概要
CVは中田譲治が担当。
MELTY BLOOD(メルブラ)シリーズの『Act Cadenza』・『Actress Again』で登場するキャラクター。作中や一部のファンからはネコカオスの通称で呼ばれ、pixiv内でもこのタグで登録される事もある。
白レンの手違い(?)による突然変異(正確にはスタッフの狂った発想)によって爆誕した謎の生命体。
言動はネコアルクと同等かそれ以上にぶっ飛んでおり、中の人の怪演も相まって文字通りのカオスっぷりを遺憾無く発揮してくれている。
その反面、意外にも(彼なりの立ち振る舞いではあるが)常識人の一面もあり、『Actress Again』にて錯乱して暴走したメガネに対し、下記の台詞のような的確な助言や忠告を与えている。これを見た一部のファンからは、どっちがカオスかワカラナイと言われる程である。
やはりバケネコという事で琥珀さんに敵視されており、ネコカオス本人も『打倒ドクターアンバー』を公言している。また、本人に自覚があるのか定かではないが、彼女への行動の多くが結果的に世界の改変を防ぐ抑止力になっている。また、『Actress Again』では翡翠ちゃんにまで嫌われている事が明らかになった。
その一方で、あろう事か琥珀さんをナンパした事もある。結果は下記の通り言うまでもないが……。
台詞
- 意外にまとも?
「メガネ……吾輩からの忠告は以下の3つ。
一つ、ヘンな新聞読むな。
一つ、アレが調理したニボシ食うな。
そして最後の一つ、いいから家を出ろ」
上記は『Actress Again』での、対遠野志貴戦の勝利メッセージ。
最後の忠告は、多くのファンから非常に的確と評価が高い。
- 女性がお好き?
「……ふう。今回はなんとか吾輩の勝ちか……。
ところでドクター、このあと時間ある?
映画とか、どう? あ、ダメ? ですよねー?」
「ほう、気が合いそうですなお美しいレディ。
クロはクロ同士、どうですかな、このあと仲良く
食玩集めでも? あ、ダメ? ですよねー?」
こちらの二つは、同作の勝利メッセージより。紛う事無きナンパです。
流れこそ同じであるが、後者の最終部分は前者と比べて微妙に声色が異なっており、心なしか落胆しているようにも聞こえる。
ネコ二十七キャット
『Actress Again』で自称した称号(二つ名?)。
「ひきこもるネコ ネコカオス」
死徒二十七祖のノリか? ……だとしたら、増谷さんや成田さんまで巻き込む気かこのジョージ!?
派生種たち
『Act Cadenza ver.B』においては、下記のさらなるカオスな派生種たちが登場している。
ダミアン・アーミー
- ネコアルク・ブラック
外見も声もオリジナルそのままである。
本人曰く、「オリジナルのネコカオスを倒し、カオスの頂点に立つ全米No1のネコ」。
名前の“ブラック”は、説明不要であるが英語で『黒』の意味。
- ネコアルク・ノワール
こちらの外見も声もオリジナルそのまま。
曰く「ネコアルク・ブラックを倒し、猫缶を独り占めするマカデミー賞最有力候補のネコ」。
名前の“ノワール”は、フランス語で『黒』の意味。
- ネコアルク・シュバルツ
こいつの外見も声もオリジナルそのまんま。
「ネコアルク・ノワールを倒し、ぴくさーあたりにフルCG化してもらうネコ」を公言。
名前の“シュバルツ”は、ドイツ語で『黒』の意味。
- ネコアルク・ネロ
最後にこいつまで外見も声もry
「ネコアルク・シュバルツを倒すネコ」と高らかに宣言している。
名前の“ネロ”は、イタリア語で『黒』の意味。結局、全部黒じゃねーか。
ネコアルク・カオスの必殺技「エリートネコ部隊ダミアンフォース」で姿を現す、同部隊に所属するエリートネコ4匹の面々。
あのお方の予言に従い、各々自らが頂点に君臨するべく、オリジナルに反旗を翻した。最終的にオリジナルの手で倒されるが、対決時も以降でも技を発動すれば普通に出現している。
ネコカオス・ブラックG666
「地上すべてのネコアルクを倒し、私も太陽に消えよう……」
永遠に!! ……とか言ったりしない。
ドクターアンバーが造り上げた巨大戦闘ロボット。名前の「G666」の読み方はそのまま「じーろくろくろく」。動力源は「夢の低コスト人工魔力・ニボシニウム」らしいが、詳細は不明。
彼女が嫌々ながらもネコアルク・カオスの戦闘データを完全にコピーした、対バケネコ殲滅兵器。見た目はオリジナルを巨大化させ、顔は何処となくロボカイに似ているもの。完全コピーとは言うものの、戦い方はどちらかと言えばG秋葉に近いと、まるで異なっている。
「666回倒さなければならない」とされているが、ゲーム中においては通常のルール通り2ラウンド勝てば良いとの事。
オリジナルとの激闘の末に破壊され、その際には海老が跳ねた程度の衝撃が地球全土を襲った。
交友関係
ネコアルクとは『Actress Again』で初めて接触している。その後は特に干渉していないようだが、『タイガーころしあむアッパー』や『カーニバル・ファンタズム』などの番外編では、前者では連絡を取り合ったり、後者では普通にその他の亜種たちと共に喫茶店『アーネンエルベ』を切り盛りしている。後者の方はネコアルク以外に他の亜種たちとの絡みも多く、終始ダンディで年長者のような風格を見せている。
また、荒耶宗蓮と言峰綺礼とはペンフレンドであるが、こちらは中の人ネタ。
キャラとしての性能(MBAC Ver.B~)
身長が低く、打点の高い攻撃は当たらない、いわゆるちびキャラ。
『Act Cadenza』の当初はネコアルクと同様のモーションや技を用いていたが、後にネコアルクとの差別化が計られ、小さな体躯からその体積の数倍はある獣を呼び出したりと、小動物化したネロ・カオスというイメージの戦い方をする。そのために、ネコアルクとは違い長いリーチを誇り、立ち回りがしやすい。
続編の『Actress Again』以降ではスタイルセレクトのシステム導入により、必殺技と連続技のバリエーションが増加。性能、見た目共に非常にユニークである。
しかし、それらの攻撃の判定が弱く設定されており、また技の硬直時間も長く、その上ネコアルクの長所であるコンボ火力がこのキャラには無い。(独自の高火力の連続技も存在するが、元々キャラクターのクセが強いために難易度が高い)
また、体力が低いネコアルクより体力が更に低く設定されており、気を抜くと一瞬で逆転されてしまう。