「何よりも強く ただ 強く」
概要
幻影旅団団員No.11。
ライオンを彷彿とさせる風貌の巨漢。豪放磊落な性格でタイマン好きの戦闘狂。危険な任務を好む旅団の特攻団員で、見た目通りのパワーファイターである。旅団一の肉体の強さに加え、拷問を受けても揺るがない不動の精神力を持つ。
力任せに戦う一方で、相手の能力を探ったり的確な攻撃手段を選ぶなど、しっかりと戦略は立てている。
金や所持品には頓着がなく、全て盗めば済むと考えている。時間には厳しい。
旅団結成時からのメンバーの一人でクルタ族虐殺にも関わりのある人物。ノブナガとは旅団ができる前からの仲であり、コンビでの相性は抜群。若い頃はアフロヘアだった。クロロからは「ウボォーさん」と呼ばれる場面があり、暗黒大陸編で描かれた旅団の子供時代のエピソードでは、明確に年長者として描かれ。元々クロロがウボォーさん呼びだった事が明らかとなった。
フランクリン曰く、守るものがあると力を発揮するタイプで、能力も含めてゴンとは共通点が多い。クラピカに拘束された時も決して仲間の情報を渡さずに命を落とした。
ウボォーギンの死は「クラピカと幻影旅団による抗争の本格的な開始」を告げた重要な出来事と言える。
また、後から考えるとこれ以降旅団は常に欠員が出ている状態となり(No.11は後に補充されたがそれまでの期間に今度はNo.9が死亡)、更にはヒソカの暗躍により団員数の減少に歯止めがかからない状態のため、「旅団を崩壊へと導く一連の事件のきっかけはウボォーギンの死」と言うこともできるだろう。
プロフィール
名前 | ウボォーギン |
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愛称 | ウボー、ウボォー、ウボォーさん |
年齢 | 不明 |
身長 | 258cm |
体重 | 189kg |
血液型 | B型 |
出身地 | 流星街 |
念能力 | 超破壊拳(ビッグバンインパクト) |
系統 | 強化系 |
団員No. | 11 |
刺青の位置 | 背中腰 |
加入時期 | 初期メンバー |
腕力 | 旅団腕相撲ランキング13人中1位 |
CV | 竹本英史(1999年フジテレビ版)、大塚明夫(2011年日本テレビ版) |
念能力
「てめェら倒すのに 首から上が動けば十分だ」
強化系能力者
幻影旅団一頑強な肉体の持ち主で、腕相撲も旅団内で一番強い。拳銃やライフルの弾を皮膚で弾き、戦車を破壊できるバズーカ砲すら片手で防ぐ(さすがにかなり痛がった)。
これと言った制約無しの念能力だが、念無しでもずば抜けた身体能力が更に強化されるため、単純な行動もウボォーの身体能力にかかれば必殺の威力と化し、人を紙クズのように引きちぎったり、遠距離の敵も投石で粉砕してしまう。手練れの念能力者である陰獣との戦いで首から下が動かなくなった際も「噛み付き」や「咆哮」などの攻撃で敵を圧倒した。
団長は具現化系・操作系とは相性が悪いと見ており、一時期捕まっていた際にヴェーゼが生存していれば、情報を引き出してそのまま殺されていた可能性も有る。
破岩弾
念を込めたパンチで岩盤を砕き、岩の破片を相手に飛ばして攻撃する技で、クラピカとの対戦時に最初に放った技でもある。
原作では「くらえ破岩弾ん!!」の手書き表記のみで、正式な読み方は不明。(劇場版での呼称は「はがんだん」)
アニメ版では新旧共に技名を叫ぶ台詞がカットされ、技を出していた事自体が判り難く。また公式ガイド本「ハンターズガイド」にもこの技に関する記述は無い事から、技の存在自体を知らないファンも多い。
劇場版「緋色の幻影」では、飛ばした岩の破片に念が込められている描写が追加された。
超破壊拳(ビッグバンインパクト)
硬で固めた右手の拳で打ち抜くストレートパンチ。シンプルだが小型ミサイルほどの威力を誇り、地面に向けて放てば局地的な地震を起こし巨大なクレーターができる。早い話がタメなしのジャン拳グー。
ウボォー本人の最終目標はこの技で核ミサイル並の破壊力を出すこと。
比較的初期に登場した念能力者だが、破壊力と言う点ではずば抜けており、戦闘における強化系の強さをコレでもかと体現している。
劇場版「緋色の幻影」では、繰り出した拳の先から破壊光線的な念を放つ放出系能力のように描かれ。繰り出す瞬間無防備となる弱点がある事をノブナガに指摘されている。
関連イラスト
関連タグ
ダルツォルネ:旧アニメではウボォーが引導を渡した。原作における死亡後のストーリー描写によって読者からの実力評価が見直された奇妙な経緯を持つキャラ同士。
戸愚呂弟:シンプルな能力故に比較されやすい。
余談
クラピカに敗北し、作中において旅団最初の死亡者となったが、これは決してクラピカが実力的に勝っていたわけではなく、制約と誓約によって念能力を対旅団専用にした事による相性によるものである。
また後のストーリーで、一般的には凝によるガードを以ってしても拳銃の威力次第では無傷では済まない、という設定が描かれたことで、図らずも拳銃はおろかライフルや対戦車バズーカですらも「痛い」と感じる程度でほぼ無傷、そして自身の攻撃の威力は小型ミサイル並というウボォーのスペックがいかに規格外であったかを証明する結果となった。
また「冨樫義博展 -PUZZLE-」で公開された裏設定で、現時点の修練の度合いを示す「修練度」が、4段階評価で上から2番目の「天武」であった事が明らかとなり。修練度「極」に到達していれば、最終目標であった核ミサイル並の破壊力の実現(薔薇)も夢ではなかったかもしれない。
また、クロロは幻影旅団を創る時にウボォーギンを団長に推薦しており、ウボォーギンはクロロが団長になるならクロロの幻影旅団に入るという流れでクロロが幻影旅団の団長を務める事になった。
幻影旅団を立ち上げる前のクロロとウボォーギンの立場は対等だった。