概要
フジテレビ系列で放送された、SMAPの香取慎吾主演のテレビドラマ『西遊記』とのタイアップ作品として、2006年1月号から『西遊記ヒーローGo!空伝』がコロコロコミックにて連載を開始。
原作のドラマが終了しても人気が高かった為、2008年6月号から、日テレ版の『西遊記』の要素をも取り入れ、更にタイトルを改名し、再スタートしたのが本作である。
(左が旧、右が新)
因みに物語を一旦リセットしたのか、三蔵と悟空達との出会いの描写が前作「Go空伝」とは食い違っている箇所がある。
そして本作の終盤にて、遂に三蔵の秘密が明らかになる。
前作同様アニメ化はされていないが、エンスカイから「妖怪大乱闘カードゲーム」のタイトルでTCG化された。未アニメ化にかかわらずホビー化が行われた珍しい作品である。
登場人物
前作「Go空伝」で着用していた衣装から変更されている。
登場した妖怪の中には、読者が応募して採用された妖怪が登場した事もある。
三蔵一行
本作の衣装は改題直前に行われた読者公募により選ばれた2つのデザインを組み合わせて完成したデザインであり、赤を強調としたデザインになっている。鎧もなくなった。
前作で見せたダークヒーローっぷりは本作でも健在。
本作では、緑を強調としたデザインになっている他、武器が釵から月牙に変更された。
本作では『8』の字が記された黒い帽子を着用している。
おにぎりが大好物で、これを巡った騒動もあった。
一行の唯一の人間であり、三人の師匠、まとめ役の法師。
いつも冷静だが、妖怪を見ると気絶する癖(体質とも)がある。しかし、自分目当てではない妖怪や自分に害のない妖怪は全く平気らしい(悟空達を見ても平気なのはそのため)。
準レギュラー
- サンゴーキ
悟空の相棒である巨大メカ。
後にドカンちゃんと結婚した。
- ドカンちゃん
女の子の火山妖怪で、元々は頭に火山があったが、サンゴーキに指を火口に突っ込まれ、そのまま爆発して消失(焼失?)してしまった。
これがキッカケで、彼女はサンゴーキに惚れ、めでたくゴールインを果たした。
- キントウン4号機
手足が生えた雲の姿をしたキントウン。しゃべることはできないためプラカードで会話を行う。かなりの酒乱でもあり酔っぱらってる様子も見受けられる。
妖怪達(一部)
- ハニーワン
- 埴輪の妖怪で、武者型埴輪と馬型埴輪のコンビ。
因みに破損しても、ボンドさえあれば復元が出来るらしい。
- デンデン
- カタツムリの妖怪で、必殺技は目玉アタック。
- ビロギオ木材
- ピノキオのパロディーで、嘘をつくと鼻が伸びる。
が、実は手足も伸ばせる。
- キョンピー
そのまんまキョンシー。
- ライアー
大長編『絆深き破門』に登場。
妖怪ハンターを名乗っている美青年が、実はとんでもない大悪党で、近くの村で妖怪をたぶらかしては徹底的に痛め付け、村人から報酬金を獲ていたとんでもないヤツ。
更に三蔵を捕らえ、オークションで妖怪達に高く売り捌こうとしていたが、最終的に悟空に倒され、その後は恐らく役人に引き渡されたと思われる。
- ジョン・レモン
- ジョン・レノンのパロディーキャラであるレモンの妖怪。
毒を吐く犬に乗り、ギターを弾いている。
- はんにゃあ
- 般若のお面の様な妖怪。
知る人ぞ知る、桃から生まれたヒーロー。しかし、今ではオッサンなうえ、刀の手入れを怠っていたため、錆びて抜けなくなっていた。
- スターマン
星男。
一振りすると、何でも願望が叶うステッキを持つ。
- コンロン一味
物語の黒幕ともいうべき奴等。
三蔵(コウリュウ)の兄を食い殺した後、物語の終盤で天竺をメチャクチャにしていた。
以下、ネタバレ注意
三蔵法師は実は女性であり、名はコウリュウ。
双子の兄が彼女の代わりにコンロン一味に食べられてしまった為、兄に代わって三蔵法師となった。
言うまでもなく、彼女が妖怪を見ると気絶してしまうのは、そういった暗い過去があった為である。