概要
作家や芸能人が公に募集していることが多く、ファンからの意見、感想、要望、応援を書いた手紙やインターネット上のメッセージ。
紙のものの場合、事務所にいる担当者やマネージャーを通じて本人に届けられることが多い。
内容は応援や作品に対する感想など好意的なメッセージが送られる一方で、中にはカミソリレター(封筒の中に剃刀の刃を封入し、手に取った相手に怪我をさせるという嫌がらせ)などの苦情、相手に対する攻撃的なクソコラ画像(実際にあった例では、妊娠した女性芸能人宛に「妊婦画像の頭部を相手芸能人の顔に置き換え、腹部に刃物を刺した合成画像」が送りつけられたことがある)、一方的に想いを押し付けるストーカーまがいの内容、セクハラレターなどといった危険な物が送られてくることもある。このような物は事前に取り除かれることが多いが、封筒の中に暴言を書いた紙を一枚だけ入れた苦情、悪口と分かりづらいマジックワードを並べた苦情が届くこともある。
時には、ファンレターを沢山もらう作家が妬まれたり、ファンレターを送るファンが作家のアンチ及び送り主をストーカーだと決めつける人間に攻撃されることもある。
ファンレターを貰う人気者にせよ、悪人ではない送り主にせよ、他人の粗探しが趣味で疑り深い、共感力に乏しい人間が邪魔をして来がちである(こういった問題行動を起こす者は、推し活で人生が充実しているオタ充たちやファンにチヤホヤされている人気者が気に入らない陰湿な人間が多いとされている)。
ファンから貰ったファンレターやプレゼントをぞんざいに扱った写真をSNS上に上げて炎上する作家や芸能人も稀にいる上に、中には貰ったプレゼント(衣類やアクセサリーなど)をフリマサイトやネットオークションに出品して批判される者も存在している。
ファンレター・プレゼント辞退への流れ
かつては推しに対してプレゼントなどを贈る事もできたが、現在は安全面の問題(上記のように贈られたものが100%安全である保証はないことや、かつての光GENJIが事務所宛にバレンタインデーのチョコレートをトラック数十台単位で大量に贈られ、廃棄せざるを得ない状況になってしまったことがある)から運営を通してプレゼントを受け付けない企業や事務所も確認されている(例として、LDHは公式にて「確認・管理などの作業が追いつかない」との理由により、ファンレターやプレゼントの受付を終了する旨を告知している)。
また、コロナ禍以降は次第にファンレター以外のプレゼントを受け付けるケースが増え、ライブや舞台のプレゼントボックスも以前は設置されてたが近年はプレゼントそのものを辞退するケースが増え始め、これも大人の事情の可能性が否めない。
フリーランスで活躍する芸能人の場合は、(ケースバイケースだが)ファンレターやプレゼントは受け付けているが「欲しい物リスト」を用意していることもあるので、欲しい物リストにアップされている物をプレゼントしたほうが望ましい。ファンなら定期的に舞台やライブに参加したり、ファンレターで送る手もあり、それらのほうが望ましいとも言える。一部においては「現物での受け取りはできないが、公式のメッセージフォームやライブ終了後のアンケートでメッセージを送ることができる」、もしくは「誕生日やデビュー記念日などのイベントに合わせてSNSでメッセージを募集する」ようにもなっているので、そちらを活用するのも良いだろう。
また、少しずつ増えている流れとしては、芸能人が自ら「自分達へのプレゼントは辞退しているが、その分をチャリティー団体などへの寄付・支援にしてくれると嬉しい」とファン宛にメッセージを発信していることがあるので、その気持ちを良い意味で活かすという方法もある。
関連イラスト
ファンレターそのもののイラスト
渡したりもらったりしているイラスト