ルティアナ
めがみるてぃあな
CV.茅野愛衣
アストルティアを創造した光の女神。
星海の果てより混沌の時空に辿り着き、混沌より天空を浮遊する大地と大海に浮かぶ6つの大地を創造する。
そして女神の子とされる7柱の種族神を生み出した。
女神の意志・解放の時などで存在だけは仄めかされていたが、闘戦聖母の試練で闘戦聖母から初めてその名前が明かされた。
大魔王マデサゴーラが求めた創生の霊核はルティアナがもたらした力だという(正確にはルティアナが創造した種族神の一柱ナドラガの心臓が封じられていた)。
その為、偽りのレンダーシアの造物主であるマデサゴーラが滅びた後も偽りのレンダーシアは存続している。
マデサゴーラ配下の創生番号○○○によれば地下に囚われているという話だが、ナドラガンドの決戦において既に大いなる闇の根源に倒されていることが判明した。
なおジャゴヌバ神殿の地下1階にある絵画には「光の女神は その身を投げうちて 闇の根源を封じ われらを 守れり」との一文がある。
名前は「アストルティア」の「ルティア」から取ったものと思われるが「ル」で始まるのはロト三部作において創造神的なポジションである精霊ルビスも意識しているのかもしれない。
略歴
ドラゴンクエストⅩ アストルティア創世記
もくじページにて、その出自が明らかになった。
「とこしえの揺り籠」と呼ばれる世界から来た者。滅びようとしていた世界の神より創生の魔力を賜り、新天地を求め永き旅を続ける。
やがて塵芥の漂う空間に着き、塵を集めて大陸と月に、光を生み出し太陽としたという。
大いなる闇の根源こと異界滅神ジャゴヌバに対抗するには同じ神のチカラが必要であり、そのためにルティアナの復活が必要だと判明したところでVer.5.3ストーリーの幕が下りる。
女神ルティアナが自身の発する光から創り出した七柱の兄弟神。
ルティアナが持つ「創生のチカラ」を宿しており、自分の姿と似たアストルティアの7つ種族を創造した。
種族神はそれぞれ大地を司る神でもあり、眷属たる神獣を従える。
また、7種族には種族神の力を宿した特別な子が生まれることがあり、彼らを神の器と呼ぶ。
そしてジャゴヌバの配下として、それぞれの種族神に対抗した七柱の邪神が存在する。
順 | 種族神 | 眷族 | 神の器 | |
---|---|---|---|---|
長男 | 空の神ナドラガ | 竜族の種族神 | 神獣プリフィー | エステラ |
長女 | 風の神エルドナ | エルフの種族神 | 神獣アマカムシカ | フウラ |
次男 | 炎の神ガズバラン | オーガの種族神 | 聖鳥フェザリアス | マイユ |
三男 | 土の神ワギ | ドワーフの種族神 | 神獣パチャティカ | 城主ダストン |
次女 | 水の神マリーヌ | ウェディの種族神 | 神獣カシャル | ヒューザ |
四男 | 花の神ピナヘト | プクリポの種族神 | 神獣シナリディ | ラグアス王子 |
末弟 | 勇気の神グランゼニス | 人間の種族神 | 天馬ファルシオン | 勇者姫アンルシア |
種族神はルティアナによってナドラガ>エルドナ>ガズバラン>ワギ>マリーヌ>ピナヘト>グランゼニスの順に生み出された。
人間と竜族を除く5種族の神の名はドルワーム水晶宮にてその名前が確認でき、ゲームを始めて転生する際に選ぶ種族の像として出てくる。
当初はストーリーに関わってこないので冒険者たちにとっては無縁の存在と思いきや、魔法の迷宮で必ず見ることになる種族神像は彼らの像なのでなかなか馴染み深い存在である。
初期からエルドナが声のみ登場し、Ver.3.2でピナヘト、Ver.3.3でワギ、Ver.3.4でマリーヌが登場。
ガズバランはVer.3.5後期まで登場は無いが、クエストや討伐コンテンツで人物像が結構語られている。
グランゼニスはVer.1時代は表舞台に出ることがなかったが、紡がれし勇気の絆にて登場し、前作を経験したユーザーたちを驚かせた。
竜族の神ナドラガの存在はVer.3.1より判明。
