概要
王女マリー・アンジュをはじめ、キュアソードやジョナサン・クロンダイク、シャルルたち妖精の故郷。国家元首ないしは最高意思決定者については明言されていない。
スイートプリキュアのメイジャーランド同様、人間と妖精が共生している。
しかし突如ジコチューの侵攻を受けたことで崩壊し、住人も王女とキュアソード、ジョナサン、4人の妖精を除いて全員がジコチューに変えられてしまう。現在は王国中をジコチューが徘徊しており、かつての面影は見る影もなく荒れ果てている。
過去シリーズの妖精界と同じく「プリキュア」なる戦士の伝説が語り継がれており、実際にプリキュアとしてトランプ王国を守護していたキュアソードは生きる伝説そのものであった。
王宮内にあり、異世界(相田マナたちの世界=人間界含む)とトランプ王国をつなぐ魔法の鏡が割られて効力を失ってしまったため、時空を移動する能力を持つベールに連れて行ってもらうか、王女が好むものに因む物体からアイちゃんが産み出すロイヤルクリスタルが生成するゲートを利用する以外は、移動手段も失われている。
王都は一種の城塞都市であり、複数のイスラム建築風の尖塔やビザンティン建築風のドームをアーチ橋(厳密にはペデストリアンデッキに近い)で結んでいる。一方兵士は中世西ヨーロッパ風のチェインメイルを着用し、現実の我々が「鎧」と呼ぶプレートアーマーを着用する者は王族やその護衛騎士など一部に限られている。
妖精
プリキュアになるためのアイテム・ラブリーコミューンに変身する。「ふたりはプリキュア」のように、プリキュア変身時には傍にいることが必要なタイプの妖精。また、ジコチューの「闇の鼓動」を聞き、その出現を察知する能力を有し、ジコチューを止めるために必要な能力を備えている。そして飛行能力も有する。
トランプ王国の妖精は手のひらサイズであり、ぬいぐるみか小動物ほどの大きさだった過去作の妖精と比べてもかなり小さい部類に入る。また、本作のプリキュア達が一名を除いて常識離れしているためか、しっかり者の妖精が多い。
プリキュア5の世界と同様に妖精が人間へと姿を変える能力を持つが、使いこなすにはダビィ曰く「パワーがいる」とのことで、使いこなすには習練を必要とする技能のようである。また、人間になっている時は妖精としての能力が使えなくなるデメリットも存在するため、特に用事がない限りは妖精の姿でいることが多い。
作中に登場している妖精は全員が人間をプリキュアに変身させるための能力を有するが、このことがトランプ王国の妖精すべてにも当てはまるのかどうかは不明。
(滅亡前のトランプ王国を描写する回想シーンに出てくるのは人間ばかりであり、作中に登場している以外の妖精が存在しているのかも不明瞭である)
人間
トランプ王国の人間は、外見的には「マナたち=現実の我々」と全く同じである。
クロンダイク卿が重武装のまま人間界の高山を無酸素登山できたことから、極地に耐え得る高い身体能力を持っている可能性がある。
ただし、「クロンダイク卿(を含む近衛騎士)が特別に身体能力が高い」「クロンダイク卿のプレートアーマーには(プリキュアのように)強化服の機能がある」だけで、一般的なトランプ王国の人間は「マナたち=現実の我々」と大差ない身体能力という可能性もある。
トランプ王国の住人
マリー・アンジュ……王女
キュアソード……王国出身のプリキュア
ジョナサン・クロンダイク……王国出身の騎士
兵士……キュアソードに王女の危機を伝えたチェインメイル姿の青年兵士。王都陥落後の消息は不明。
辺境警備の騎士たち……クロンダイク卿と同じ砦から、王都陥落を目の当たりにする。王都陥落後の消息は不明。