「ささやかでも、一歩ずつでもいい。諦めずに前に進んでる、ってことが大事だ。
そうすりゃ、必ず目的地に辿り着ける―― そういうもんだ。」
プロフィール
概要
『Fate/GrandOrder』に登場するライダーのサーヴァント。レアリティは☆3。
2017年6月29日より配信の第1.5部「伝承地底世界アガルタ」に伴い実装された。
このシナリオをクリアすることでストーリー召喚に追加される。
人物
「なに? 卵の底の殻を割って……? 立ててねェ、立ててねェ。
俺だったら三日三晩かけても普通に立てるっての。
『諦めなきゃあ、いつか立つ』って事を示した方がよっぽど有益だろう?」
酸いも甘いも嚙み分けた壮年の男。
大事なのはあきらめない事だと語り、くじけそうになっている仲間の肩を叩いて鼓舞する。
その顔から余裕が失われる事はない。不敵な笑みが消える事はない。
進み続けてさえいれば、望む場所には必ず辿り着けるという事をライダーは知っている。
アガルタに召喚された際に記憶を喪失し、自身が何者か理解できていない。
ただ何をすべきかは本能的に理解しており、アガルタ南方の密林にある桃源郷をアジトとし、アガルタの女性たちから逃げてきた男たちを匿い、彼らを率いて男に圧政を敷くアガルタの三都市に対してレジスタンス活動を展開している。
生き残ることを第一とし、決して無謀な突撃を指示せず、不利を悟れば迷わず戦略的撤退を決断できる。高い知性と人情味あるカリスマ性から、レジスタンス全体からリーダーとして高い支持を獲得した。
恐らく彼の名を知らないものはそうそういないだろうし、名前を聞けばまず間違いなく知っているだろう。
それほどまでに彼は有名な人物だが、『Fate』シリーズでは人々が知っているであろう最も有名な一面ではなく、その陰に埋もれてしまい、彼のことをより深く知るもの以外は知らないであろう、別の一面が基盤となっている。
能力
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤丸立香 | C | B | D | E | EX | A |
保有スキル
騎乗(B) | 乗り物を乗りこなす能力。Bランクで魔獣・聖獣ランク以外を乗り物を乗りこなす。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。 |
---|---|
対魔力(D) | 魔術への耐性。一工程の魔術なら無効化できる、魔力避けのアミュレット程度のもの。 |
嵐の航海者(B) | 船と認識されるものを駆る才能。集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。 |
不屈の闘志(C) | あらゆる苦痛、絶望、状況にも絶対に屈しないという極めて強固な意志。 |
???(EX) | 真名に対する余りにも大きなヒントになりすぎるためここでは記さない。 |
宝具
???
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
「ハッハァッ、辿り着いたぜェ! 信念と夢の果て、お宝だらけの新天地によォ!
野郎どもォ! 錨を降ろせェ! ……ふっふ、ふっはっはっは! ふっはっはっはっはっはぁ!」
ゲーム中の効果は「敵全体に強力な攻撃&クリティカル発生率をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」。
威力は標準的だが、ヒット数が多いため、敵が複数体いる場合やスター発生率アップの補助次第では、そこそこ星を生産する事ができる。
バスター宝具であるため、自身のスキルも含めて強化しやすい点も利点。
ゲームにおける性能
カード構成は《Arts:2/Quick:1/Buster:2》とライダー勢ではオーソドックスなセイバー型。
攻撃がどれも多段hitするため、NP・スター獲得効率はいずれも良好。
ステータスこそややHP寄りだが、スキルは攻撃重視が揃っている。
特に自前で攻撃力・宝具威力・バスターカードの3種をアップさせる事ができ、乗算による瞬間的な火力は高め。また自身だけでなく味方の攻撃強化も可能と、メイン・サブいずれもマルチプルにこなす万能アタッカー。
また、スキルの一つ「不屈の意志」でNP獲得もできるため、礼装次第では宝具を複数回使用も視野に入る。
幅広い礼装と相性が良い事もあり、スキルが充分に育っていれば様々な戦況に対応できるアタッカーとなれる。
プレイヤー間の評価としては、☆3相応に性能・コストダウンしたドレイクといった所。
その一方で欠点も地味に多い。
まず、スキルが攻撃重視であるため、耐える手段に乏しい。
スキル「不屈の意志」にガッツ付与も付いているが、3ターンのみでやや短い。リキャストも長めで、NP獲得目的に使用する事も多いため、タイミングが合い辛い事も。
また☆3でありながら、要求される素材が結構えげつない。
アガルタで追加実装された金素材「奇奇神酒」が霊基再臨で3個、スキル強化でもCT短縮を伴うスキルLV6までに15個×3と中々の数を要求してくる。
その他にも、愚者の鎖×106、魔術髄液×144、呪獣胆石×21となかなかヘビーな要求数だが、スキル強化が性能に直結するタイプなので、投資を惜しむわけにもいかないのが悩ましい。
そして何より、“ストーリー召喚限定”ゆえに通常のピックアップ召喚やフレンドポイント召喚では手に入らないのがネック。確実に召喚するならば、ピックアップ対象になっている場合かクラス別召喚を狙っていきたい。期待はしにくいが、ホワイトデーの「カルデアボーイズコレクション」も、男性サーヴァントのみ例外的にストーリー召喚限定も含まれている事が多いため、ついでに召喚できればラッキーと望みを託すのも手だろう。
余談
略称はレジライ。あるいは彼の決して諦めない真っ直ぐな性格から、付いたあだ名はドリカムおじさん。
あまりにもTwitterで話題にされ過ぎたため、DREAMSCOMETRUEのメンバー中村正人が自身のブログで取り上げる珍事が起こった。
先述の通り下手な☆5サーヴァントより召喚が難しいために、アガルタ実装以降レジライ難民が続出した。そんな中レジライを入手できなかったマスター達が手持ちのサーヴァントを「こいつは実質レジライ」と現実逃避するようになる。それが発展して「あらゆるサーヴァントは実質レジライである」という奇妙な文化がレジライ界隈に定着する事となった。興味が湧いた方は、某FGO攻略Wikiのコメント欄を覗いてみると幸せになれるかもしれない。
ちなみにこのレジライ民、普段は集団幻覚を見てキャッキャしているが、レジライの元ネタの人物が話題になると急に冷静になって元ネタの人物について語り合うという性質がある。これはレジライの元ネタの人物の歴史的な評価が非常に難しく、極めてデリケートな扱いを求められることに起因している。
一例をあげるとMrs.GREENAPPLEのとある曲のMVが炎上した際にレジライ推しで史実におけるレジライにも詳しいとある絵師がX(Twitter)にて元ネタの人物についての参考書籍一覧をポストするだけに留め、他は平常運転を維持するということがあった。
そのクセの強い背景から、長らくイベントにも参加していなかったのだが『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて遂に顔出し出演を果たすことになる。
なお、彼が登場するクエスト「夢いっぱい!同人誌作り」をクリアすると、
何故か無関係のギルガメッシュの霊衣開放権(エスタブリッシュメント)を獲得できる。
関連イラスト
関連項目
個別
Fate/GrandOrder ライダー(Fate) サーヴァント