概要
ソニックシリーズの生誕20周年を記念したタイトル。
『白の時空』と『青の冒険』の2バージョンでリリースされ、『白の時空』はPS3、Xbox360、『青の冒険』はニンテンドー3DS用ソフトとなる。
最大の特徴としてはメガドライブ時代のクラシックソニックと『ソニックアドベンチャー』以降のモダンソニックが共演するところである。この共演はプロデューサー曰く「本来ならタブーだった内容」だという。
本作のステージはセガ社員やファンのアンケートにより選ばれた過去のソニック作品のステージのリメイクとなっており、『グリーンヒル』など原作では2Dだったステージを3Dで、『シティエスケープ』など3Dだったステージを2Dで楽しめる。
2024年2月1日より『ソニック×シャドウ ジェネレーションズ』が発表され、シャドウがプレイヤーキャラとして参戦。秋により発売される。
※以下の項目にはネタバレが含まれています
ストーリー
ソニックの誕生日パーティーを開いていた最中、突如現れた謎のバケモノによってソニックの仲間たちが次々と謎の渦に巻き込まれ、ソニックも吹き飛ばされてしまう。ソニックが気が付くとそこは真っ白な世界。全てが謎なまま、ソニックの新たな冒険が始まる。
ゲームシステム
『白の時空』と『青の冒険』では収録されるステージが異なる(但し『グリーンヒル』は共通)。
『白の時空』では各ゾーンのACT1がクラシックソニックによる2Dアクション、ACT2がモダンソニックによる2Dと3Dの混合アクションとなる。クラシックソニックの基本的なアクションは『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』に、モダンソニックは『ソニックワールドアドベンチャー』に準じている。
『青の冒険』ではACT1、2共に2Dアクションとなるが、モダンソニックパートでは『ソニックラッシュ』や『ソニックカラーズ(DS版)』のようなステージ構成となる。また、インターネットを使った対戦や、すれちがい通信にも対応。
クラシックソニックの効果音(SE)はメガドライブ時代のものを使用しており、無敵時のBGMも『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』まで使われていたもののアレンジを使用している。
登場キャラクター
本作でも多くのキャラクターが登場するが、操作できるのはあくまで2人のソニックのみとされている。
レギュラーキャラクター
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ(声:金丸淳一(モダンのみ))
- マイルス"テイルス"パウアー(声:広橋涼(モダンのみ))
- Dr.エッグマン(声:大塚周夫(クラシック、モダン両方))
- メタルソニック(声:なし(クラシックのみの出演))
- シャドウ・ザ・ヘッジホッグ(声:遊佐浩二)
- シルバー・ザ・ヘッジホッグ(声:小野大輔)
以下、白の時空のみ
- ナックルズ・ザ・エキドゥナ(声:神奈延年)
- エミー・ローズ(声:川田妙子)
- クリーム・ザ・ラビット(声:あおきさやか)
- ルージュ・ザ・バット(声:落合るみ)
- ベクター・ザ・クロコダイル(声:三宅健太)
- エスピオ・ザ・カメレオン(声:増田裕生)
- チャーミー・ビー(声:鉄砲塚葉子)
- ブレイズ・ザ・キャット(声:高森奈緒)
初登場キャラクター
時空の歪みに巻き込まれた過去の時代のソニック。モダンソニックと事件解決に向けて共闘する。
喋れないが、身振り手振りのジェスチャーで意思疎通をする。
過去の存在という事もあり、アクションを起こした時の効果音がメガドライブ時代のものとなっている。
クラシックソニックと同じく、今回の事件に巻き込まれた過去の時代のテイルス。
クラシックソニックとは違い、普通に会話ができる。声優はモダンテイルスとは別人で、久々に子役が担当。
- クラシックエッグマン(声:大塚周夫)
過去の時代のエッグマン。現代のエッグマンと手を組み、歴史を自分達の思うままに作り変えようと企む。
性格は現代のエッグマンと比べて落ち着いたものとなっており、高笑いをし過ぎてむせこむ彼を見て「こんなにいかれてしまうのかね、わしは……」と半ば呆れている。
過去の時代のメタルソニック。
時空の歪みから発生した謎の怪物で今作の事件の元凶。通り過ぎた場所から時間を奪い去る力を持つ。
詳細は不明だが、カオスエメラルドの力を苦手としている。
ストーリー終盤では二人のエッグマンに改造され、ラスボスとして立ちはだかる。
登場ステージ
( )内は元となったタイトル
白の時空
- Green Hill(ソニック・ザ・ヘッジホッグ)
- Chemical Plant(ソニック・ザ・ヘッジホッグ2)
- Sky Sanctuary(ソニック&ナックルズ)
- Speed Highway(ソニックアドベンチャー)
- City Escape(ソニックアドベンチャー2)
- Seaside Hill(ソニックヒーローズ)
- Crisis City(SONIC THE HEDGEHOG)
- Orange Roofs/英名:Rooftop Run(ソニックワールドアドベンチャー)
- Planet Wisp(ソニックカラーズ)
青の冒険
- Green Hill(ソニック・ザ・ヘッジホッグ)
- Casino Night(ソニック・ザ・ヘッジホッグ2)
- Mushroom Hill(ソニック&ナックルズ)
- Emerald Coast(ソニックアドベンチャー)
- Radical Highway(ソニックアドベンチャー2)
- Water Palace(ソニックラッシュ)
- Tropical Resort(ソニックカラーズ)
関連商品
過去のソニック作品の最初のステージのBGMを集めたサウンドトラックCDが予約特典となっている。
インターネット通販サイト『エビテン』では上記以外にもソニックが彫られたクリスタルキューブが付いた『20周年記念セット』を販売していた。こちらの再販は現在未定。
海外では日本に先駆けて11月1日に発売され、PS3、Xbox360の他にもPC版がDL販売されている。特製フィギュアやリングなどがセットになったコレクターズエディションも数量限定で販売された。
オリジナルサウンドトラック「SONIC GENERATIONS Original Soundtrack : Blue Blur」は2012年1月11日発売予定。
関連イベント
2011年12月23日 … 「ソニックジェネレーションズ ファン感謝祭」
スペシャルライブやソニッククイズ大会、グリーンヒルステージのタイムアタック大会も行われる。
余談
白の時空では「チャレンジACT」というミッション要素があり、主に指定されたスキルを使ってクリア、ゴールプレートをなるべく落とさずに目的地まで運ぶ、といったものがある。
モダンとクラシックで内容は別々だが、用意されているミッションのジャンルは共通している。
仲間たちが登場するチャレンジACTは、クリアした後に話しかけると会話できる(モダンとクラシックの2人分がある)が、モダンソニックの場合ブレイズからは少し意外な話を聞くことができる(ただ現時点でその話に関する情報がそんなに出回っておらず、全く話題にならないとは言い難い内容なこともありそもそもこの仕様にあまり気づかれていない可能性がある)。
おそらく初回限定。