CV:島﨑信長(『ドラゴンクエストライバルズ』)
概要
『ドラゴンクエストⅩ』に登場するウェディ族の青年で、主人公の種族がウェディの場合は、レーンの村で最初に出会うキャラクター。
天涯孤独であり、主人公の転生先となるウェディの青年とは、同じ孤児院で育った。
主人公の他、レーンの村のルベカやアーシクとも幼馴染。
冷めた物言いやぶっきらぼうな態度が見られるものの、実際は中々のお人よしであり、弱者がいれば手を差し伸べずにはいられない性格。
作中の登場キャラの中でも人気が高く、NPCの人気投票イベントである「アストルティア・ナイト総選挙!」では初期キャラにもかかわらず何度も1位となっている。
Ver.3.0ではNPC戦闘員としてプレイヤーと共に戦ってくれる場面もある。
劇中での活躍(以下ネタバレを含むため注意)
目覚めし五つの種族(Ver1.0)
主人公の転生先としてウェディを選択した場合、レーンの村のシナリオで関わることとなる。
アーシクの結婚式で仲人を務めるシェルナーの座を主人公の転生先となるウェディと競っており、二人で剣の手合わせをしていたが
突然声をかけてきたルベカに主人公(ウェディ)がよそ見をしてしまい、そこにヒューザの攻撃がクリーンヒット。
主人公(ウェディ)は命を落としてしまう。
その葬式の最中、遺体に主人公(プレイヤー)の魂が入り込んだことで息を吹き返し、とりあえずお咎めなしとなる。
シェルナーの座をかけた試練は主人公に軍配が上がる。
なお、この試練で後れを取ったのは魔物に襲われていた村人を助けていたからだということが村人との会話でわかる。
レーンの村の事件では黒き花婿にやられそうになるが、主人公に助けられ事なきを得る。
解決した後は主人公や村とも別れ、一人で旅に出て行った。
ジュレットの町のシナリオで再登場。主人公にウェディ以外の種族を選択した場合は、ここが初対面となる。
ジュレットの町では猫の魔物に住人が悩まされていた。ところが、町の少女であるソーミャが猫の赤ちゃんを町に連れ込んでおり、それを捨てろと住人が詰め寄っているところに登場。
「オレが捨ててやる」と猫の赤ちゃんを取り上げるが、実際は捨てるのではなく親探しをするつもりであった。
親の手がかりを探すため、主人公とソーミャと共に猫の魔物の集まる猫島を訪れると、猫の赤ちゃんは猫島の女王であるキャット・マンマーの息子ジュニアであり、配下であるキャット・リベリオの陰謀により海に捨てられていたことがわかった。
自棄になったキャット・リベリオは主人公とヒューザにより成敗され、猫島から追放された。別れを渋るソーミャをヒューザは「この子には親がいるのに、自分と同じ悲しみを味合わせるつもりか?」と優しく諭し、ソーミャはジュニアとの別れを決意する。
その後、主人公と共に青のキーエンブレムを授与されるがそれを断る。出立の前にソーミャに励ましの言葉をかけており、お人好しさは健在だった。
長編クエストである神話篇でもちらりと登場。
王者の装備の一つである王者のマントが封印された迷宮を開くには、かつて力を合わせて暴君バサグランデと戦ったウェディの戦士と巨猫族の戦士の末裔が力を合わせる必要がある。
そのウェディの戦士の末裔がヒューザだったが、一方の巨猫族の戦士の末裔はよりによってキャット・リベリオであった…。
いにしえの竜の伝承(Ver.3.0)
Ver.3.0のメインストーリーで登場。
冒頭で勇者姫アンルシアとラグアス王子が誘拐されたのを受け、各国の王族も警戒を強めており
ヴェリナード王国のオーディス王子も狙われるおそれがあった。そこで背格好の似たヒューザが立場を交換して影武者となることになり、主人公もそのサポートをすることに。
その矢先に王子に扮したヒューザと主人公が謎の白ローブの男に襲われる事件が発生し、さらにウェナ諸島の崩壊を予言する石版が見つかるなど不穏な空気が流れる。
事態の解決のためにオーディス王子とヒューザ、主人公はジュレイダ連塔遺跡に向かうが、そこに待ち受けていたのは白ローブの男。石版は罠だった。
主人公にモンスターをけしかけている間に、白ローブの男は王子に扮したヒューザを誘拐してしまった。
ちなみにこのエピソードの最中に、ヒューザが恐ろしい音痴であることが発覚する。
