解説
S.H.I.E.L.D.の本拠となっている空中空母。
...ただし、コミックでマリア・ヒル曰く「私が19の時に買った中古車は今まで一度も故障したことないのに、何故かヘリキャリアは毎週のように墜落する。」とされるように、ゲームやアニメなど派生作品も含めて登場するたびにヒーロー・ヴィランなどが原因で小破・大破・墜落を繰り返している。
指揮に関しては基本的には同乗している長官が務めるが、長官不在時(負傷などで気絶するなど)にはS.H.I.E.L.D.のエージェントレベルが高い順となる様子。そのため緊急時に一時ナターシャ・ロマノフが指揮を取ったこともある。
トニー・スターク / アイアンマン、リード・リチャーズ / Mr.ファンタスティック、フォージらによって設計された。
なおアメコミの制作方法の関係もあるが、登場した話によってイラスト担当の違いでデザインは多少異なる。上部甲板が滑走路になっている飛行可能な空母であるという点は概ね共通している。
MCU
『MCU』でも同様に、S.H.I.E.L.D.が運用する巨大飛行空母として登場する。
四基のプロペラタービンによって飛行し、必要に応じて光学迷彩によって姿を隠すことも可能。
外観はアメリカ海軍の保有する航空母艦をそのまま空中に浮かべたようなものとなっている。飛行甲板は二段に分かれ上部がアングルドデッキ式という構造をしており、左舷前部の巨大なタービンエンジンが上部飛行甲板の進路と完全に重なってしまっているため、固定翼機の着艦のやり直しや上部甲板からの発艦は構造上不可能となっている。
劇中での活躍
アベンジャーズ
本作で初登場。
S.H.I.E.L.D.にトニーが関わっていないため、設計はS.H.I.E.L.D.の科学者によるものと思われる。
S.H.I.E.L.D.の本部は地上のトリスケリオンであるため、S.H.I.E.L.D.の本部としての側面はないが、長官のニック・フューリーはしばしば搭乗している。
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
インサイト計画の実行手段として、三機の新型ヘリキャリアが開発されたが、すべて破壊されている。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
S.H.I.E.L.D.崩壊後、フューリーが非常時のために隠匿していたヘリキャリアが登場した。
エージェント・オブ・シールド
シーズン2第20話においてサム・ケーニグが運営する施設内で修理されている『エイジ・オブ・ウルトロン』と同機のヘリキャリアが登場。「シータプロトコル」というコードネームでS.H.I.E.L.D.内で密かにコールソンによって建造が進められていた。
ファイナルシーズン最終話ではマックが指揮を務めているであろうヘリキャリアが1シーンだけ登場した。