概要
「月刊コロコロコミック」で連載されていた、小西紀行のギャグ漫画。
三蔵一行が天竺へ向かうのを様々な妖怪が妨害するというのが大まかなストーリーである。
原作との解離が激しいが、一応作者は原典小説版を全部読んだ上で描いており「西遊記のマンガだと思って読んでしまったファンのみなさんごめんなさい」とまで書いている。
元々フジテレビ系で放送された香取慎吾主演のドラマ『西遊記』のタイアップギャグ漫画(従って、キャラクターの意匠は香取西遊記によく似ている。悟空が金髪な所とか)だったが、人気のためかドラマ終了後も連載が続けられている。
内容はブラックジョーク(暴力シーンやグロテスクな表現によるギャグ)が非常に多い。
『月刊コロコロコミック』では2006年1月号から2008年5月号、『別冊コロコロコミック』では2006年10月号から2008年6月号まで連載された。単行本は全4巻。
2008年6月号からフジテレビ版『西遊記』と日本テレビ版『西遊記』(通称:堺西遊記)をミックスした『ゴゴゴ西遊記 新悟空伝』がスタートした。こちらは2012年4月号まで掲載された。単行本は全9巻と第1期より長く続いている。作者いわくリメイクでありGO空伝の続編ではないとのこと(実際、矛盾する描写が多い)。
同時期に「妖怪大乱闘カードゲーム」というカードゲームが発売された。
登場人物
三蔵一行〈メインキャラクター〉
お調子者でやや短気。如意棒を操り、妖怪を倒していく。
金斗雲も操るが、この金斗雲は4つある(詳細は後述)。頭には金の輪っか「緊箍児(きんこじ)」をはめられている(詳細後述)。
基本的にクールだが、自信がないといいながらもノリノリでボケに回ることもある。
性格は基本的にのんびり屋で弱虫だが、芯の強いところも見せる。
悟空によく「人間ミサイル」の弾にされたり、悟空に非常食とよく言われ、たまに焼かれたりと、主に一行の道具として使われる。
一行の唯一の人間である人物で、悟空達のまとめ役の法師。
いつも冷静だが、妖怪を見ると気絶する癖(体質とも)がある。
しかし、自分目当てではない妖怪や自分に害のない妖怪は全く平気らしい(悟空達を見ても平気なのはそのため)。
妖怪
悟空達が旅の途中で出会う妖怪達である。
皆、食べると不死になると噂される三蔵を狙っている(作中では、黒皇が天竺へ旅立った僧を食べ、不死となったことから高僧を食べると不死になる噂が明らかとなった)が、四つ手弁慶や美ーちゃん、炎魔など人的無害の妖怪もいる。
大抵は出会ったその時に悟空などにやられてしまう。
仲間割れして三蔵法師の肉を奪い合ったり、仲よく半分で食べようとする妖怪がいるなど、非常に弱肉強食である。
また金蟹や黒皇など悟空を抹殺して功績を我が物にしようと企む妖怪もいる。
妖怪の名称は『西遊記ヒーローGo空伝!』では名称が無い妖怪も多々いたが、『ゴゴゴ西遊記 新悟空伝』からは妖怪の名称も表示されるようになった。
紹介順序は月刊、別冊コロコロ掲載に準じている。
関連タグ
カードウォリアー 仮面ライダーズ:同じくらい主人公が外道な作者の別作品