ＆ピースフィニッシュ」を受け、自分が今まで操って利用していた人間に敗北した現実を受け入れられないまま倒された。そして倒された際の最期の爆炎には、まるで断末魔のように仮面ライダーブラッドの顔が浮かび上がって消えた。
余談
演者の勝村氏は大の仮面ライダーヲタクであり、幼少期は「仮面ライダースナック」にどハマりしていたが、3回連続さそり男のカードが出た為、買うのを諦めたという。
関連タグ
劇場版仮面ライダーボスキャラクター