後にわかることだが、この時白ローブの男が狙っていたのは王族ではなく、各種族の神を降臨させる器となる存在だった。
ヒューザはウェディの神の器であり、この時は様々な状況が絡み合った結果、白ローブの男にとっては狙い通りの結果になってしまっていた。
真実は蒼き水の深淵に(Ver3.4)
水の領界を訪れた主人公たちの前に、海底神殿の巫女フィナの護衛として突如現れる。
誘拐された後、水の領界に来たところで何とか逃げだしたヒューザだったが満身創痍となり、力尽きかけていた。
そこにフィナが現れ、一命を取り留める。さらに声の出せないフィナの声がなぜかヒューザにだけは聞こえたため、命を救われた恩義もあり青の騎士団に手を貸してフィナの護衛をしていたのだった。
主人公が解放者として協力しているナドラガ教団に対してフィナが絶望の感情を見せたことから、主人公に教団と手を切るように持ち掛けてくる。
その後、深海において深淵魚キュラスに襲われているフィナを助けるため、NPCとして共闘することになる。
この時のヒューザはLv90。両手剣バトルマスターに近い挙動で、ダメージ+耐性低下のビリバリブレードやキュラスが呼ぶ雑魚敵を一掃する三枚下ろし、全員をスーパーハイテンションにするおうえんなどの強力な技を披露。こちらは行動を合わせているだけで倒せてしまうくらいの強さを見せつける。
主人公と協力してキュラスを退けるも、そこに邪悪なる意志が現れてフィナに病の呪いを撃ち込む。呪いを解くアイテムの捜索を主人公に任せ、ヒューザはフィナの看病に専念する。
主人公のおかげで意識を取り戻したフィナとの語らいの中、ヒューザは旅の目的を話す。
かつて親友を手にかけてしまったこと。今は、手の届く範囲の人は必ず救うことにしていること。
さらに主人公がウェディだった場合は、今の主人公がかつての親友とは別の存在になっていることに気が付いていることを吐露する。(主人公は別の場所にいたため聞こえていない)
「あいつは 前の (主人公)と同じくらいに
優しいから……謝る機会 逃しちまった。」
その後、主人公たちが天水の聖塔を攻略したところに駆けつけ、フィナの正体を知る。
さらにそこに現れたナドラガ教団が主人公にフィナを殺せと言うことに激昂。再度主人公に教団を手を切れと言い放ち、主人公もフィナを殺すことを拒否したため教団と決別。
声を出せるようになったフィナから、かつて起きた竜神と他の神の争いを聞き、竜神を復活させようとする教団を止めるために主人公と協力することになった。
嵐穿つ断罪の虚空(Ver3.5前期)
主人公と共に嵐の領界にやってきたヒューザ。
ムストの町で竜族と一触即発の空気になるが、そこに現れたのはクロウズ。彼らはクロウズと主人公の兄弟姉妹が率いる疾風の騎士団で、神の器を教団から守るために活動していたのだった。
アンルシアとラグアス王子もそこにおり、ヒューザも嵐の領界に来て以来の謎の体調不良もあって保護下に入ることになる。
ナドラガ教団に連れられて嵐の領界に来ていたフウラを救い出した後、事態は急転。
疾風の騎士団アジトに侵入者があり、捜索の最中になんとアンルシアを怪しい杖で無力化するヒューザの姿があった。
様子のおかしいヒューザはアンルシアを守ろうとする主人公に対し、剣士ヒューザとして襲い掛かってくる。
この剣士ヒューザは体力と攻撃力が非常に高く、聖女の守りを無視する多段攻撃と行動不能を伴う多彩な状態異常で攻め立ててくる難敵。当時の最高レベルでも三枚に下ろされるプレイヤーが続出した。
攻略の際は、戦士を複数入れて真・やいばくだきを打ち続ける戦法が有効。
また『特技は全てMPを消費する』かつ『MPは999で有限』という穴があり、マホトラ等でMPを0にしてしまえば通常攻撃しかしてこなくなるため楽に倒せる。
主人公とヒューザが戦っている間にアンルシアは教団の者に攫われてしまう。ヒューザは教団に捕らわれた際に術を掛けられ、操られてしまっていたのだ。(体調不良はこれが原因)
同じく術で操られたフウラによりラグアス王子も連れ去られる。
そして現れた邪悪なる意志----正体を現した神官長ナダイアと共に、いずこかへと消えていった。
