はじめに
蜘蛛ですが、なにか?に名前の似た登場人物がいる為、タグ表記間違いに注意する事。
そちらの人物に関しては、フェイルーンを参照。
概要
「僕にはいたんだね、一緒にいてくれる仲間が…。」
CV:木村亜希子
プロフィール
第2期「クロノ・ストーン」から登場。
サッカーの抹消を阻止するため、200年後の未来からやってきた少年。
松風天馬と共に「テンマーズ」を結成し、未来からの刺客に立ち向かっていく。
ポジションはFW/MF/DF。背番号は11番(ガル所属時は9番)。
実は菜花黄名子とアスレイ・ルーン(支援者X)の実の息子であり、フェーダの一人。顔を見ないうちに黄名子が亡くなったため、フェイは母の存在に気づかなかった。
幼い頃、エルドラドの幹部であった父アスレイが彼にセカンドステージ・チルドレンの力が宿っていたことを知り、その地位を失うこととフェイの処分を恐れたことで、自身にウサギの人形を渡して去ってしまい、独りにさせられる。
悲しみのあまり、アスレイから授かった人形とも縁を切り、部屋に置いてあったサッカーボールに気づいてからはサッカーだけが心の支えとなった。本人も「サッカーが自分の全て」と語っていた。しかし自分は一人ではなく、アスレイはフェーダに、黄名子は雷門中に入り込んで自分のことを見ていたことを知らされることとなる。なお、黄名子はアスレイがフェイと同年代の時点の姿を送り込まれた。つまりフェイも中学1年という事になる。
この事実は白亜紀編にて初めて一部が明かされ、母親を亡くして独りぼっちになってしまった恐竜の子・ビッグを自分と重ね合わせていた。
その後、「自らを必要としない(周囲の)世界など要らない」という心の乱れが原因で、SARUの元へ連れてこられて「フェーダ」の一員になり、未来都市・セントエルダの破壊活動をしていた。
後にエルドラドに対抗するためのSARUの提案によって自身のセカンドステージ・チルドレンとしての記憶を消され、エルドラドの歴史改変に異議を唱えていたアルノ博士の元へと送り込まれた。
SARUの思惑通り、自らはエルドラドと敵対する「純粋なサッカー少年」となったが、ラグナロク編で再びSARUの姿を目にし、当時の記憶を戻されて目醒めた。
ラグナロク3回戦・ガルのキャプテンとして天馬たちと戦うが、味方だったとは思えないほどの乱暴なプレーを続け、SARUの命令によりレイ・ルクを除いたエルドラドチーム03ごと念力で頭部を圧迫させようとしたが、天馬とSARUの板挟みに耐え切れず失神してしまう。
試合後に上述の真実を知らされ、自ら帰る場所を知り、クロノ・ストーンになった円堂を奪い返し、雷門に帰ってきた。
・・・と同時に、円堂を元に戻すためにアルノ博士を呼び出し、特別な機械で円堂を復元。時空最強イレブンのメンバーでクロノストームを結成し、SARUを説得すると決めた。
フェイは完全復活したのだった。
ちなみにグッズ等で使用されている名前のアルファベットつづりは「FEI RUNE」。
技モチーフなどに反して意外にも月(Lune)ではないらしい。
性格は天馬よりも明るく快活であるが、テンマーズと命名するなど抜けたところも・・・。
雑誌のインタビューによれば、「クロノ・ストーンはある意味フェイのドラマとも言える。」「天馬と友情を結んでいくようなシーンで彼のドラマを描いていくことになる。」「フェイにとってのサッカーは天馬とは違う形になるし、興味深くなるところだ。」とのこと。
特徴
まるでうさぎを彷彿とさせるツインテール状に横広がりした浅緑色の髪の毛と、たまに付けることのあるインカムが特徴。
ちなみに無印の頃から未来人はインカムを常備していることが多い(カノン・バダップ等)。
必殺技
- バウンサーラビット(アニメ・GO2)
- 古代の牙(ミキシ『ティラノ』)
- スカイウォーク(GO2)
- エアーバレット(全シリーズ)
- エクストリームラビット(全シリーズ・アニメ版での天馬との合体技)
- 王者の牙(ミキシ『ビッグ』)
- 最強イレブン波動(アニメ版でのクロノストームのメンバー全員の合体技)
- ライトニングアクセル(GO3)
- 満月ラッシュ(化身技)
化身
通常の化身とは異なる、タイプの人型化身。
足りないチームメンバーを補うことが可能だが、最大人数で皆フェイに近い目と髪の色をしている。
漫画版では、デュプリの力も孤独の中から生まれたのかもしれないということがワンダバより語られている。
ウサギのような姿をした化身。アームドも可能。
この化身の存在は認知していたが、前述の幼少期の出来事がきっかけで化身の姿が人形の姿に似ていたことから発動させることを拒んでいた。
ミキシマックス
ティラノサウルスとのミキシマックスにより更なる力を得て大きく変貌することも可能。
この際、表情は攻撃的な様相を見せるようになっている。アニメでは性格での変化はあまり見られないが、全選手名鑑2によると性格もやや好戦的になっているらしい。必殺技は古代の牙。
白亜紀時代では出会った恐竜の子供ビッグとミキシマックスする。
この時は髪型はティラノの時と変わらないが髪色は青くなっている。
必殺技は古代の牙より数段威力の高い王者の牙。
余談
父の名前が外国であり、母の名前が日本であることから、つまりフェイは日本人のハーフということになる。(アスレイの国籍は不明)
名前の由来はGO2の最終決戦の名前がラグナロクに由来している事を考えると北欧神話における戦死した戦士達『エインヘリアル』に蜜酒を与える山羊『ヘイズルーン』からか。
・・・また、このエインヘリアルはラグナロクに備えて戦士の腕を磨くという。
この他、フェイが『妖精』の意味で、ルーンが『秘密』という意味にも解釈できる。
フェイはアーサー王伝説においてモーガン・ル・フェイの語源になった言葉であり、モーガンは当初こそアーサー王の味方として登場するが、時代が進むにつれてアーサー王の敵役に回ったという。
片やルーンはゴート語で秘密を意味する言葉でルーン文字の語源にもなった。
北欧神話に於いてはオーディンが身を捧げてルーン文字の秘密を解き明かそうとしたエピソードがある。
実際、GO2作中に於いても天馬達から離反したのはアーサー王の力を手に入れた後であったし、フェイの出生にも重大な秘密が隠されていた。
関連イラスト
関連タグ
フェイタスは心の湿布 フェイたんマジダイナソー フェイちゃんまじラビット
光熱斗:彼の着ている服とフェイがガルのキャプテンとして出たときのユニフォームが似ており、熱斗のパートナーキャラの声優がフェイと同じなせいか連想した人も存在した。
ちびうさ:フェイと同じく未来からやってきた人物繋がり、髪型もどことなく似ている。
潮田渚:同じく髪型が似ており、家庭環境が複雑だった点も同じ(ちなみに、彼の母親の中の人は上記のちびうさの母親と同じだったりする)。