概要
茨城県鹿嶋市にあるJR東日本鹿島線の駅。1970年8月20日の鹿島線開通と同時に開業。
駅名にもある鹿島神宮の最寄り駅である。
高架ホームの真下にレトロなホームが設けられているというシンプルな構造で駅の出口にあたる南口前には高速バスのロータリーが広がっている。
北口にもロータリーはあるがこちらには出口はなく、駅舎の西側に狭いながらも歩行者用の通路となっている抜け道がありそちらから出る形になる。この抜け道側に鹿島神宮駅のJR駅標がぶら下げられている事から事実上の北口扱いとなっている。
当駅は一応、鹿島線の途中駅であるのだが、当駅から鹿島サッカースタジアム駅の間は、鹿島臨海鉄道からの乗り入れ列車が運行されるのみで、かつ鹿島臨海鉄道からの列車はすべて当駅で折り返すため、当駅が鹿島臨海鉄道(水戸駅方面)とJR鹿島線(香取駅・佐原駅方面)の事実上の境界駅となっている。
路線が路線なので、水戸駅から走行してきたガールズ&パンツァーのラッピング電車が停車することもあり、駅舎側からでもはっきりと見えるため絶好の撮影スポットにもなっている。
また、1日1往復のみ、佐倉駅で分割または連結される、総武快速線千葉駅方面へ直通する快速列車が存在する。
2020年3月14日よりSuicaが利用可能となった。
2019年3月には地上改札内に冷暖房完備の待合室が完成。また、ホームに向かう階段には地元サッカーチーム鹿島アントラーズのユニフォームも展示されている。
かつては鹿島線から成田線・総武本線・総武快速線経由で東京駅へ直通する当駅始発の特急「あやめ」が存在したが、2015年3月14日のダイヤ改正で「あやめ」は定期列車としては廃止された。ちなみに、「あやめ」は当駅から佐原駅までは各駅停車の普通列車扱い(特急料金不要)だった。
現在は南口ロータリーに停車する高速バスの方が充実しており、特に朝夕は10分に一本というハイペースで東京駅八重洲口行が投入されている。その他本数は少ないがディズニーランドや幕張新都心、お台場行きの高速バスも停車する。
駅名にもある鹿島神宮へのアクセスも現在は関東は東京駅から高速バスで乗った方が効率良くなっている。
駅構造
一面二線島式ホームの高架駅。
停車駅
延方駅 - 鹿島神宮駅 - 鹿島サッカースタジアム駅(臨時駅)