概要
冨樫義博の漫画『HUNTER×HUNTER』初となる劇場版。正式名称は『劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影』。タグとしてはサブタイトルのみとして利用されている。
2013年1月12日公開。監督は佐藤雄三、脚本は本編のサブライターとして参加した米村正二。
サブタイトルは”Vengeance is mine.〈復讐は我が手で〉”。
発表当初は、原作ではまだ描かれていなかったクラピカの過去や旅団の元No.4などが登場する内容で、原作者冨樫義博の未発表ネーム「クラピカ追憶編」を元にした映画と宣伝され、また「緋色」「幻影」のタイトル通りクラピカと幻影旅団を中心としたストーリーになるかと思われた。
しかし、パンフレットに掲載された米村正二のスタッフインタビューによると、キルアの弱さに重点を置いて描写した内容であり、初稿を読んだ当時の担当編集者の提案で未発表ネームの内容を組み込んだとの事。実際にストーリーの中心となったのはキルアで、パイロを除く新キャラは本作のスタッフによるオリジナルデザインとなっている。
劇場での来場者先着100万名に対し原作『HUNTER×HUNTER』コミックス「第0巻」が贈られた。収録された作者インタビューの一問ではクラピカと幻影旅団に対する今後が語られた。
劇場で公開当時、付属の0巻が好評な反面、映画本編は「奪われた目を取り戻し奪った敵を倒す」という親子連れの来場者を意図したかのような簡潔な内容が原作読者の信頼に応えきれず「0巻商法」と揶揄される結果となった。
ちなみに販促面でも親子連れを相当意識していた様で、公開当時は全国各地の映画館でゴンの着ぐるみと一緒に写真が撮れる撮影会が、順次開催されていた。
登場人物
原作・アニメレギュラー
キャラクター詳細は個別記事を参照。
映画オリジナル(追憶編含む)
- パイロ:クラピカの幼馴染。クラピカから目を奪う。
- オモカゲ:妹のレツを蘇生させる。
- レツ:オモカゲの妹。蘇生し、一時の生を得るも、最後はオモカゲを拒絶して死亡する
関連イラスト
関連タグ
黄泉(幽遊白書):若気の至りの頃、光を失って知略を知り、一国の王まで昇り詰めた作者作品「幽☆遊☆白書」の登場人物
関連動画
外部リンク
劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影:Wikipedia
劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影:Yahoo!JAPANサービス「Yahoo!映画」でのレビュー。公式でも取り上げられた