ロキ(ONEPIECE)
ろき
この記事には原作最新話のネタバレを含みます
「名乗れ......!!!」
「王......!?」
ルフィ 「ここどこでお前誰だ?」
「ここはエルバフの戦士の王国"ウォーランド"!!!かつて戦争に明けくれた世界最強の王国!!!」
「おれは世界を終わらせる"太陽の神"!!!! "ロキ"!!!!!」
概要
シャーロット・リンリンがマザー・カルメルに拾われた5歳の頃に生まれた。
ネームモデルは北欧神話に登場するトリックスターにして悪戯好きの神である「ロキ」、あるいは同神話に登場する巨人の王ウートガルザ・ロキだと思われる。
プロフィール
人物
左角部分が修繕された状態のヴァイキングの兜を被っている。
自身を「世界を終わらせる"太陽の神"」と自称しており、自分以外を見下している様な言動をする傲慢な性格をしている。
また、「一度取り逃がしたバカは再起不能にしないと復讐に来る」という理念を持っており、敵対者には一切の容赦も慈悲も無い事が窺える。
6年前に王である父ハラルドを殺害し、国に伝わる悪魔の実を奪ったことが判明。更にそれ以外でも悪の限りを尽くして暴れまわったらしく、その罪で現在は「磔の刑」にされて目元を包帯で隠され、エルバフの下層にある巨大な猛獣達が彷徨く極寒の森こと「冥界」「第一世界」に生えた宝樹アダムに海楼石製の巨大な鎖で6年間縛られているが、そんな状態でも不敵な笑みを浮かべ続けている。
それ程の重罪人なら磔どころか即刻処刑されててもおかしくはない筈だが(一応下記の通り、磔の刑も処刑の一種ではあるものの時間がかかる上に、実際にロキは脱走しかけている)、彼が「王子」という身分である事とエルバフで伝説とされている特別な悪魔の実を食してしまっている事が安易に処刑できない理由だと思われる(詳しくは悪魔の実を参照)。
以上の所業で国内での評判は極めて悪く、“頭のネジがブッ飛んでいる”、"エルバフの恥"等と忌み嫌われ、"呪いの王子"という異名で呼ばれており、世界政府もロキの存在や思想を危険視しているのか(それとも食べた悪魔の実がルフィ同様特殊なのか)、懸賞金も26億ベリーと四皇クラスの額が懸けられている(だが、「世界政府特別懸賞金」という通常の懸賞金とは異なっており、詳細は不明)。
来歴
成人後、リンリンの娘ローラに一目惚れし、リンリンに縁談を持ちかけた。しかし、結婚当日にローラが出奔してしまい、代わりに双子のシフォンを差し出されるも、これを見破り破談となる。
その後ローラは旅の末に別の男と結婚した為、結局ローラとの結婚は完全に叶わぬ夢となってしまった。
エルバフ編で、6年前に父親を殺したことで「磔の刑」に処されていたところにある人物のせいで突如エルバフに迷い込んだルフィと邂逅し、上記の通り自らの名前と現在地を高らかに名乗る。
ルフィに、「解放してくれたらその見返りとして潰してほしい海賊団一つを跡形もなく消してやる」と依頼し、友達(ダチ)と称する巨大な猛獣達をけしかけて従わせようとするも、猛獣達はあっさりルフィに懐いてしまう。また、そこにやって来た人間の子分達との会話でシャンクスのことを聞いたルフィからシャンクスについて尋ねられると、挑発で彼のことを「腰抜け海賊」と言った事でルフィの怒りを買い、ギア4で攻撃される事となったが、ロキはあまりの気迫に「冗談だ。」と誤魔化すも、ルフィからは当然の如く「冗談でも言うな!!」「動けねェならおれを怒らすな。今度言ったらその樹にメリ込ませてやる!!」と警告された。攻撃された時に明かにルフィが不愉快に思うのを分かっててわざと言った節を見せたにもかかわらず、「うごけねんだぞおれァ!!」と逆ギレし、内心で「鎖が解けたら即殺してやる」とも考えていた。
