概要
『ドラゴンクエストⅩ』の天地雷鳴士の職業クエストに登場するエルフ。名前の由来は宵(よい)。
天地雷鳴士の衆派のうち呪術や汚れ仕事等を請け負ってきた「陰衆」の一員で現頭領。
流暢な京都弁で話す。性格はミステリアスで少々皮肉屋だが、素直になれない一面もある。
陽衆のアサヒとは幼馴染の親友同士だったが、彼女をはじめとした陽衆より認められたいという強いコンプレックスをも抱いていた。
大幻魔「テンオツ貴人」を召喚する儀式の際、その心の陰りが陰陽のバランスの崩壊を招き、テンオツ貴人は邪悪な「テンオツ鬼神(儀式が失敗した際にテンオツ貴人が変じてしまう魔性の姿、陰陽どちらが強すぎても弱すぎてもこの姿になる)」となって召喚されてしまう。
この際、ヨイ自身は鬼神を召喚したのはアサヒが呪文の詠唱を噛んだことだと勘違いしており、さらに父オウマがアサヒを庇って亡くなってしまったことで、彼女に憎しみを抱くようになる。(陰衆が長い間日陰者であった事もあり、「ワザと失敗することで恥をかかせつつ陰の力を削ぎ、虐げるつもりだったのでは」という陰謀論が蔓延ったのも理由となる)
故に主人公が何も知らず陽衆に入ったと思った際は、アサヒが妨害していなければ死んでいた程の呪詛を躊躇なく、なんの関係もない新入の主人公に向けて放つなどかなり非道な行いをしていた。
主人公が天地雷鳴士として力をつけて行く裏で陽衆を取り潰し、陰衆を城の御付きにするべく行動しており、ついに「陰衆だけでテンオツ貴人を召喚して、陽衆を日陰に追いやる」という条件をニコロイ王に認めさせ、儀式を実行、しかし陽を欠いた陰陽の儀式が成功するわけもなくまたも失敗し、上記の真実(失敗の原因は詠唱の不備=アサヒではなく、陽衆を見返すという陰の野心が強すぎた=ヨイのせい)をテンオツ鬼神に指摘されてしまう。
自身が散々責め立てた親友ではなく、他ならぬ自分のせいで父が死んだという真相を知らされたうえ、自身の失態をアレだけ虐めたアサヒに庇われた事で、強い自己嫌悪に陥り、災害「千夜嵐」を退けるための協力の要請も「どの面を下げて手を貸せばいいんだ」と拒否していた。
しかし、主人公が打倒してもなんの支障もなく暴れようとする千夜嵐コンビの前に駆けつけ、アサヒとともに今度こそ完璧な儀式を実行し、テンオツ貴人の召喚に成功、この活躍の後にアサヒとは和解し、陽衆と陰衆も歩み寄り始めたようだ。
ふたりの後日談といえる「ヨイ越しの絆」というサブクエストも配信されており、NPC戦闘員として参戦してくれる。
なおこの際一応は陽衆の主人公と天地の儀を行っており、詠唱はヨイのみで行っているため、やはり詠唱そのものよりもその心を合わせかつ均一にすることの方が重要である模様。