曖昧さ回避
- 北欧神話の女神フレイヤの異称。
- 『ロマンシング サ・ガ3』や『エンペラーズ サガ』に登場するモンスター。→ヴァナディース(サガシリーズ)
- TCG『遊戯王OCG』に登場するモンスター。→極星天ヴァナディース
- ライトノベル『魔弾の王と戦姫』に登場する少女たち。「戦姫」と書いてヴァナディースと読む。
- 『聖剣伝説3』のリースのクラス。本稿で解説
- 『機動戦士ガンダム水星の魔女』の研究機関。→ヴァナディース機関
性能
光光クラス
必殺技:光弾槍(全体)
召喚魔法:フレイア(ボディチェンジ)
クラスチェンジアイテム:ブリーシンガメン
リースのクラス3の中で最も攻撃力が高く、唯一必殺技による全体攻撃が可能。
その一方で召喚魔法の追加効果で経験値やアイテムが入手出来なくなる事と能力アップ魔法を全体掛けする事が出来ないままなのが欠点。
基本戦術はデュランの一部除くクラス3と同様にオーラウェイブからの必殺技となるが、ヴァナディースはパワーアップを自身で使用できるために簡単に威力を底上げすることが可能。
(余談だがパワーアップ→光弾槍はワンダーの樹海に出現する”クインビー”が使用してくるトラウマ連携と同じである)
補助能力は流石にスターランサーには敵わないが、クラスチェンジアイテムの「ブリーシンガメン」「明星のクサリ」を使えば全体にパワーアップ、スピードアップを使用可能。特に前者はボス戦で重宝するだろう。
容姿
女神のよろいと言われる黄金の鎧を身につけ翼のついた兜を被った、神々しくもどこか儚げな印象を持つリースの最終形態の一つ。
あたかもそれはギリシャ神話や北欧神話に登場する戦女神のようである。
クラス1アマゾネス、クラス2ワルキューレ(戦乙女)ときて、女神といったところだろうか。対する闇のリースのクラス3フェンリルナイトが、挑発的で攻撃的な姿なのに対し、こちらは、“守ってくれる”“守りの女神”といった印象なのが特徴。
ちなみにリップの色は赤を入れて、初期クラスから少し大人っぽくなっている。鎧のために露出はないが、タイツをはいているセクシーさがポイント。
リメイク版『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』での変更点
???の種から獲得するクラスチェンジアイテムやパワーアップなどのステータスアップ魔法が単体掛けという点は変わらないが、バトルシステムの大幅な変更もあり、他キャラ・他クラス同様にヴァナディースも性能面に大きな改定が加わった。特にアビリティシステムの実装は大きく、他クラスとの差異がより明確になった。
リースにとって大きなシステム変更は「ステータスアップやステータスダウンの魔法が1分で切れるようになった」点だろう。このためにこの手の魔法は定期的に掛け直す必要がある(特にボス戦)。リースのアップ系魔法はバイゼルのブラックマーケットで代用魔法アイテムが売られているものの、戦闘一回あたり9個しか使えないため、全員に使うと通常3分しか保たないことになる。このため光リースの重要性は原作と意味合いが変わっているが、基本的に重要性は増したと考えられる。
システム変更などの詳しくはリメイク版やリースも参照されたい。
ステータス
攻撃力はスターランサーと同程度でクラス3リースでは最弱。他キャラの光クラスでも似た傾向にはなるが、前衛クラスとしても残念ながら弱い部類。
