「そして、巨大な身体を得たガオライオンが、炎の翼と聖なる武装を身にまといし時、偉大なる勇者・ガオケンタウロスが誕生したのです」(作中ナレーションより)
スペック
全長 | 78m |
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全高 | 87m |
全幅 | 80m |
重量 | 8,260t |
出力 | 8,500万馬力 |
概要
「QUEST43 獅子灼熱する」と「QUEST44 亀岩(ガオズロック)、落ちる」に登場。精霊王の1体で大いなる勇者や偉大なる聖者の異名を持つ。
巨大化したガオライオンにガオファルコン、ガオシャーク、ガオタイガーによって構成された上半身が合体、さらにガオエレファントを武装することで完成。
巨大な翼と4本足を備えた精霊王の中でも際立って、異質なフォルムが特徴で陸と空を自由に駆け回るのみならず、時空までも超える力を有している。
出力もガオゴッドやガオハンターブルームーンに次いで高い。
技・武装
イカロスバインド
ガオファルコンの翼の目から放つ拘束光線。
エレファントソード
ガオエレファントが変形した剣。
エレファントシールド
ガオエレファントが変形した盾。
究極剣技・獣王の舞
イカロスバインドで敵の動きを封じ、空中からエレファントソードで滅多切りにする必殺技。
作中での動向
テトムの祈りがこもった卵焼きを食べたガオライオンが巨大化した後、パワーアニマルの力のみでガオケンタウロスに合体。百獣戦隊ガオレンジャーが閉じ込められた鬼霊界に赴き、ガオレンジャーを救出。ソウルバードなしの状態でもデュークオルグ・ドロドロを倒してみせた。
2度目の出撃となったハイネスデューク・ラセツとの戦いでもラセツを圧倒・撃破するのだった。
ラセツ戦後、ガオライオンが元の大きさに戻った為、以降の話では登場することはなく、作中では僅か2回のみの登場となったが前述したフォルムやこれらの戦績により、視聴者にも強いインパクトを残すと最強の精霊王と呼べる存在だった。
備考
- ガオケンタウロスとしての造形物は製作されていないのか、映像上では全体像を映す際にはCGで描写し、スーツでのアクションの際には上半身のみを映すというスタイルとされている。また、後述のDX玩具の仕様とは異なり、CG映像の方では設定通りガオライオンのブースター部分がそのまま備わった形とされている。
- 実現には至らなかったもののQuest.44でのラセツとの戦闘の際にはガオゴッドから武器であるパワーボウを授けられるという場面も描かれる予定であったという。
- ケンタウロスの名を冠しているとはいえ、構成するパワーアニマルにウマ(もしくはウマ科)のそれは一切含まれておらず、厳密な扱いとしてはタウル(四足の体型を持つ獣人・亜人を指す語句)に類するのではないか、と指摘する向きもある。
玩具
パワーアニマルシリーズ
ガオケンタウロスとしてのセット箱は存在しないものの、「パワーアニマルシリーズ」の第9弾として「DXガオライオン」が、年末商戦時期の2001年12月上旬に一般発売されており、これと別売のPAシリーズ各商品を合わせることで再現が可能となっている。
「DX超合金 百獣合体ガオキング」付属のガオライオンとは異なり、亜鉛合金製のパーツは使用されず、メインカラーの赤も顔面以外は成型色のままで処理されている一方、関節部のシルバーはメッキ仕様とされていたりもする。
また、作中での合体シークエンスとは異なり、上半身を接続する際にはブースターも含めた背面のパーツを外す必要がある。このブースターには、付属のミサイルを装填し発射できるという玩具オリジナルのギミックも備わっている。
SMP
同シリーズでもガオケンタウロスとしてのセット発売はないものの、「百獣合体 ガオライオン&ガオエレファント」として、巨大なガオライオンと通常カラーのガオエレファントのセットが、プレミアムバンダイ限定で商品化(2022年7月発送)されている。
こちらは作中と同様に、ブースターを取り外さない状態での合体が可能で、ジョイントは腹部を押し込むのと連動して背面のカバーが開き、内部からせり出すという構造とされている。また大型のサイズである点を活かし、足首や頭部それに腹部など、同シリーズの「百獣合体 ガオキング」付属のガオライオン以上に関節可動が充実した仕様となっているのも特徴の一つである。
関連タグ
ウルケンタウロス:『魔法戦隊マジレンジャー』に登場する巨大戦力の一つ。その名の通りケンタウロスをモチーフとした、四足歩行の巨大戦力という点で共通項を有する一方、こちらは明確にウマの要素が含まれているという点で相違している
ガオゴーカイオー:『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する巨大戦力の一つ。ガオケンタウロスと同様に、巨大化したガオライオンが下半身を構成する合体形態である
ゴーバスターライオー:『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場する巨大ロボの一つ。構成するマシンの一つが、ライオンモチーフであるという点で共通している他、映画『特命戦隊ゴーバスターズVSゴーカイジャー』では幻のレンジャーキーの効果により、ガオキングからさらにガオケンタウロスへと多段変身を遂げたこともある