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PTSDの編集履歴

2024-10-15 00:53:55 バージョン

PTSD

ぴーてぃーえすでぃー

危うく死ぬまたは重傷を負うような出来事の後に起こる、心に加えられた衝撃的な傷が元となる、様々なストレス障害を引き起こす疾患のことである。

概要

Post Traumatic Stress Disorder(心的外傷後ストレス障害)の略称。


心の傷は、心的外傷またはトラウマ(本来は単に「外傷」の意だが、日本では心的外傷として使用される場合がほとんどである)と呼ばれる。


地震洪水火事のような災害、または事故戦争といった人災や、テロ監禁虐待強姦いじめを含む犯罪流産など、多様な原因によって生じうる。


具体的な症状は、不眠(過覚醒)、フラッシュバックなど多岐に及ぶ。


海外では第一次世界大戦後、戦争に参加した元兵士たちの間で症状が顕著であったことから研究が開始された。


一方、日本では専門のはずの精神科医ですらこの問題にほとんど興味を示さず、「神経症」として片付けられてしまい、災害や戦争で心に傷を抱えた患者たちが顧みられることはなかった。

日本においてPTSDが注目を集めたのは1995年に発生した阪神・淡路大震災においてであり、この大災害をきっかけとしてようやく研究が進められることとなった。


アメリカでは1970年代から80年代にかけて(※)ベトナム帰還兵のPTSDが深刻化し、2000年代以降もイラク戦争アフガニスタン戦争をはじめとする対テロ戦争に投入されたアメリカ軍兵士の間に多く見られ、再び社会問題と化している。


※1973年までアメリカは徴兵制があったため特に兵役を終えてベトナムから帰還した兵士はPTSDの影響で社会復帰が非常に困難となり、ホームレスになったり犯罪に走るなど社会問題になった。



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