概要
本作の劇場版は、1997年の『時計じかけの摩天楼』を第1作目として、それ以後2013年現在まで毎年1本ずつ製作されている。爆弾を使用したど派手な犯行シーンが目立つ作品が多く、特に近年の作品ではそれが顕著である。また、死者が少ないのも劇場版の特徴で、今まで17作ある劇場版の中で死者0人の作品は2作品もある(一見すれば少ないかも知れないが、数百話を超える原作で死者0人の話が数える程しか無い事を考えると17作中2作で死者0人というのはかなり高確率である)。
2013年には、同年12月に以前テレビ放送で好評を博したルパン三世とのコラボ作の新作が劇場版で公開される事が発表された。そのため、2013年はコナンの劇場版作品が2作品公開される異例の年となる。
劇場版の江戸川コナン
劇場版は主人公の江戸川コナンが非常にハイスペックになる事で知られる。代表例として、銃器の扱い、車の運転、スノーモービルの運転、ヘリコプターの操縦及び撃墜などが挙げられる。これらのハイスペックは主にコナンの一言「ハワイで親父に習った」で済まされるが、到底それで処理出来ないものばかりである。また、普段の原作からその驚異的技術に驚かされるスケボー技術も劇場版では更なる進化を遂げる。人が縦横無尽に歩く駅前を誰にも当たらず通り抜け、大量の車が通る高速道路を逆走し、木が生い茂る林を背後から狙うスナイパーの弾丸を避けながら走破し、決壊したダムの瓦礫の中を走り抜け、雪崩を起こし、スタジアムの細い支柱を伝い空を飛ぶかのようにスタジアムの屋上を走り回る。もはや人間業ではない。
劇場版シリーズ
作 | タイトル | 公開年 |
---|---|---|
1 | 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 | 1997年 |
2 | 名探偵コナン 14番目の標的 | 1998年 |
3 | 名探偵コナン 世紀末の魔術師 | 1999年 |
4 | 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 | 2000年 |
5 | 名探偵コナン 天国へのカウントダウン | 2001年 |
6 | 名探偵コナン ベイカー街の亡霊 | 2002年 |
7 | 名探偵コナン 迷宮の十字路 | 2003年 |
8 | 名探偵コナン 銀翼の奇術師 | 2004年 |
9 | 名探偵コナン 水平線上の陰謀 | 2005年 |
10 | 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 | 2006年 |
11 | 名探偵コナン 紺碧の棺 | 2007年 |
12 | 名探偵コナン 戦慄の楽譜 | 2008年 |
13 | 名探偵コナン 漆黒の追跡者 | 2009年 |
14 | 名探偵コナン 天空の難破船 | 2010年 |
15 | 名探偵コナン 沈黙の15分 | 2011年 |
16 | 名探偵コナン 11人目のストライカー | 2012年 |
17 | 名探偵コナン 絶海の探偵 | 2013年 |
18 | ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE | 2013年 |
19 | 名探偵コナン 異次元の狙撃手 | 2014年 |