アストンマーティン・ラゴンダ(Aston Martin Lagonda Limited)は、1913年に創業したイギリスの高級乗用車メーカー。
概要
創業以来、どちらかといえばハイパワーでスポーティなイメージで知られており、モータースポーツにも積極的に携わっている。
ブガッティの馬蹄形グリルや、アルファ・ロメオの盾形グリル、BMWのキドニーグリルのように、歴史が長いメーカーは一見してそれと判るデザインのグリルを使うことが多いが、アストンマーティンも例に漏れず凸形のグリルがトレードマーク。
しかしながらネームバリューは高い反面、1913年の創業以来何度か経営危機に陥っており、度々オーナー・経営陣が交代している。
モータースポーツ
モータースポーツでは、第二次世界大戦前からル・マン24時間耐久レースに参戦するなど長い歴史を持ち、スポーツカー(GTカー)レースや耐久レースでは輝かしい成績を残している。
ル・マン24時間では1931年に5位、1959年には総合優勝を遂げた。
近年ではグループGT3規則のヴァンテージやル・マン24時を擁する世界耐久選手権にも複数のプライベーターが採用するなど根強い人気を持っている。
日本ではパチンコ事業を展開するNEXUSが店名を冠した「D'Station Racing」でヴァンテージを駆りル・マン24時を始めとするWECやル・マン地方選手権、国内ではSUPER_GTやスーパー耐久で精力的な参戦を継続している。
反面、F1グランプリには1959年、60年と参戦したものの鳴かず飛ばずのまま撤退している。その後、2018年にレッドブル・レーシングと提携する形で名前が復活した。
後にレーシングポイントのローレンス・ストロールがアストンマーチン社の株式を取得し、
2021年シーズンよりレーシングポイントがアストンマーティンと名称を変更してコンストラクター参戦する事になった。
※なお、これに伴い、レッドブル・レーシングとのスポンサー契約は終了する事になる。
ドライバーはレーシングポイントからランス・ストロールが継続して参戦、
もう一名は2020年シーズン限りでフェラーリとの契約が切れた4度の世界チャンピオンであるセバスチャン・ベッテル。
リザーブドライバー兼開発ドライバーにニコ・ヒュルケンベルグがいる。
※2022年シーズンはドライバーラインナップに変更はないが、2023年シーズンから
セバスチャン・ベッテルに代わりフェルナンド・アロンソが参加する予定となっている。
2021年の第6戦アゼルバイジャングランプリにおいて、セバスチャン・ベッテルが
11番手スタートから好走を見せて最終的に2位でチェッカー受け、コンストラクター復帰した
アストンマーティンにとって初、かつベッテルの移籍後初の表彰台を獲得した。
現在の販売車種
DBS
DB12
DBX
ヴァンテージ
ヴァルキリー
ヴァルハラ