ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

オオクワガタオージャーの変身アイテム兼武器。

バグナラクが倒されてから現在までの2000年間、シュゴッダムに代々受け継がれている黄金の剣で、ハスティー家にしか扱うことができないとされている。

そのため、現状はラクレスとその弟であるギラ以外、何らかの手段でハスティー家の遺伝子を再現でもしない限りは触っても反応しない。

最初にこの名前が判明したのはラクレス・ハスティーを主役にしたスピンオフ作品「ラクレス王の秘密」であり、オオクワガタオージャーへ王鎧武装した姿の傍らにこの剣の姿が確認できる。

黄金色の刀身を持ち、当該スピンオフのタイトルの副題の文字色と一致している。

本編放送OPをよく見ると全力キングの映像においてもラクレスのカットにて登場している。

そして本編第6話にてオージャカリバーを奪われたラクレスが使用、ゴッドクワガタZEROの呼び出し、及びゴッドクワガタZEROを核とした特殊なキングオージャーへの合体が可能であることが判明した。

外見・機能

詳細は不明だが、通常のオージャカリバーとの違いとして基本カラーの違い以外に、スイッチ部分がクワガタの角しかないことが確認できる。

通常のオージャカリバーがメンバー全員分のスイッチを備えた「力を合わせて戦う設計」であることを踏まえれば、ZEROは「所有者単独で自己完結する設計」という可能性がある。

クワガタのスイッチ「クワガタトリガー」を2回入力することでラクレスをオオクワガタオージャーに王鎧武装させる。

さらにオージャチャージで3回入力すると、必殺技「ロードフィニッシュ」が発動し、まばゆい閃光と共に一瞬で敵を切り伏せることができる。

ゴッドクワガタZEROの制御も可能としており、他のZERO系統のシュゴッドシュゴッドZERO」を呼び出してキングオージャーZEROへの合体を指示できる。キングオージャーZEROには自動操縦装置が備わっているため、オージャカリバーZEROを操縦席に備えずとも戦闘させられる。

しかも、ゴッドクワガタZEROを核とすれば本来通常のキングオージャーとなる他のシュゴッドを強制的に合体させ(変則型だが)キングオージャーZEROを完成させることもできるという、ギラや王様達からすれば迷惑でしかない脅威の機能を備える。

この機能で勝手に恋人を合体させられてしまったゴッドスコーピオンは憤慨している。

『ラクレス王の秘密』においては、一度シデジームに奪われた際にラクレスがこれを受け止めるが、傷から流れ出た血が直後に逆流して体内へ戻り、傷も塞がれるという描写がなされた。所有者の資格を有する王の遺伝子があるからこそ可能とした芸当だったようだ。

本編第43話の回想シーンにおいても先代の所有者であるコーサス・ハスティー王が病で吐いた血を吸収する場面もあった(なお、コーサス本人の病気は特に回復していなかったことから、あくまでもオージャカリバーZEROが修復できるのは物理的な傷だけと思われる)。

17年前の時点(神の怒りが起こる前)ではコーサスがZEROの所有者として君臨しており、ヤンマがオージャカリバーを作成する前かつジェラミーも眠っていた時期のため、事実上この時代で王凱武装を可能としていたのは彼だけであった。

ギラの力を使い打倒宇蟲王を企てていたことを見抜かれてしまったコーサスはグローディやカメジムとの凄まじい激戦の末戦死し、残されたオージャカリバーZEROはラクレスの元へと受け継がれた。

しかし、オージャカリバーZEROに関して未だに解析が進んでいない都合上王の遺伝子がなければ起動できないことがまだ分かっておらず、ラクレスが王凱武装を遂げるのは15年近くもの歳月を掛けた(『ラクレス王の秘密』ではンコソパが一度剣を研究していたものの、結局構造までは完全に解析できず研究を中断し、ベダリアが後任の研究者として抜擢された)。

ただ、ラクレスが王凱武装できない期間はシュゴッダムも含めた五王国全てが国家間ので争いを起こす余裕もない程神の怒りによって疲弊しており、国王それぞれが自国の復興に力を入れなければならなかった。これらの時代背景から予言に残されたバグナラクの復活までラクレスはトウフとの人質の交換条件を前提とした条約などの政治に重きを置いており、前線で戦闘を行う機会は殆どなかったようだ。

ラクレス王の秘密(ネタバレ注意!)

第3話ラストにて、べダリアの残した遺言を元に全てを知ったラクレス。

王座の後ろにあった穴にオージャカリバーZEROを差し込むと、城の隠し機能が動き出した。

ただの城と思われていた、コーカサスカブト城。

次の瞬間カメラアングルが裏側に回り込み、シュゴッダムのシンボルが輝く巨大なカブトムシが映し出された。

その正体は……?

初代シュゴッダム国王ライニオール・ハスティーが使用している。だが、細部を見るとラクレスが使用している物とは異なり骨らしき装飾が施されていたり、死の国ハーカバーカで死人として存在している為かゴッドクワガタZEROの力で王鎧武装はせず、王骸武装という全く異なる何らかの力(亡霊としての力か、はたまた本来の力なのかは不明)で怪人態に変身している。恐らく死後の世界なため本物のオージャカリバーZEROではなく、王骸武装も本来の力ではない可能性が高い。

黄金の剣は不死身の「化け物」を倒す切り札と化す(ネタバレ注意!)

宇宙を救う時」にて、長い間宇蟲王たるダグデドに従き、信頼を得たラクレス。

ダグデドから生み出された故に彼同様不死身の身体であるギラを倒せるよう、ダグデドからオージャカリバーZEROに「不死身のギラを倒す力」を注ぎ込まれる

だがラクレスはダグデドの不死身破れる力を手に入れるこの時を虎視眈眈と待っており、ダグデドに反旗を翻し一刀に斬り伏せた

その後ハスティー兄弟の共闘によりダグデドは不死身の力を纏ったオージャカリバーZEROでダメージを負っていき、ギラによるトドメの「ロードフィニッシュ」で爆散。二千年に渡り宇宙を弄んだ悪しき宇蟲王は、自らが分け与えた力により敗れ去ったのだった。

余談

ダグデドが与えた「不死身のギラ/ダグデドを殺す力」。これに関して視聴者の中では「同じく不死身であるグローディを倒す力が手に入った」と言う声も多いが、はたして効くのか真相は不明。