概要
『文豪とアルケミスト』に登場する坂口安吾×織田作之助のカップリング。
二人とも同じ無頼派に属し、太宰治とあわせて「三羽烏」と称している。
このタグを用いて投稿する場合、腐向けタグとの併用や、文アル【腐】などの住み分けタグの使用が望ましい。
(※以下ゲーム回想・手紙・史実などのネタバレ注意)
ゲームにおいて
絡みが多い。至福である。
・坂口入手二回目以降の台詞で太宰やオダサクの面倒は見てやるぜとある。
一方の織田も、暇になると安吾に酒たかりに行こうかなと言ったり、安吾が自堕落な奴でも
見捨てんとってあげてやと言及している。
・坂口安吾に関する研究において、織田を潜書させる時に個別セリフがあった。
「安吾か?もう一人の無頼派三羽鴉やで……!面白い奴やけど、
常に喧嘩腰のタチ悪い奴やから呼びつけたら苦労するんとちゃう?」
・有碍書い-2『夫婦善哉』の戦闘開始前に回想が発生する。
酔っぱらった坂口が、闇の女に追われていると織田に助けを求めるやりとり。
とにかく尊い。織田の坂口への対応がもはや夫婦といっていい。
恐ろしいのは、この回想が史実を元にした部分が多いところである。(後述)
・有碍書へ-2『走れメロス』の戦闘開始前に織田・坂口・太宰で回想が発生する。(全員Lv.30以上)
不健康生活を送る織田を、太宰と坂口が心配するやりとり。
お互いに偉大な落伍者を目指していることが判明。
堕落は孤独に堕ちていくものじゃなかったのか、安吾……。
・双筆神髄も個別の掛け合いが発生する。
坂口は織田との掛け合いになると、いいボケっぷりをかましてくれる。
・手紙も双方やりとりしている。
安吾鍋の感想と、それに対する返信。
ぜひとも坂口には織田の餌づけを頑張ってほしいものである。
史実
ゲーム内では、織田が坂口をフォローしているような(織田の)口ぶりだが、実際は坂口が織田の7つ上。
坂口、太宰、織田の鼎談で実際に顔を合わせている。
織田作之助『可能性の文学』において、座談会後に缶詰で原稿を書いていた織田のところに酔っぱらった坂口が乱入してきた件が書かれている。
ゲーム内の回想、闇の女に追われて進退窮まっているから匿ってくれの元ネタになる。闇の女からもらったと坂口が煙草をくれるが、ルパンで坂口はその煙草を買っている。(その辺が嘘つき呼ばわりの所以)
座談会で初めて会った仕事中の相手のところに酔っぱらって押し掛けて、この所業。ドン引きされてもおかしくないところだが、織田は坂口が嘘つきとわかって見直したと全肯定である。
一方の坂口も『大阪の反逆』において、座談会の原稿への織田の手の入れ方が面白いと評している。全然言わなかった無駄なことを加えて、読者を面白がらせる戯作者根性は見上げたものだと記している。
ただし上記を踏まえると、嘘つきと戯作者根性の書くことなので、何がどこまで事実なのかわからなくなる。坂口は座談会の前に酔っぱらって最初の言葉しか覚えていないと他で書いているが、織田が手を入れたのを見て、言ってもいないことを加えているとわかるのだから覚えていないのも嘘かもしれない。
※加筆修正、画像追加等、よろしくお願いいたします。