『このミステリーがすごい!』大賞
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このみすてりーがすごいたいしょう
『このミステリーがすごい!』大賞は、2002年に宝島社、NEC、メモリーテックの3社が創設したミステリー小説の賞である。1988年に刊行が始まった『このミステリーがすごい!』(『このミス』)の知名度が高まったことを受けて創設され略称は『このミス』大賞。『このライトノベルがすごい!』大賞、日本ラブストーリー大賞、『このマンガがすごい!』大賞に並ぶ宝島社4大大賞の1つである
『このミステリーがすごい!』大賞は、2002年に宝島社、NEC、メモリーテックの3社が創設したミステリー小説の賞である
1988年に刊行が始まった『このミステリーがすごい!』(『このミス』)の知名度が高まったことを受けて創設され略称は『このミス』大賞。『このライトノベルがすごい!』大賞、日本ラブストーリー大賞、『このマンガがすごい!』大賞に並ぶ宝島社4大大賞の1つである。
ちなみに日本一賞金が高い文学賞でもあり、文学賞のグランプリといわれる野間文芸賞(300万円)の4倍。昨今の売れる小説ジャンルが推理小説であることを物語っている証拠ともいえる。
世間の文学賞は減点方式が多い(芥川賞がその代表)が、本作は減点部分よりインパクトや先進性を重視しており、多少文章表現は荒削りであっても、独特の構想力などで大賞に届いた作品もある。
また、NECなどが協賛している背景にはメディアミックス戦略が盛り込まれており、紙媒体だけでなく、映画、ドラマ、その他様々なメディア進出にも意欲的な賞でもある。
金として大賞作品には1200万円が、文庫グランプリ(優秀賞)作品には200万円が贈呈される。
1次選考に進んだ作品や最終選考に残り受賞を逃した落選作の中に、編集部が「賞をとれなくても作品にしたい」という原稿を発見した時に与えられる「隠し玉」という宝島社賞(編集部推薦賞)を設けており、中には映画化された作品もある。
受賞作と「隠し玉」は全て宝島社から出版される。出版時期は大賞作品は翌年の1月、優秀賞は2月から5月頃、「隠し玉」は5月以降である。「隠し玉」以外でも最終候補作が出版されることがあり、宝島社以外からの出版もある。
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