この単行本を買って読んでくれている皆様。ありがとうございます。
友達から借りて読んだり、古本屋で読んでくださっている方々。今すぐ書店にGo。
立ち読みしている方はグーとパーで交互に叩いた後チョキで全身を突きます。
(Go空伝に毎回掲載されていた作者コメント)
概要
長崎県島原市出身、10月3日生まれ。自画像は●とチョンチョンだけ。
1997年、『月刊少年ジャンプ』にて『E-CUFF』でデビューし、同じく『月刊少年ジャンプ』にて『リトル~神様修行中〜』(原作:えんどコイチ)で連載した。
2004年からは、『月刊コロコロコミック』でアムドライバーを漫画化した『のってけ!野郎 アムドライバージェナス爆闘伝』を連載。以降は『コロコロコミック』系列誌で活動するが、週刊少年サンデーで戦国コレクションを漫画化した『小悪魔王伝 戦コレ!』で久しぶりに『コロコロコミック』以外の漫画雑誌で連載した(ちなみに週刊誌での連載は初めて)。この漫画が終了後、『月刊コロコロコミック』で妖怪ウォッチを漫画化。
作風
『のってけ!野郎 アムドライバージェナス爆闘伝』以降からはアニメやゲームなどのコミカライズを描くが、主人公(ジェナス、悟空、龍騎、信長など)が敵を倒すために不意打ちはもちろんのこと味方を身代りにしたり平気で裏切ったり挙句の果てには武器にしたりなどと下手な悪役より卑怯なことが多いため、正直言うと良くも悪くも読者を選ぶ作風である。原作が有ろうが無かろうが顔芸が死ぬほど連発し、女性キャラですら平気でボッコボコにするため、原作ファンは憤死スレスレの内容になることも多い。
特に『ゴゴゴ西遊記 新悟空伝』では、敵キャラの牛魔王が悟空一行にこの漫画の苦情の手紙(牛魔王曰く貴重なご意見らしい)を大量に見せているが、悟空は愕然したり意に介するどころかそれらを足蹴にし、「うっせぇな、このバカタレ。オレはクレーマーなんかに用はねえんだよ!」と怖い顔をしながら一蹴した。また別の回では、三蔵法師が悟空に同じく苦情の手紙を見せつけ、説教するシーンがあり、悟空が「ああ、またあのうるさくて面倒な苦情(クレーム)かよ。退屈なヤツがいるもんだな。」と愚痴を零したりと本作の連載を恰も自虐ネタのように皮肉るシーンも存在する。
ただし、これらの設定などは殆どが本作オリジナルのもので、例えば猪八戒が小柄な体格で気弱であるキャラクター設定や、初期に悟空が乗った筋斗雲が羽根のような形をしていたなど、細部にしかドラマとの共通点がない(ちなみに原作小説『西遊記』はちゃんと最後まで読んでいることは単行本のおまけページで書いてある)。
更に一部の話で繰り広げられるバトルシーンや感動シーンもあるなど、小西氏自身としてはあれはあれで一生懸命なのである。
『妖怪ウォッチ』では、友情をメインとするためか卑怯な手段を使うことは少なくなっているが、顔芸やオーバーな表現、ウィスパーバットやウィスパーヨーヨーなど味方を武器にするという非情さは健在である。
ちなみに、ボー坊・魔ガサス・アペリカン・ジコチュウ・ミカエリ・テレテル坊主などは小西氏がデザインした妖怪である。また、ゲーム中の建物の中に置いてある漫画にも小西氏の描き下ろしの漫画がある。
また、単行本の裏表紙ではその巻に登場する脇役や妖怪達が勢揃いしていることが多い。
代表作品
連載
読切
- 新・光神話パルテナの鏡(月刊コロコロコミック)
- 二ノ国(コロコロG)