HPはドラゴンマスターに次いで多く、デュランが全キャラでも突出している中、概ね同率2位のケヴィンの闇クラスよりも多い。加えて防御力は全クラス3最硬で盾装備のあるパラディンやロードにこそ及ばないが、全クラス3と比較しても数値は抜きん出ている。加えて精神の値が同クラスのアンジェラや回復役の光デュラン・光ケヴィンより高く、なんなら闇クラス4のフレーズヴェルクより高い。防具の性能も全般に防御力と魔法防御力のバランスが良いため、クラス3としてはシャルロットに次ぐ魔法防御力を備える。総合的な防御性能はデュランの光クラスに次ぐ域にある。
上記の通り精神の数値が突出しているため、シャルロット不在のパーティでポトの油/君主の証/聖水の小瓶を使わせるには最適だったりする(ただしデュラン光クラス2のナイトに『特技回復アップII』があったり他のアビリティとの兼ね合いもあるので一概に回復役として最適解とも言い切れないが)。運は原作より低めになり、ハンドアックスは誰かに投げさせた方が良いだろう。
総合すると光弾槍の性能変化もあり「頑丈な前衛」に変わった。アビリティにHP回復系も備わり、回復魔法とアビリティとのシナジーを度外視すればアイテム活用により本職のロードやウォリアーモンクより全体回復の単純な回復量も優れ、「回復できるタンク」に近いステータスバランスになっている。
必殺技とSPゲージ回収性能、応用
リメイクにおける「全体必殺技の廃止」に伴い、光弾槍も「リースの前方円範囲に光の槍を雨のように降らせる」技に変更された。システム上、雑魚は怯むがボスは被弾しながらでも逃げてしまうため全弾命中が難しい場合がある。
ちなみにクラス2の真空波動槍は前方直前上の攻撃でボスのギミック破壊に活躍したりする場面があるが、クラス4の天星槍は光弾槍と攻撃範囲がまるっきり被っている。ヴァナディース経由だと拘束タイプの必殺技が一つもなく、同じクラス3段階で拘束技ではない竜牙槍がやや高性能で、リメイク版では他クラスよりボス戦を苦手としている…と評価せざるを得ない面がある。
SP回収についてはクラス2での専用アビリティ『エインヘリヤル』を引き続き常備であり、アビリティ枠を埋めることなく通常攻撃1Hitで1%(オーラウェイブ使用下だと四捨五入?で2%)ゲージを貯められる。AIだと攻撃頻度が落ちるためマニュアル向きな専用アビリティである。この他にクラス1の通常アビリティ『ペイバック』がセット可能ではある。
これだけだと流石に「必殺技を連発」とはいかないが、実はヴァナディースはパラディンと同じく『ダメージSP+III』を習得できる。被弾1回毎にSP7%で防御性能に優れるヴァナディースなら比較的活用しやすく、難易度ノーフューチャーの不死身AIでダメージ0被弾でもちゃんとSPは上がるため、囮にすれば必殺技回転率はかなり向上する。ちなみにファイターの『ダメージSP+』はリンクアビリティなので、こちらもパラディン同様セットできる。加えてミーティアもセイヴァー同様『ダメージSP+Iv』を習得するため、クラス4でこの方向に更に磨きがかかる点も一緒だったりする。
なお、ノーフューチャーの不死身AIに限れば、セイヴァーの『ピンチアタックIII』を周回持ち込みでセットして常時攻撃力+40%も維持できる。アビリティ1枠で+40%はクラス4含めたアビリティの中でも破格であり、考え方によっては周回の制約で自前の『ピンチアタックII』が限界のパラディンよりクラス3としては恵まれているとさえ言える。この不死身AI方針ならケヴィンの『火事場の馬鹿力』や『ピンチアタック』の併用もアリだろう。