その後冷静になったルフィから改めてシャンクスが何をしに来たのかを聞かれたが、「タダで教えるワケねェだろ」とあくまでもルフィに取引きをさせようとする様子を見せた。
そして現時点で交渉は纏まったのかは不明だが、ルフィに自身と会った事も取引の“約束”も「他言無用」にするよう釘を刺している。
その後、雪電伝虫で自身の友人と称す「モサ公」なる人物と対話しており、会話の中で自身の優しさについて指摘された事で激昂していた。
戦闘能力
詳しい戦闘能力は現時点では不明だが、遠くから気配を察知したルフィが「ビリビリくる」と言っており、相当強い覇気の持ち主らしい。
また、巨兵海賊団の船員いわく「磔の刑」から脱走しようとした際、巨人族総出で取り抑えてやっと阻止出来たとの事なので、かなりの実力者であることが窺える。本人も「エルバフ一の力自慢」と自称している。
悪魔の実の能力者であるが、こちらも現時点では不明。しかし、巨兵海賊団の船員から「ロキを解き放てば世界はブッ壊れる」とされるほど恐れられている。
余談
- 伝説の悪魔の実
1130話でロキが「伝説の悪魔の実」を食べたことが分かった。
過去のエピソードで「伝説の悪魔の実」という名称が使用されたのは1037話の五老星の「太陽の神」ヒトヒトの実 幻獣種モデルニカに対しての発言であった。
- 疑問点
①磔の刑とは公開の場で行われる死刑の一種である。ロキがいる「冥界」には「誰も近づかない」とされており、また死刑となっている相手に食事を与えることも考えられないため、磔の刑を受けた後もロキ王子はどのようにして6年間生き延びたのであろうか?(ちなみに「冥界」の「猛獣」をロキは友達としており猛獣らを食料とすることは考えられず、また気候が「冬」のため植物はあまり生えておらず栄養を確保するのは難しいだろう)
過去に数年間食事を食べずに生きている人物が描かれているとすれば、それはモリモリの実の緑牛だけである。
②体型の変化をどう説明するのか?ローラに求婚した際はロキ王子はぽっちゃり体型(ただし、これはシルエットであるためどれ程だったかは不明。)であったが、現在筋骨隆々とした体型に変化している。過去に急激な体型の変化を起こした事例は、ワノ国編で緑牛のモリモリの実の攻撃を受けたしのぶの事例がある。
③目を隠されている理由。目元を包帯で隠された状態で囚われており、単純に目に怪我を負ったからと考えるのが当然だが、意図的に目を隠されているなら、目が見えてる状態が非常に危険な可能性があり、もしかしたら悪魔の実は目に関する能力の可能性がある。目隠しをしないと(植物が光合成して元気になるように)太陽の光を見ることでパワーアップするのではないかと考えることも出来る。
- 勘違い
「ロキが怪力自慢なのに鎖をちぎれていないのは、その怪力が悪魔の実由来である証拠」と考察する声があったが、これはおそらく勘違いである。
いくつか根拠を述べると
①ロキは能力者ゆえに、海楼石の鎖で縛られている状態ではシンプルに力が入らないだけの可能性が高いこと。
②そもそも海楼石製の物は単純に破壊が困難な物であること。
が挙げられる。もちろん、ロキの食べた悪魔の実が怪力を発揮するようなものである可能性もゼロでは無いが、少なくとも鎖をちぎれないだけでそう断定するのは早計である。
- 考察
まだ、登場してから日が浅い為断定的な事は言えないが、作中での前評判ではエルバフ編におけるラスボスのような紹介をされていた。
しかし、拘束されているとはいえ現時点ではルフィのペースに振り回されてしまっていて、若干間が抜けているような印象もあり、上から目線ではあるがルフィとは割りと気さくに話していて、ルフィも彼にはシャンクスの件以外では気を許している様子を見せている為、一部の読者からはこのまま仲良くなって一緒に暴れるのではないかという予想をされている。