概要
ワノ国を占領している百獣海賊団ジャック軍の幹部「真打ち」の一人。
この「真打ち」という位置付けの人物は、ホールデムの他にもシープスヘッドやスピード、ドボン、ソリティア、ダイフゴー、ババヌキなど何名かいる。
地位が同格なのか何かしら差異があるのかは今のところ不明。
シーザー・クラウンによる人造動物系悪魔の実「SMILE」の能力者で、その結果、腹にライオンがくっついている。
彼が滞在しているワノ国「九里」の元締めは百獣海賊団大看板旱害のジャックであり、九里の町民たちはホールデムを怒らせ、ジャックが復讐に来て町が滅んでしまうことがないように細心の注意を払っている。
プロフィール
人物
ライオンの能力者らしく粗雑な性格だが、泣きそうなお玉を見て「かわいそうに 今にも泣きそうだ」と言ったり、SMILEの能力に頼って鍛えていない部下に「体力をつけろ」と怒鳴ったり、拠点の屋敷をルフィに壊されて「人ン家をぶっ壊しやがって」と怒ったり、感性はわりと常識人。
しかし海賊らしく情け容赦のない残虐な男であり、必要とあらば子どものほおを引きちぎることも厭わず、頭山盗賊団を追い込むため正面攻撃で気を引く一方でアジトを焼き払う二方面作戦を敢行するなど狡賢い。
自分の腹のライオンである噛二郎(カミじろう)を快く思っておらず、殴っては噛二郎に股間攻撃(そして双方悶絶)という逆襲を度々受けている。
ワノ国での滞在は長いようで、世界経済新聞も届かない鎖国国家において外の喧騒をほとんど知らず、ルフィと会った時も、ルフィを頭山盗賊団酒天丸の部下だと勘違いしていた。
戦闘能力
しかし異形の姿になりやすいSMILEの中でも一際異形となっており、腹に自我を持つライオンの顔「噛二郎」、尻にライオンの尻尾がくっついている。
ちなみに前足らしき2本の手もついているが、ジャンプ掲載時には作画ミスで噛二郎の手が描かれていないコマがある。
ホールデムは噛二郎を疎んでおり、よく殴るがは怒った噛二郎からホールデムの股間に殴打攻撃を喰らっている。
しかし体は共有しているのでどちらかがダメージを受けるともう片方もダメージも受け、噛二郎もホールデムも股間の痛みに悶絶することとなり、ホールデムの部下達は噛二郎の学習能力の無さに呆れている。
武器は、絡繰刀(カラクリとう)という刀。
原作では使う前に秒殺されてしまったが、アニメ版ではガリアンソードや蛇尾丸のようにバラバラに分裂する蛇腹剣となった。
「真打」という百獣海賊団の中の幹部格の地位におり、その実力はスピードやお菊にも「強い」と認められているほどだが、ワノ国に来たモンキー・D・ルフィの事を盗賊の部下程度と勘違いして侮っており、万国でビッグ・マム海賊団最高戦力シャーロット・カタクリと渡り合えるまでに成長したルフィには当然ながら全く歯が立たなかった。
アニメ版では尺稼ぎにより、(ジャックやイヌアラシと張り合える)アシュラ童子とそこそこ善戦できている。勿論本人もアシュラ童子を倒せるなど思っていなかったようだが。
技
- 獅子の火
ホールデムの腹のライオン「噛二郎」の口から炎を吐く攻撃。そんなライオンいねえ。
- ヘルファイヤーエッジ
アニメオリジナル。絡繰刀に炎を纏わせて攻撃。
本編
モンキー・D・ルフィのワノ国到着時、真打ちバジル・ホーキンスや真打ちスピードらやギフターズ30名程ら多くの部下達と、ワノ国博羅町の役人街に滞在。
凶暴な狒々をアッサリ手懐けたお玉の持つ力が本物の悪魔の実の能力と気付いてその利用価値に目をつけ、部下にお玉を攫わせる。
部下によると頰をちぎっていたというお玉の能力を強引に使わせようと頰をペンチでちぎろうとしたが、相撲対決でルフィが浦島を吹っ飛ばしたことで住処が壊れ、お玉を取り返したいルフィの前に現れる。
お玉を噛二郎に咥えさせ人質にし、「ルフィ達が動いた瞬間お玉を噛み砕く」と脅したが、ルフィの事を頭山盗賊団酒天丸の部下と勘違いし侮っており、ルフィの驚異的なスピードに全く反応することが出来ずにお玉を奪い返されてしまう。
更にお玉をペンチで拷問していたことを知って怒ったルフィの「ゴムゴムの火拳銃」によって一撃KOされた。
スピードはホールデムが瞬殺されたことに驚きを隠せなかった。
その後はしばらく気を失っていたようだが、カイドウが九里に現れた頃には気を取り戻しており、カイドウがおでん城を破壊するのを見て驚愕していた。
カイドウがルフィを捕まえてからは、(忍者海賊侍ミンク同盟の策略で)ルフィたちを「頭山盗賊団の手下」と誤解し、怒りに任せて頭山を襲撃。頭山のアジトを焼き払い、イヌアラシの目論見通りアシュラ童子をイヌアラシの下に誘き寄せてしまった。
その活躍を最後に、その後の動向は一切描かれておらず、消息不明となっている。
余談
・名前の由来は恐らくポーカーの一種である「テキサス・ホールデム」から。普通のポーカーと違って手札二枚プレイし、五人以上で行う事が多いのが特徴。
・ワノ国の過去編にて彼らしき祈祷師(声優も同じ)が登場するが、これが彼本人なのかはたまた関係者なのかは不明。
・99巻のSBSによるとモデルはダルタニアス。作者の尾田栄一郎が子供の頃のダルタニアスへの憧れを元にデザインしており、彼が描きたかったのがSMILEの始まりであると語っている。
関連タグ
カイドウ(ONEPIECE)・ジャック(ONEPIECE):上司
スピード(ONEPIECE)・バジル・ホーキンス:同じく真打とされるジャック指揮下の幹部