以上から『ダメージSP+III』とヴァナディースのステータス特性を活かすと「バフ魔法が使える擬似パラディン」的な被弾前提の特殊な運用が可能なクラスと言える。本職のパラディンのように『挑発』や『守護』などが無いとは言え、選びたいリンクアビリティも他キャラと奪い合いになる可能性は小さく、光リース本来の『アップ強化』などにアビリティ枠を割く余裕もあり、攻撃力を備えた囮とバフ役の兼任は実現可能レベルになるだろう。
ただしリースを囮にするのは少々メンタルにダメージが入りかねない。まぁデュランならボコボコにされても良いかと言うと、それもちょっと違う気がする話ではあるが。
特技:ステータスアップ(バフ)魔法と召喚
素早さが廃止されたためパワーアップ・プロテクトアップ・マインドアップに召喚魔法フレイアとなった。三大バフ魔法となったわけだが、スターランサーと異なり単体掛けのなのは変わらない。一方でスターランサー同様クラス2でアビリティ『アップ強化』を習得、これは光リース以外では得られない能力である。
さらにヴァナディース固有のアビリティとして、仲間にかけたバフ魔法を同時に自分にもかけるリンクアビリティ『ダブルアップ』と、バフ付与時にランダムにバフを重ね掛けする通常アビリティ『ランダムアップ』を習得できる。『ランダムアップ』には三大バフに加えエナジーボール効果が得られる可能性があり、一回25%とは言えアイテム含めても比較的付与手段が限られるクリティカル確率アップ効果が得られる貴重な能力である。
三大バフアイテムがブラックマーケットで店売りされているとは言え、アビリティではステータスアップ付与手段が限定されていること(特にマインドアップ効果は貴重。一方でステータスダウン付与アビリティはリンクアビリティ含め割と多数)、付与効果が1分で効果が切れるシステムになったこと、ストーリー終盤だと敵ボスからのダウン付与を中和したいという面からも、他キャラ他クラスにはない「ステータスアップ付与のスペシャリスト」としての独自の立ち位置は維持している。
ちなみに召喚魔法についてはクラス4で『アンリミテッド』という関連アビリティを習得するのみで、ドラゴンマスターほど召喚の強化・サポート手段は潤沢ではない。どちらかと言うと召喚エフェクト中の無敵時間でボスの大技をすり抜ける方が効果的か。フレイアについてはボディチェンジ効果が付与され経験値が減ることもあり、少々活かすのが難しい。
アビリティ
必殺技やアップ系魔法に関わるアビリティは上の項目に記載したため、こちらではそれ以外でのヴァナディースの特性に関わるアビリティを記述する。
リース自身の与ダメージを上げるアビリティ
本作は防御能力より攻撃能力(と回避)の方が攻略に重要なバランスになっているが、残念ながらヴァナディースにはリースの火力を上げるアビリティは殆ど無い。敢えて挙げるならクラス1の『反撃』が被弾後30秒間+10%攻撃力アップで被弾前提なら活用可能なことと、クラス4『アンリミテッド』でフレイアの威力が上がることくらい。
マニュアル操作で攻撃役にしたいなら『獣の咆哮』『裁定者』『憤怒II』『強気III』などのリンクアビリティで補強したい。ただし前衛にしては攻撃力の基礎値が低いため、多くのパーティ編成に於いてまずはバフ付与役を優先されるケースが多いと考えられる。
『導きの光』と『守りの光』
いずれもパーティ全体に対し、前者がリースのHP50%以上で攻撃力を7%アップ、後者がリースのHP50%以下で防御力7%アップする。効果をよく見るとスターランサーの常時発動アビリティ『攻撃アップオールII』『防御アップオール』の下位互換である。スターランサーは「アップオール系能力の大家」という面があるにしろ流石にちょっと酷くないだろうか?
