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🐨概要

哺乳綱有袋目双前歯亜目コアラ科コアラ属に分類される動物の一種。

オーストラリア東部の森林に分布する。「コモリグマ」とも呼ぶが、熊の仲間では無い。

体長70㎝ほどで、尾は退化し痕跡的に残るのみ。大きな耳と鼻と鋭い爪、灰色の艶のある毛並みが特徴。

雌の腹部には育児嚢がある。樹上で単独生活し、性質は温和で動作はにぶい。子は育児嚢で約6~7ヶ月間育てられた後、体重が2kg程度になるまで母親が背中に背負う。

主にユーカリアカシアティーツリーの葉を食べ、必要な水も葉に含まれる水分から得る(因みに「コアラ」とはアボリジニの言葉で「水を飲まない」と言う意味)。

子供のコアラは離乳食として、親の糞を食べる。

また、この食糞に関してはかなり人を選ぶジャンルだったり、可愛いコアラのイメージを台無しにしてしまう為、コアラをモチーフとしたキャラクターの設定に採用される事はあんまり無い。

あったとしても細かい事情は伏せたりする事があるのだが、中にはダイレクトに採用してしまう猛者もあったりする。世界って広いなあ…。

ユーカリは油分を多分に含む上にオーストラリアは非常に乾燥している為に山火事が起こりやすく、人間の持ち込んだ犬に森林伐採と脅威が非常に多い環境に置かれている為に絶滅の危機に瀕している。

また、「コアラレトロウイルス」と呼ばれるウイルスによりリンパ腫などの病気を発症しやすいという特徴がある。

コアラレトロウイルスの感染経路特定や予防については世界各国で研究が行われているが未だ確定的なものがなく、日本の動物園でもこのウイルスによるリンパ腫を発症して短期で死亡してしまった個体は少なくなくファンを悲しませることも度々である。

🐨主な亜種

  • クイーンズランドコアラ(メイン画像)
  • ニューサウスウェールズコアラ
  • ビクトリアコアラ

🐨関連項目

哺乳類 有袋類

コアラの編集履歴2024/12/15 08:26:09 版