クー(カービィ)
くー
概要
名前の由来はおそらく、陸・海・空の「空(くう)」からだと思われる。
リック、カインと共に『星のカービィ2』で初登場し、その後も『星のカービィ3』『カービィのきらきらきっず』等で共演している。
主にステージの道中でカービィと合体する(足でカービィをつかむ)ことによって活躍し、これによって強風が吹いているエリアでもその流れに逆らって進むことができる。また、カービィがコピー能力を持っていると、それぞれの能力に対応した強力な攻撃を行うことができる。
カービィ達の住むプププランドでは有名人らしく、一人称は「オレ」と思われる。
『星のカービィ3』ではカービィと合体できる仲間達はそれぞれ恋人(リック、ナゴ)、母親(ピッチ)、友達?(チュチュ)、妻(カイン)が登場したが、クーだけは関連するキャラが登場しなかった。なのでボッチ扱いされることがたまにある。
その他にも、カービィが違う仲間と一緒にいるとボサボサ頭で完全オフ状態の情けない姿を見せたり、後述のクリーンでの攻撃時の姿等ネタ要素が増えている。
『星のカービィ64』にクー自身は登場しないが、コピー能力ミックスのストーンカッターの変身パターンとして登場。石の体のまま一定時間空中を飛んで移動することが出来る………
と聞くと聞こえは良いが、変身パターンの中にはもっと素早く飛行移動できるピッチも登場するので、半ばハズレに近い。それでも変身パターンの中では移動できる方だし、これに変身するよりは遥かにマシである。
『スターアライズ』ではドリームフレンズ「リック&カイン&クー」として登場。プレイアブルとしての復帰は『3』以来20年ぶり。
リック・カインと合わせ3匹で1キャラ扱いで空中での移動はクーになる。能力はカッターとパラソル。ダッシュ攻撃であるクーパラソルは移動と攻撃を同時に行える便利な技。なお今回はカービィを乗せる場合、足でつかむのではなく背中に乗せる。
能力
- アイス
- 2:カービィが冷気を吐く。攻撃方向は下半分180°の範囲内で変えられる。
- 3:カービィが吐き出した雪玉を、クーが3本の氷柱に変えて前方へ放射状に発射。『2』のカッターに近い。
- カッター
- 2、スタアラ:前方へ3枚の羽根を放射状に発射。
- 3:1枚の羽根を発射。発射方向は変更可能。
- ストーン
- カービィが石化し、急降下攻撃。『3』ではその状態のまま飛ぶことも可能。
- スパーク
- カービィが真下へ雷を落とす。
- ニードル
- カービィが下へ棘を伸ばす。『2』ではたくさんの棘をそのまま伸ばすが、『3』では棘をまとめて1本にする。
- バーニング
- 炎を纏い、前方斜め下へ突撃。
- パラソル
- クーが頭上にパラソルを出し、その状態で横回転。回転中は無敵。性質としてはトルネイドに近い。『3』では弱体化。
- クリーン
- ハタキになったクーをカービィが振るう。何かとネタにされやすい(特にクーの表情に注目)。傷つけたくないものを綺麗にする時に役立つかも?
BGM
原曲
正式曲名:「クーのテーマ」
作曲者:池上正
クーと合体中に流れるBGM。作曲者は「星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート」にて判明。
哀愁漂いながらもスピード感が出ている曲。
池上氏曰く、初めて安藤浩和氏に聴かせた際、彼から「なんで和風なの?」と戸惑われたとのこと。
トリプルデラックス(カービィファイターズ!)
正式曲名:「クーの森」
編曲者:安藤浩和
『3』の1-5をモチーフとした同名ステージで流れる、「リックのテーマ」とのメドレー。
後半部分に入る「リックのテーマ」に合わせてか、キーが1つ上がっている。『カービィのエアライド』の「エアライド:ヴァレリオン」のような雰囲気になった。
スーパーレインボー
2曲アレンジが存在。どちらも編曲者は酒井省吾氏もしくは大原萌氏。
正式曲名:「砂の上に進むために」
2-2の最初と最後に流れる。かなりスローテンポになったアレンジ。
正式曲名:「クーのテーマ」
サウンドテスト限定曲。
原曲を正統派アレンジしながらも、エキゾチックな雰囲気が増している。
カービィファイターズ2
「クーの森」の裏曲で、同曲のメタルアレンジ。
CV.春林→神崎ちろ
ゲームとは設定が異なり森の鳥たちの長老的な立場で、老女のような口調で話す。また、リックやカインとの親交も特にない(リックとは同じ木で暮らしているが)。
同じトリのトッコリからは尊敬されているが、彼の頑固さには呆れている様子。
85話ではメームが昼夜逆転生活を始めたおかげで、自身と同じ夜行性動物と化した彼女と仲良くなっている。
アニメ内のおもなセリフ(話数順)
登場話数の合計は10話と、仲間トリオはおろかゲストを除いた他のアニカビキャラでも屈指の出番の少なさを誇る。
2話
- 「(トッコリに対して)わからずやめ、(カービィに)ねぐらぐらい貸してやればいいだろーが。」
- 「フーム、トッコリは頑固者じゃ…。別の木を探した方がいい。」
5話
- 「ウィスピーの森に迷い込んだら大変じゃぞ。同じような木が無限に続いて、方向を見失う。まっすぐ進んだつもりで、いつの間にか元に戻っている。そこに住む動物も迷子になるほどじゃ…。どうかな?一度入ると分かる。」
7話
- 「(フームに対して)しかし、カービィはヒナを食べてしまったんだろ?我が子を奪われて許すとは思えんが…。」|
44話
- 「(フームに対して)な、何じゃ…。た、大変じゃ!」
- 「(ブンが)動物たちを追い出そうと大暴れなんじゃ。この私を疑うのか?それなら自分の目で見ればいい。」
- 「ワシらは住まわせてもらう代わりに、虫を取ったり土をやわらかくして、役に立っておる。」
- 「(トッコリに対して)なんじゃエラそうに。」
- 「嵐になるぞ…。」
- 「もう少しの辛抱じゃ…。」
85話
- 「いやいや…メーム殿には敵いません。」
- 「これはご主人…これまでお話したことはなかったのですが、良い奥様でお幸せですねぇ…。」
87話
- 「(トッコリに対して)カラスは昔から乱暴者…まぁ気をつけることじゃ…。」
- 「おい!どこへ行くんだ?トッコリ?…オヨビダ…オヨビダ…(洗脳される)。」|
- 「私はだれ?おやトッコリ。」