HP回復系アビリティ
専用アビリティ『女神の祝福』で戦闘終了時にパーティ全員のHPを7%回復、クラス2習得の『エンドヒール』8%の回復ができる。だが、アニスミッションクリアすれば『闇の力』で戦闘開始時にパーティ全員最大HP分HPが回復でき、ノーフューチャーなら『聖剣の導きII』で戦闘終了時にHP全回復するという完全上位互換が登場してしまう。基本的には初周でのレベリングで回復の手間を減らすという活用に限られるだろう。
この他『HP自動回復オール』で全員10秒で1%のHP回復ができるが、戦局を動かすには頼り難い効力である。
リンクアビリティ『天啓』
ヴァナディースの代名詞となるアビリティはこの『天啓』と考えられる。必殺技使用時、使用者にパワーアップ・プロテクトアップ・マインドアップの三大バフに加えライフブースター効果まで付与される。同じ条件でパワーアップ効果だけ付与される『我流奥義』の完全上位互換で、ノーフューチャーでも任意のタイミングでマインドアップ効果が得られる唯一のリンクアビリティである。
間違いなく高性能なアビリティだが、いかんせんリンクアビリティであり、『アップ強化』の上乗せが得られないこともあり、リース自身が使うより他の火力担当が使った方が効果的…という面は否めない。同じくヴァナディースを代表する『ダブルアップ』も、併用すると無駄が多い。
スターランサーに固有のリンクアビリティ『ラッキーアップ』よりは魅力的でもあり、周回持ち越しならヴァナディースと言えなくもない。
他のクラス3リースとの比較
スターランサー
スターランサーは「ステータスアップ魔法が全体化する上に永続化」である。何故製作陣は全体化クラスに永続化の能力まで実装したのか?ちょっと疑問が残るが、普通にバフ役が欲しいなら素直にスターランサーを選んだ方が良い。
ちなみにスタランは『攻撃アップオールII』『防御アップオール』『魔攻アップオール』『魔防アップオール』を習得出来て、他のクラス3と比較してもサポート型として特化が著しい。
ヴァナディースの個性を活かすには高い耐久力と広範囲必殺技、『天啓』か『ダブルアップ』による自己バフ、『ランダムアップ』といった強みを発揮したいところである。
ドラゴンマスター
同じ「単体掛けクラス」だが、ドラゴンマスターはクラス3リースでも攻撃力最強、なんならデュエリスト並でケヴィン闇クラスに次ぐ2位集団に位置している。バフ&防御力特化のヴァナディースとのコンセプトの違いは非常にわかりやすい。そもそも原作で「攻撃力最強がヴァナディースで最弱がドラゴンマスター」というステータスバランスがクラスのイメージに合っていなかったところもあり、収まるべき形になったとも言える。
フェンリルナイト
「ステータスダウン魔法全体化+永続化」で、役割が違い過ぎてスターランサーとの比較はともかくヴァナディースと較べても…というところ。
『聖剣伝説 CIRCLE of MANA』
ソーシャルゲーム『聖剣伝説 CIRCLE of MANA』にもクラスチェンジ後(いわゆるクラス3)で、初期クラスが、アマゾネスもしくはワルキューレの女戦士がクラスチェンジできる。
外観から察するにこのリースの鎧兜の姿から来ているようである。
リースの国であるローラントの女戦士で本編にも登場している。
容姿
このクラスまで成長すると、防具は黄金の鎧と銀色の兜、武器は十字架のような槍という姿になり、なかなかに勇ましい戦女神のような姿。ミニスカートなのもポイント。
金髪ロングの女戦士。ノーマルレアリティ。
容姿
純白の衣装で、銀色の肩当てと、コルセットのような腹当鎧を装備。槍からは光のリングが出ている。白いフリフリミニスカートが可愛らしい。
男勝りな言動だが、巨乳で色々エロい女戦士。ノーマルレアリティ。
容姿
ピンク髪ウェーブで、ティアラの翼が金色でまぶしいばかり。巨乳が金属の鎧に入らないのか、グリーンの革鎧のようなものを装備。タイツ(もしくはレオタード)がぴっちりとお腹を覆い、おへそがセクシー。(このタイツは、スターランサーの方の絵では装備していない)
一人称がアタイの童顔娘。レア。
容姿
ピンク髪のショートツインヘア。純白のレオタードを愛用し、大きなベルトとマント姿だが軽装備。また掌に炎のようなものを集中させているため、魔法も使える模様。