ナドラガンドの決戦(Ver3.5後期)
神の器であるヒューザは、水の領界にあるナドラガ神のほこらにおいてウェディの神マリーヌを降臨させる実験台にされていた。
その方法は神の器たちを限界まで痛めつけることで無理矢理神を下ろすというものであった。洗脳はすでに解けていたものの、魔瘴まで用いた責め苦にさすがのヒューザも満身創痍となっていたが、主人公たちに助けられる。
その後はムストの町で静養していたが、主人公に起きたとある出来事を解決するため、他の神の器と揃ってマリーヌをその身に降臨させる。
それは天の理を歪める所業。神の器たる彼らの命をも縮めねば成せぬ行為であったが…
「……こいつのためなら かまわねぇよ。」
最後の決戦時にもマリーヌとして駆け付け、六神と共に邪竜神ナドラガへのトドメとなる断罪の剣を生み出し、決着をつけた。
一件落着の後は、ひとところに落ち着くのは性に合わないと再び旅に出た。
なお、後にヴェリナードに立ち寄り、無事とその後の顛末についてオーディス王子たちにも報告していたようだ。
アストルティア・ナイト総選挙!
2013年に行われたホワイトデーイベント「ホワイトデー アストルティア・ナイト総選挙!」で優勝し、無事初代ナイトの栄冠を得た(ただしこの年のイベントは特別扱いでありゲーム的には正史ではないらしく、後に第4回で優勝した際には初優勝であるかのように扱われている。またイベントそのものも、2014年のイベントを第1回としてそれ以降のカウントが行われている)。
それ以降も第4回、第5回、第6回で3連覇を成し遂げ、それ以外の回も全て3位以内に収まっているなど、不動の人気を確立している。
ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ
スピンオフ漫画である『ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ』にも登場。
ソウラ一行がヴェリナードを訪れた際、ソーミャとキャット・リベリオと共にヴェリナードを訪れていたが、成り行きでソウラ達に同行することに。
同行した先のソウラの故郷であるルシナ村ではちょうど結婚式が行われるところで、シェルナー経験者として結婚式の手伝いをしていた。
ルシナ村が襲撃された際にはリベリオと共闘して村を守っていた。
ドラゴンクエストⅩ オフライン
他の神の器同様、主人公の仲間になる。ジュレットの町のストーリーで協力し、クリア後に正式加入。
シナリオ進行の都合上、ウェディ主人公時の生き返しについてはキーエンブレム5つ集めた後のイベントで事故の真相を知る他、ネルゲルの城に乗り込む際の元の身体の持ち主の主人公に対する会話でもそのことについて言及がある。
仲間会話でも相変わらず表面では冷めているようでお人好しな会話が多く、フウカから「自分に兄がいたらこんな感じ」として見られている。
戦闘面
バトルマスターをベースに戦士・魔法戦士を取り入れた、仲間で唯一攻撃・回復魔力共に0の生粋の物理アタッカー。
ウェディらしく素早さが高く、ステータスデバフを入れるのが得意で魔法戦士のフォース(しかも範囲化まで)を取得できる。バトルマスターと同様に片手剣の二刀流が可能な他、すてみやとうこんうちなどのバトルマスターのスキルも覚える。
複数のメタル系の敵に確実に命中して大ダメージを与えられる「三枚おろし」を必殺技として覚えるため、メタル狩りに最適。
同じ物理アタッカーのマイユと比較すると、Ver.1.0時点ではこちらはステータスデバフも絡めたアタッカーであちらは純粋に高火力を出せるアタッカー、という感じで差別化されているが、Ver.2.0では「天下無双」による平時の火力でマイユを上回る反面あちらは必殺技を中心とした爆発力がウリという方向性にシフトしている。
フロントの味方のテンションを50%引き上げる「クリティカルアーツ」でマイユをサポートしてもいい。「必殺技はテンション100%消費」しばりプレイ下ではマイユがその煽りを大きく受けるためメイン火力を担わせるといいだろう。
尚、フォースを覚えるもののAIはまず使ってくれないので使いこなすにはこちらで敵の耐性を適宜把握しないといけない。