炎上(本来の意味)
炎が激しく燃え上がる様子のことを指す。炎上というと火災を意味する場合も多い。
※4コマ漫画『あいまいみー』で有名なちょぼらうにょぽみ先生の自宅の樹木が発火した事件。消火が自力であったため非常に苦労した。
炎上(野球での意味)
野球においては、1人の投手が大量の得点を取られてしまうことを炎上と呼ぶ。
余談だが、中日ドラゴンズのかつての本拠地球場のナゴヤ球場で、1951年に火事が発生し、死者4人重軽傷者300人という大惨事となっており、文字通りの野球界の大炎上として語り継がれる。
炎上(ネットでの意味)
ネット上においては、ブログやSNSなどで批難のコメントなどが集中することを指す。近年ではこちらの使い方が多い。
人が多く集まることを揶揄して「祭り」とも言われていた。
炎上を起こしてしまった場合
炎上の原因の多くは「炎上を起こした側の問題行動」と「初動対応の失敗」にある。
炎上の発端としては、こんな写真を載せるとかがありがち。
炎上が大事になる原因としては「言い訳ばかりする」「他者への責任転嫁」等々がある。「自分の問題行為について嘘をついて誤魔化そうとする」などは最悪である。こうした行動は「責任逃れ」として悪印象を与えるだけである。明らかな問題行動により炎上を起こした場合、炎上初期の段階で早急に己の非を認め、謝罪し、誠意ある対応を見せなくてはならない。
炎上に巻き込まれないために
ネット上の炎上の大部分は、上で述べた通り、被害者本人の言動が原因となっている場合がほとんどである。
しかしながら、真面目に過ごしてさえいれば、こうしたトラブルを回避できるとは限らない。
何気なく発した一言の言葉尻を捉えて炎上を起こされるケース、スキャンダルを起こした本人と誤解されたり炎上のメインターゲットの人物の親戚や友人である、などの理由で炎上に巻き込まれるケースも少なからずあるからである。
ネットイナゴの記事などを見てもらえれば分かると思うが、ネット文化の普及や、非難する側の強引さ・過激さも一因と言え、炎上した側が全面的に悪いとは言えない事例もある。
日頃の素行言動に問題が無く、政治的意見を述べたために炎上したというようなケースだと、その発言に賛成する者などが加勢してくれて、「炎上」ではなく「物議を醸す」になる場合もあるが、場外乱闘になってしまうため最初から加勢を当てにしてそうした発言をするのは止めるべし。
ネット上でバッシングを行う者たちは「過去の発言が痛々しい」程度の些細なネタを炎上の火種にすることがある。もしあなたが過去にネット上で若気の至りで恥ずかしい発言をしていたとしたら、早めに削除しておこう。
それでも炎上に巻き込まれたら...。あなたがスキャンダルを起こした当人と交際があったとしても、それだけで炎上のターゲットにされるいわれは一切ないし、個人情報を晒すのは犯罪である。根拠のない中傷はきっぱりと否定し、弁護士などの専門家に相談しよう。
放火型炎上
ここまでは炎上した者自身に責任のある炎上を解説してきたが、近年は自分の気に入らないものに対してクレームをつけ、謝罪したところに追い討ちをかけてトドメを刺すいう所謂放火型の炎上も増えてきている。こうしたケースでは炎上した側には非が無いことが多く、逆に炎上させた側に問題があることが多い。
具体例を挙げるとツイフェミ絡みの炎上は大抵こっちである。
こうした放火型の炎上に対してはその原因であるクレームを無視するが最適解であるとされている。
実際、クレームを無視したことで自然鎮火したケースもある上、こちらの場合は下手に謝罪をしてしまうのと炎上させた側をつけ上がらせてしまい、事態が悪化したケースが複数存在している。
前述した通り、炎上した時、自分に非があればちゃんと誠意を持って謝罪をするのが大鉄則ではあるのだが、自分に非がないのであれば謝罪しないことも必要である。
考え無しに謝罪するのではなく、自分の行動や周囲の反応を分析して謝罪をしなければがいけないかを考えることも必要になってくる。
もし、炎上させて来た側が過度な誹謗中傷をしているのであれば、弁護士に相談して訴訟に踏み切るのも一つの手ではあるだろう。
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炎上商法 誹謗中傷 いじめ ネットスラング ネットリンチ ネットイナゴ
放火:ネットでの炎上をわざと引き起こすという意味でも使われる。