Ver.3.5後期に訪れる事が出来る「神墟ナドラグラム」には破壊された種族神の像の前に神器のレプリカを置くギミックがある。
そこには各種族神の神器について記載されている。
種族神 | 神器 | 形状 | 能力 |
---|---|---|---|
炎の神ガズバラン | ガラング | 大剣 | 大地を切り裂く |
水の神マリーヌ | トリト | 槍 | 海をも貫く |
風の神エルドナ | カザヒノミ | 扇 | 風を巻き起こす |
花の神ピナヘト | パナパナ | 杖 | 知の華を咲かす |
血の神ワギ | チャカニル | 槌 | 大地を砕く |
勇…の神…ラ…ゼ…ス | セ⋯シア | 長剣 | 光…放つ |
Ver.3メインストーリーにはナドラガと他六柱の種族神の対立が大きくかかわってくる。
ルティアナの消滅後、長兄たるナドラガは驕り自身が主神となり屈強な竜族が脆弱な他種族を従えるべきと唱えた。これに反発した六柱の兄弟神とナドラガの対立はやがてそれぞれの種族を巻き込んだ神代の戦争へと発展。
最初は竜族が人間の住むレンダーシアを攻め立てて優位に立つが、徐々に他の種族に加勢されて劣勢になる。追い詰められたナドラガは大いなる闇の根源と手を組むもグランゼニスと相打ちとなる形で敗北し身体を封印された。
そして浮遊大陸ナドラガンドは5つの領界に分割されて残った五柱の神の管理下に置かれ、アストルティアから隔離。ナドラガの尖兵として他種族と争った竜族は領界の過酷な環境で生きるという罰を受けることとなった。
浮遊大陸ナドラガンドに存在した都市とそれぞれの結末
都市名 | 都市の結末 |
---|---|
エジャ聖堂 | エジャの民が竜族の先兵としてレンダーシアを制圧しかけたが、炎の神ガズバランがもたらした溶岩に飲みこまれ壊滅 |
極光都市アヴィーロ | 花の神ピナヘトのチカラにより兵士たちの武器が花へと変えられ、無力化される。その後、都市機能をつかさどっていた極光の魔鉱石が暴走して滅亡 |
カーラ郷 | 郷を守る岩壁の外に毒をまき散らし、ナドラガンドに攻めてきた侵入者を根絶やしにしたが、土の神ワギに岩壁を壊され、自分たちが作り出した毒で滅亡 |
水都ルシュカ | 浮遊大陸の海を水攻めに活用したことで水の神マリーヌの怒りを買い、水没させられる。しかし、当時のルシュカの姫フィナの訴えに神獣カシャルが応え、海底都市ルシュカとして存続 |
ムストリア砦 | 風に守られた天然の要害である砦に立てこもり持久戦を図るが、風の神エルドナが起こした竜巻により壊滅 |
しかしながら、五柱の神の一部は末代の竜族にまで罰を与えるべきかという点で迷いを見せており、竜族の生活の支えとなる恵みの木や月を残したり、現地の竜族を救いたいという神獣カシャルの嘆願を許可したりしている。
一方、ナドラガは敗北する際に自身の一部を総主教オルストフとして逃がしており、復活の機会をこっそりと狙っていた。
そして、解放者となる主人公と竜族の神の器たるエステラの登場によってオルストフの計画は始動しVer.3の物語へと続くのである。
【神の覚醒】(Ver.5.4ストーリー)
ストーリーの中で神代の戦いではジャゴヌバに対し、自身も同じ封印を受けるデメリットがある代わりに対象に強固な封印を掛け肉体と魂を分離させる「鏡合わせの秘儀」を行っていたことが判明。
封印された彼女の肉体はアストルティアを魔瘴から守る光の河となり、魂はイルーシャに宿っていた。
見た目は美しい成人女性なのだが、復活時のムービーを見ての通りフィネトカの聖堂と比較してもかなり巨大な存在であり、ジャゴヌバにも匹敵する程の体躯を誇る。
空の神ナドラガも巨躯であったが、アストルティアの神々は皆同様なのだろうか。
本章終盤では互いの依代の合意により、互いの封印を解除し肉体と魂を融合させる「神魂融合の儀」が行われる。
封印の性質上、ルティアナを復活させればジャゴヌバも完全復活してしまうこととなるが、アストルティア側としては既にジャゴヌバの封印が弱まりつつあり、放置すれば一方的に不利になることから、主神同士の戦いで勝利できることに賭けてルティアナの復活を急ぐ以外に選択肢が無い状況であった。
