あやめ(列車)
あやめ
概要
東京駅〜鹿島神宮駅・銚子駅までを総武本線(総武線快速)と成田線、鹿島線経由で結んでいた。
東関東自動車道(東関東道)を経由する高速バス「かしま号」がほぼ同区間を高頻度で運行している為に全く太刀打ち出来ず、減便・減車を繰り返し2015年(平成27年)3月14日に廃止された。
歴史
1975年(昭和50年)3月10日にエル特急として運行開始。
1985年(昭和60年)3月14日に普通車のみの6両編成となり、佐原駅〜鹿島神宮駅間が普通列車となった。
1994年(平成6年)12月3日ダイヤ改正で減便及びエル特急指定を解除。
2004年(平成16年)10月16日ダイヤ改正で、東京駅〜成田駅間で運行されていた「ホームタウン成田」と東京駅〜銚子駅間の「すいごう」が「あやめ」として統合。「すいごう」時代同様佐原駅〜銚子駅間は普通列車として運行。
2005年(平成17年)12月10日ダイヤ改正で全列車がE257系に置き換えられ、一部列車が「しおさい」と併結運転を開始。
2009年(平成21年)3月14日以降は全列車5両編成で運行。
2015年(平成27年)3月14日の改正を以て廃止。これにより成田線から成田エクスプレス以外の定期特急列車が消滅した。
廃止後は臨時特急「あやめ祭り号」として新宿駅〜鹿島神宮駅間で運転されている。この列車は定期列車時代は普通列車だった鹿島線内も特急として運行される。
使用車両
255系
幕張車両センター所属。通常は運用に就かないが、代走や臨時列車等で使用された。
E257系5500番台
大宮車両センター東大宮センター所属。
2022年(令和4年)の「あやめ祭り」で運用された。