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マリー・アントワネット・オルタの編集履歴

2024-03-24 13:10:41 バージョン

マリー・アントワネット・オルタ

まりーあんとわねっとおるた

『Fate/Grand Order』に登場するアヴェンジャーのサーヴァント。

「みんな、みんな大嫌い。あなたのことも大嫌い。ふふふふ!」


プロフィール

真名マリー・アントワネット〔オルタ〕
クラスアヴェンジャー
性別女性
身長160cm
体重48kg(第1再臨)/ 53kg(第2、3再臨)
出典史実
地域欧州
属性混沌・悪・地 ※
好きなものお風呂
嫌いなもの何もかも
ILLUSTギンカ
CV種田梨沙

※ 副属性は「無辜の怪物」スキルを含有する「血塗れの首飾り」スキルの影響を受けて「人」から変化している(醜聞寄りの存在となったからか)。


概要

Fate/Grand Order』に登場するアヴェンジャークラスサーヴァント。レアリティは☆5。

オーディール・コール奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』で実装、スト限ガチャに追加された。


2020年に開催された『Fate/Requiem』コラボイベント『Fate/Requiem盤上遊戯黙示録』で『黒いマリー』名義で初登場してから実に4年越しのプレイアブル実装となった。


シナリオ上の名称は『マリー・アントワネット・オルタ』又は『マリー・オルタ』だが、実装時の告知表記と作中での名称が異なる事はよくあり、前例も存在する。シナリオを一定以上進めなければ判明しないため、対外的な公式の正規名称となっている。「マリー・アントワネット〔オルタ〕ピックアップ召喚」「マリー・アントワネット〔オルタ〕のデザイン」


人物

一人称は第1再臨は「わたし」、第2再臨以降は「私(わたし)」

王権の死と王妃の絶望から生まれ落ちた黒き華。偶像(アイドル)である自身を捨て、ただ一人の復讐者として自己を定めた王妃。誰をも恨まず民と国を愛し、理想を口にして微笑む英霊マリー・アントワネットが意識して切り捨てた絶望、怒りと哀しみ、呪詛、その凝集。


英霊マリー・アントワネットの別側面であり、辿った人生はフランス王妃マリー・アントワネットのものと完全に同一ではあるが、こちらは悲劇の王妃、子を失った母としての自覚が強い。


その為、一見した明るい振る舞いや声色こそ元のマリーと似ているが、その表情や言動には拭えぬ自棄っぱちな態度が滲み出る。召喚されるや直ぐにマスターに対し『大嫌い』と毒突く、『殺したい』『みんな、死ねばいいのに』など他者に対して平然と暴言を吐く程にその性格は歪んでおり、騎士王や救国の聖女のオルタと同じく冷酷で苛烈。更に「自分も憎い」という自己嫌悪混じり。


一方で、通常霊基のマリーよりも母親としての自覚が強く、子供(或いは幼年型の英霊)に対してはとても優しい。ともかく優しい。ただし、甘やかすだけでなく躾けはしっかりしている。

また、アマデウスを初めとした生前の知り合いとは関わりを避けている。


能力

ライダーのマリーと同じく、百合型の魔力弾やガラスの馬を扱うことが可能だが、防衛・支援に秀でた向こうと違い、こちらは攻撃面に大きく寄っており、色も憎悪に染まってか黒くなっている。


モーション中では、スピンと共に黒い衝撃波を放つ、黒百合の魔力弾を叩きつける、ジャンプからの連続蹴り、黒い魔力で斬り裂く、ガラスの馬に騎乗して敵を踏み砕くという攻撃を見せる。


第2再臨以降では、黒百合の旋風や魔力弾の他、先端に刃の付いた蔓状の鞭(手に持って振るったり、頭上から落としたりする)や、宝具『嘲りの断頭台』を用いた苛烈な攻撃手段を用いる。


ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香BA+C+BB+A

保有スキル

復讐者(C+)アヴァンジャーのクラススキル。復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変化する。スキルの+は、フランス全体からの恨みを受けている為と思しい。
忘却補正(C)アヴァンジャーのクラススキル。人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。比較的平均的なランクとなっている。
自己回復(魔力)(B)アヴァンジャーのクラススキル。復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。微量ながらも魔力が毎ターン回復する。やや高ランク。
血塗れの首飾り(B+)豪奢な首飾りを巡る一大詐欺事件。首飾りには、160万リーブル分のダイヤモンドが用いられていたという。マリー・アントワネットは無実でありながら、この『首飾り事件』の裏で陰謀を企てたとされ、民衆の非難に晒される事となった。王権の失墜を示す事件であり、その象徴となった首飾りはスキルとなってマリー・オルタのものとなった。本来は『無辜の怪物』を含む複合スキルだが、本作での効果は異なる。
嘲りの断頭台(B)ギヨチーヌ・リカヌマン。後述する通り本来は宝具。
我が愛はとこしえに(EX)アヴェンジャーとして召喚されてなおも残る、我が子らへの深い愛。最早妄執と化したマリー・オルタの愛は、驚異的な防御効果、自己再生及び他者再生、疑似的な不死の付加といった複数の効果を対象に齎す。

宝具

悲劇流転・黒華葬列(ヴィ・ヴィクテス)

  • ランク:B+
  • 種別:対国宝具
  • レンジ:1~80
  • 最大捕捉:600人


「吹き荒ぶ嵐のように。」

「全ての民に災いを……明日の敗者(はいしゃ)に災いを……『悲劇流転・黒華葬列(ヴィ・ヴィクテス)』!!――皆、皆許さない!!」


「寂々たる夜のように。」

「誰も愛してはいけない……誰も許してはいけない……『悲劇流転・黒華葬列(ヴィ・ヴィクテス)』!!――嗚呼、全てに呪いあれ!!」


マリー・アントワネット・オルタに祝福されながら花開く巨大な黒百合。この黒百合は呪詛を放ち、範囲内の生物をたちまち衰弱死させ、無生物を自壊させる。フランス王家の紋章(百合の花の紋章、フルール・ド・リス)の反転であり、王権の呪いであり、光なき闇であり、断末魔の叫び。


