CV:能登麻美子
概要
ツスクルの村を治める巫女。学び舎の校長でもある。
ラーの鏡無しで主人公の正体を見抜く、風の声を聞いて魔物の襲来を察知するなど登場人物の中でも有数の実力を持つ人物。
本人曰く世界樹を守る役目を背負い生きているらしい。
実は500年前のエルフの集落にて、母ヤクルに付き従う幼い彼女と会うことが出来る。レイダメテス事件時にヤクルの世界樹が甚大な被害を受けたため、次なる巫女としてヤクルから不老の秘術を受け、同時に死別する。
以後何百年もの間天涯孤独に生きてきたが、300年前にある悲恋を経験する。
不老の禁術を施されたヒメアは親しい者達が老いて死ぬのを見届けるしかなかった。そんな中、コハクだけはその運命も意に介さず、それどころかヒメアと添い遂げるために自身に不老の禁術を施してほしいと懇願する。
その願いを受けて神代の間にて儀式を執り行ったヒメアだが、その体は不老の禁術に耐えられず人ならざるものへと姿を変貌させてしまう。
従者を次々と手にかけるのを見かねたヒメアは魔物となったコハクを神代の間ごと封印した
封印から解き放たれたコハクは誓いの盃を奪った後、久遠の森の世界樹の丘に渡った
それはコハクであった頃にヒメアと交わした約束を果たすためであったが、ヒメアの姿を認識できなかったのか目の前に現れた彼女すら傷つける。
主人公達に倒された後、ヒメアは彼に謝罪してトドメを刺し、誓いの盃を用いて婚礼の儀式を行うことで成仏させた。
新たなる世界樹誕生の知らせを風の声で察知し、世界樹の花を誕生させ1度は散華する。しかしエルドナからやがて世界を覆う闇から世界樹の花を守って欲しいという神託を受けたこと、そしてフウラが誘拐されたこともあり、世界樹の花を身に宿すことで再び生を得る。
ただ、やはり彼女の願いはコハクの元へ逝くことのようである。
オフライン版
過去のオーグリード大陸での追加エピソードではゲストキャラクターとして主人公に同行する。
【闇の根源】Ver.5.5前期ネタバレ注意
エルドナから誕生させた世界樹の花を託す時が来たとの神託を受け、自身の最期が近いことを悟り、魔瘴に苦しむ魔界から来たユシュカと主人公を1日足止めさせてまで世話になったツスクルの村の人々との水入らずの別れの宴席を設ける。
宴席では急遽アズランから駆け付けたフウラや領主タケトラなども交え、村の人々一人一人に言葉をかけ、別れを惜しんだという。
そして翌日、約束の場所である久遠の森の世界樹の前にやって来た主人公とユシュカに、世界樹の花を託す。
その際、これ以上大切な人々の命を失わせたくないというユシュカに「別の手は無いのか」と言われるが、彼女は世界樹の守り人としての宿命を受け入れていた。
そして、世界樹の守り人が自身で最後となるよう、主人公に必ず異界滅神ジャゴヌバを打ち果たすよう誓わせて送り出す。
(この時、主人公がエルフとして生き返しを受けていた場合のみセリフが異なる部分がある)
その後、想い人のコハクの魂が彼女の魂を迎えに姿を現す。
ヒメアは女神ルティアナを復活させ闇の根源を倒すという重責を主人公たちに押し付けてしまった事への後悔を打ち明ける。
コハクからは「それでも今回こそは君を連れていく。風となって彼らを見守ろう」と言われ、意を決した二人の魂は天へ昇っていった。
そして、遺された彼女のなきがらはツスクルの人々によって丁重に母ヤクルと同じく世界樹の近くに埋葬された。
なおVer.6では天使達から英雄候補に挙げられていたが、コハクにした行為及び彼との心中で使命を放棄したと判断され、却下された。