一方でジャゴヌバ陣営もいち早く封印から脱したいという思惑があったらしく、イルーシャだけでなくジャゴヌバの依代であるナラジアも進んで儀に協力していた。
復活後は同じく復活したジャゴヌバおよびその配下の渇欲の邪神と怨嗟の邪神と戦闘。
神として格下である渇欲と怨嗟の邪神を一撃で下し当初はジャゴヌバに対しても優勢だったが、ジャゴヌバが渇欲と怨嗟の邪神を取り込んでパワーアップしたことで優劣が逆転。
ジャゴヌバの一撃を喰らって撃墜され、そのまま肉体は光と化して光の郷フィネトカの大穴の中へ消えていった。
手を尽くして復活させたにもかかわらず、ジャゴヌバの前に割とあっけなく散ってしまった…。
ただ、敗れた後に光の河へと戻っている事から、完全に消滅したわけではないと見られる。
【闇の根源】(Ver.5.5前期ストーリー)
肉体は消滅したが、魂は光の河の奥底にまだ残っていることが判明。
ルティアナを復活させる鍵となる世界樹の花を巫女ヒメアの命と引き換えに授かった主人公らは聖光教主の力を借りて光の河の奥底のルティアナの魂と接触。
そして邪神ヴァニタトスの妨害を退けて蘇生を試みるが、世界樹の花をもってしても完全復活には至らず、世界樹の花に宿る蝶を依り代として辛うじて魂だけを繋ぎとめているだけにとどまった。
しかしこの状態でも魔瘴を退ける力は健在であり、ストーリー中ではジャリムバハ砂漠やザハディガル岩峰の魔瘴塚を浄化し、ザハディガル岩峰駐屯所で魔瘴に侵され苦しんでいる兵士たちを治療して見せた。
【闇の根源】(Ver.5.5後期ストーリー)
今回も蝶の姿のままで登場。
海魔獣ブルラトスに乗った主人公らが滅星の邪園に向かうべく魔瘴の海を進む中ジャゴヌバによる妨害をその力により退けるが、それにより世界樹の花の花びらが多数散ってしまい力を温存するために一時的に姿を消す。
ジャゴヌバとの決戦の際は自身の力で主人公らを支援するが、ジャゴヌバを消し去るために力を発動したときに創世の力を欲したジャゴヌバが逆に力を取り込んでいくという予想外の事態が発生。
それによりジャゴヌバが絶対滅神ジャゴヌバとなり、ルティアナも一時的に本来の姿を取り戻して攻撃をするがジャゴヌバには全く通じず、ジャゴヌバの攻撃によって逆に取り込まれ世界樹の花が飛散してしまった。
その後残った力でアストルティア・魔界問わず世界に生きるものすべてに呼びかけて願いの力を結集させ、更に魔剣アストロンに残された自身の力を宿らせてユシュカに主人公を守るように頼み、最後の糸口を作り出した。
ジャゴヌバを倒した後はもう新たに魔瘴は生み出されないことを告げ、闇の残滓を打ち消すために最後の力で光の河へ戻り「人と共に生きてみたかった」という願いのもとに彼女を残し、神としての役割を終えて消えていった。
ただし光の河自体は消えずに残っているため、魂のみが消えてしまった形となっている。
Ver.6.0
ルティアナ本人はVer.5で消えてしまったため登場はしないが彼女の眷属である天使がストーリーに関わってくる。
しかし一部の天使の中には「主人公がルティアナ消滅の原因を作った」という認識が広がっており、主人公に突っかかってくる者もいる。
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- 神の時代
神の時代 俺の娘を泣かせてくれたな
もしかしたら、「ちょっとしたミス」とか「物語がまとまっていない」などの可能性があります。 今回は、「もしもジョルノ、緑谷、斉木がクレイトスやアスラががいた神の戦代へタイムスリップしたら?」です。 このシリーズでは、戦国時代→大海賊時代→神の時代→勇者の時代→現代という順番で更新していきます。 アスラズラース(アスラ、ミスラ)、ゴッドオブウォー(アトレウス、クレイトス)、ジョジョの奇妙な冒険(ジョルノ・ジョバァーナ)、僕のヒーローアカデミー(緑谷出久)、斉木楠雄のΨ難(斉木楠雄)、モンスト(ハービゼル)、ドラゴンクエスト(ルティアナ)が登場します。4,608文字pixiv小説作品