曖昧さ回避
- 『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』に登場するキャラクター→鬼太郎の母
CV
概要
幽霊族の女性で、生前においてアマミ一族を除けば、確認されている限りは最後の幽霊族の類の女性だった(海の幽霊族は状況が不明である)。厳密には不明だが、少なくとも立場的には幽霊族の皇族の正統な生き残りでもあった。
鬼太郎の実の母親にして目玉おやじの妻。鬼太郎を腹に身ごもったまま病死し、その埋葬された遺体から鬼太郎は生まれ出た。雪姫の実母かは不明だが、閻魔大王様のお墨付きの血統書を見て目玉おやじと鬼太郎は疑問を抱いていなかったため、雪姫も岩子の実の娘の可能性が高い。
鬼太郎誕生当時を描いた作品では母の名は出てこないが、原作「地獄篇」最終回「最後の出会い」や実写映画「千年呪い歌」では岩子という名が明かされている。
アニメ第4作最終回では母の魂が揚羽蝶の姿で登場。死神とヒ一族の巫女の罠から鬼太郎父子を助けた。
地獄篇
こちらでは、岩子は人間だがお岩さんの親類にあたり、僅かだが妖力も備えていたなど普通の人間よりは妖怪に近い存在だった。
そんな縁もあって、鬼太郎の父親となる男性と知り合ったが、彼が人間と殆ど変わらない容姿だったために当初は妖怪だと気付かなかったという。後に岩子は夫が幽霊族だとは知らずに結婚したことで人間の身でありながら幽霊族となり、そのため鬼太郎が生まれる直前に表向きは「病死」という形で生きながら地獄に落とされ、審判を経て「百虫館」という地獄で地獄の虫たちの番人をすることとなった。
- 地獄のきまりで妖怪と人間との間では結婚が許されていなかった、アニメでは、地獄の民となったのは死後のことだった。
原作では鬼太郎・目玉おやじと岩子が家族の再会を果たして、地上に連れて帰ろうとしたが、地獄から脱出する際に地上の空気に触れた途端に肉体が灰化した。しかし意思は残っていたため、自ら骨壷に入って、灰の姿のまま鬼太郎達と家で過ごすようになった。ただし、この母の灰はその後の鬼太郎作品には登場しない。
この設定は後のシリーズには継承されず、『地獄編』及びこれを基にしたアニメ第3期や、コナミゲーム版(異聞妖怪奇譚)など一部の作品のみで使用されている。ただし、3期では「お岩さんの親戚」でもない完全な人間とされている。
アニメ第3期の地獄編の最終回では、閻魔大王様に地上へ帰る許可を得たものの、帰途に同行していた天童ユメコが崩れてきた天井の岩で頭部を強打して死亡したため、母は復活の権利をユメコに譲り、鬼太郎たちには「また、いつの日にか再会できます」と伝えて再び地獄へ戻った。
- 理由は違えど、地獄に止まった点では寝子に似ているかもしれない。
余談
- 歴代のアニメでは母親の容姿が作品ごとに大きく異なるが、原作では、鬼太郎の母親のデザインは全作品で共通(コナミゲーム版「異聞妖怪奇譚」でも同様)。
- アニメ4期では生前の彼女を模した人形があり、そちらは長い黒髪で和服姿である。
- 「岩子」という名前は実写映画版でも呼ばれており、原作サイド監修の鬼太郎公式関連書籍でも、「鬼太郎の母親の名前は岩子」と『鬼太郎誕生編』のカット付きで記述が複数なされるなど、鬼太郎の母の名として公式で半ば定着している。
- 実写版では鬼太郎は母親に会うことは終ぞ無く、第2作では荒れ狂う濡れ女を鎮めるべく、彼の夫と子供の魂を呼び出す代償に地獄にいる母親に会う権利を放棄している。
- 地獄篇のように岩子が人間の場合でも、所属的には幽霊族に属する。また、メリーは義理の娘にあたり、ミウやカイをはじめとするアマミ一族や、海の幽霊族、ベトナム戦記の毛目玉や一部媒体での地獄童子等も岩子と親戚になる。
- 岩子のCVは息子の鬼太郎と同じ沢城みゆき氏である。
関連イラスト
6期における目玉おやじの元の姿が長身のイケメンである事から、病を得る前の岩子もかなりの美女だったのではと考えるファンは少なくない。実際3期にも岩子が登場しているが、その姿は中々の美女である。pixivでも、本来の姿の目玉おやじと共に、美女として描かれたイラストや漫画が投稿されている。
公式での健康だったころ姿
6期劇場版仕様
3期仕様
関連タグ
家族・親戚
目玉おやじ 鬼太郎 雪姫 メリー(鬼太郎) ミウ(鬼太郎) 毛目玉・地獄童子(一部媒体にて)
登場作品
その他
子育て幽霊…モデルとなった話の一つ。