概要
『ドラゴンクエストⅨ』世界の創造主で、女神セレシアの父とされる存在。精霊ルビスや『ドラゴンクエストⅦ』の神さまと違い、遠い昔の記憶として邪悪に染まった人間を消し去ろうとする場面で初登場する。
その時に愛娘セレシアが自らを世界樹に変え、天使を生み出した事を憐れんで人間滅亡を取り下げるのだが、エルギオスが魔帝国ガナンを利用して暴れだした際に消し去られてしまう。
エンディング後、神の国には父の身を案じるセレシアがとどまっているが、肝心のグランゼニスは意外な形で主人公と対面する事となる…。正体については下記のネタバレの項目を参照。
『ドラゴンクエストⅩ』の世界では人間の種族神として祀られている。
アストルティアを創造した女神ルティアナの産んだ七柱の種族神の末弟であり、特別厚い加護を受けていたが、そのため長男であるナドラガから妬まれており彼との戦いの後に長き眠りについた。
またレンダーシアに大陸を守る神の緋石を遺した。
余談
当初『ドラゴンクエストⅩ』は『ドラゴンクエストⅨ』の世界観の遥か未来という構想があり、グランゼニスをはじめ『ドラゴンクエストⅨ』に登場した人物や用語等が散見されたが、シナリオ担当者の交代等もあり次第に設定に相違点が出るようになった。
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ネタバレ
ドラゴンクエストⅨ
神の国から姿を消した後、宝の地図のボスとして10体の魔物に分けられ封印されていたことが邪眼皇帝アウルートの口から明かされる。該当する魔物は黒竜丸、ハヌマーン、スライムジェネラル、Sキラーマシン、イデアラゴン、ブラッドナイト、アトラス、怪力軍曹イボイノス、邪眼皇帝アウルート、魔剣神レパルドの10体。
ブラッドナイトや魔剣神レパルドなどの一部モンスターは、元となったグランゼニスの部位も明かされている。
ドラゴンクエストウォーク
本作は『ドラゴンクエストⅨ』の遙か未来の時系列となっていることが作中で判明しているため、とある登場人物が「大魔王の右腕」との対峙後に「かつて身体をバラバラにされて封印された神様」の存在について語る場面があった。
その後、5周年記念イベントで魔王の来歴について語られた際、「魔物に祖国を滅ぼされ憎悪を抱え魔王に復讐しようとした黒王」と、「グランゼニスの人間を憎む心」が融合し、魔王ラスヴェーザと化したことが判明した。
ドラゴンクエストⅩ オンライン Ver.7
メインストーリーの終盤、ウォルド地方の滝の中にあるゼニスの封宮の奥深くで眠りについていた。
娘である女神ゼネシア曰く、「とこしえのゆりかご」こと果ての大地ゼニアスはかつてジア・クト念晶体に襲われた際、ルティアナとこの地の生物を外に逃がし、ゼネシアを大樹の鳥籠に封じたうえで自らの身体から創失の呪いを放ち、ジア・クトを撃退したのはいいが呪いが消えなかったため長き眠りについた。
7.1では生き残っていた守護天使4人がグランゼニスに自分の肉体ごと創生の力を変換した事で目を覚ます。
そして創失の呪いの根源を自身の分身(呪われしグランゼニス)として切り離し、それを主人公&ラキに倒してもらいグランゼニスの犠牲を持って創失の呪いを消し去った。
つまりゼニアスは主神を失ったものの、アストルティアの人間の神である継承者グランゼニスを目覚めさせ、主神の証である王笏と王冠を託せば新たな主神になれるとのこと。
7.2ではアンルシアの身体を借りて目覚め、肉体を取り戻すべく主人公達と共に奔走する。
最終的に成功するが、ゼニアスの主神になる話はアストルティアの脅威が消え去るまで見送る。