Post Traumatic Stress Disorder(心的外傷後ストレス障害)の略称。
心の傷は、心的外傷またはトラウマ(本来は単に「外傷」の意だが、日本では心的外傷として使用される場合がほとんどである)と呼ばれる。
地震、洪水、火事のような災害、または事故、戦争といった人災や、テロ、監禁、虐待、強姦、いじめを含む犯罪、流産など、多様な原因によって生じうる。
具体的な症状は、不眠(過覚醒)、フラッシュバックなど多岐に及ぶ。一部だが、「生きるか死ぬか」の選択肢まで狭まり、防衛反応から来る激しい攻撃性によって他害に走るケースも存在する。
アメリカでは1970年代から80年代にかけて(※)ベトナム帰還兵のPTSDが深刻化し、2000年代以降もイラク戦争やアフガニスタン戦争をはじめとする対テロ戦争に投入されたアメリカ軍兵士の間に多く見られ、再び社会問題と化している。
日本でも太平洋戦争後、復員兵や空襲を受けた民間人に多く見られた。
※1973年までアメリカは徴兵制があったため特に兵役を終えてベトナムから帰還した兵士はPTSDの影響で社会復帰が非常に困難となり、ホームレスになったり犯罪に走るなど社会問題になった。
関連タグ
- 藤木遊作:作中の事件の被害者。
- ミオリネ・レンブラン:2023年初頭あたりでの被害者
- ロナルド・リー・アーメイ:ハートマン軍曹役で有名な元米海兵隊の俳優。そのイメージとは裏腹に戦場での負傷が原因でPTSDに苦しんでいたとされる。