真名である「ヴィ・ヴィクテス(ウァエ・ウィクティス)」は紀元前四世紀のガリア王ブレンヌスの言葉。本来は敗者たるローマへの侮蔑を意味し、古き敗者への災いを叫ぶことで、マリー・オルタはすべての驕れる人々に明日の敗北と失墜を予言する。モーション中でも時々同じ言葉を叫ぶ。


フルール・ド・リスは現在、菖蒲を様式化したものであり百合ではない、と言われることがある。しかし過去に於いて、フランス王家は聖母マリアの百合と結びつけ、信仰の象徴、王家の百合として尊んだ。彼らと彼らを愛した人々にとっては、フルール・ド・リスは“美しき百合”であったのだ。


嘲りの断頭台(ギヨチーヌ・リカヌマン)

  • ランク:C(スキルとしてはB)
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:0~5
  • 最大捕捉:1人

虚空から出現して敵を切断する(ギロチンを思わせる)巨大な黒い刃。革命の成功と王家の断絶を象徴する刃、自らの死因となったそれを、マリー・オルタは自在に操ってみせる。

第2、3再臨のエクストラアタックにおいて使用している。


百合の王冠に栄光あれ(ギロチン・ブレイカー)

  • ランク:不明
  • 種別:不明
  • レンジ:不明
  • 最大捕捉:不明

ライダー時でも主力として有している宝具。

第1再臨におけるエクストラアタックにて使用している。


ゲーム上での性能

第1スキル「血塗れの首飾り」の効果はNPが最大30%。毎ターン20%(3T)、被ダメージ時にNP10%獲得(5回/3T)。アペンドスキル2を開放しておくと周回において即座に宝具が打てる上、高難易度でも自分に攻撃が来るとNPを10%得られるところも高ポイントである。


第2スキル「嘲りの断頭台」は、呪いを敵全体にダメージ最大5000(3T)、自身に呪い特攻30%、アーツ性能30%(3T)を付与。スキルの呪い付与ダメージは2000が最大だったため、2024年実装で1位。呪い特攻、アーツアップを自身に付与してくれる為、宝具ダメージにも貢献できる。


スキル3の「我が愛はとこしえに」は自身に無敵(3回/3T)、自身を除く味方全体に最大3000のガッツを付与(1回/3T)味方全体のHPを3000回復。シェヘラザード以来となる自身以外の全体ガッツ付与スキル持ち、自身にも無敵を付与してくれるので、相手のチャージ攻撃で防ぐことが可能。


宝具『悲劇流転・黒華葬列』は、カード種別はArts。自身の宝具威力アップ(1T/OC:20〜40%)敵全体に呪いを付与(5T/1000)呪厄を付与(5T/100%)強力な攻撃、チャージを1減らす(確率100%)、即死を付与(確率)。宝具威力アップは宝具前に発動するため火力に貢献でき、さらに呪いと呪厄が付与されるためスキル2と合わさるとさらなるスリップダメージを与えることが可能。チャージも確定で減らせることが可能なため、相手のチャージ攻撃を何回も遅延させられる。


基本的に呪い特攻で殴りつつNPを貯め適宜宝具を放つバトルスタイル。

その都合上、弱体対策を持つ敵が相手の場合火力が落ち込むという欠点がある。

そのため、指令紋章や味方の効果など呪い付与の手段を複数用意しておこう。


なお、生前から縁のあるアマデウスやサリエリとはスキルや宝具の噛み合わせが良く、耐久性が低い彼らをマリー・オルタが守ることで自陣の攻勢を維持することが可能。


関連人物

生前

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

誰よりも自然体で接してくるであろう相手。

この姿になった自分を見せたくない為、会うことを拒否して距離をとろうとしている。


Fate/Grand Order

マリー・アントワネット

良い子の自分。今更話す事もないとしてあまり関わりたがらずにいる。向こうも話をしたいとは思っているが、きっと嫌がるだろうと言うことを理解しており、話しかけないようにしている。


ナポレオン

フランス王家滅亡後に支配者となった者。

元のマリーと違い、嫌味交じりに嫌悪感を表している。


藤丸立香

契約したマスター。嫌いと言いつつどこか仲間意識を向けている節がある。

ストーリー中では彼/彼女が自身と同じ「復讐者」となることに期待しているが……?


エウロペ

元のマリーと違い、母性愛に満ちた彼女に苦手意識を抱いている。

あちらは平常心で接してくるであろうことは想像に難くない。


バーヴァン・シー

あちらからは『民衆によって殺されたドロッドロの復讐者』同士としてシンパシーを感じられ、かなり好意的に見られている。なお、彼女は娘属性であり、母親属性のマリーとは反対。


ジャンヌ・オルタ

元のマリーが英霊となった後に出会った友人のオルタ化した姿。捻くれた性格、己を見捨てた祖国、国民、そしてこの世の全てに憎悪しアヴェンジャーとしてオルタ化するなど、共通点もある。


余談

  • プロフィールの通り、少女期(第1霊基)と成人後(第2・第3霊基)で身長が変わらないが、体重だけ5kg増えている。その大半がどこを占めているのかは言うまでもない。

関連イラスト

センシティブな作品黒いマリー


関連タグ

Fate/GrandOrder 不可逆廃棄孔イド

サーヴァント アヴェンジャー(Fate)

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