かなしみホッチキス氏によって制作されたフリーゲーム「タオルケットをもう一度」シリーズの七作目にあたる作品(体験版のみのタオル表を除く)。
概要
欠番になった「タオルケットをもう一度~fury~」に代わって「タオル5」に位置づけられており、そのためか一部「Fury」と主な登場人物は重複している(といってもろっぺんちゅとぽんぺぐらいだが)。
「タオル3」以来のオールコメディ作品であり、シリーズの特徴である哲学的、あるいは猟奇的な描写は控えめ。
むしろ畳み掛けるようなエロ下品描写には注意したほうがいいかもしれない。
本作は常に公開されているわけではないため、時期によっては配布されていないこともある。
また、バージョンは3種類確認されており、最新版(2011/6)はもももちゃんの容姿が変更になっているのでお絵かきする人はご注意を。
作品あらすじ
ぷっちわんわん編
ぷっちによると、地球の中心には妖精さんが住んでおり、地球を自転させているのだという。
妖精の存在を証明して賭けに勝つため、ぷっちはスコップ1本で地面を掘り進んでゆく。
3年もの年月をかけて、ついに地球の中心に到達。妖精ではなくロボットの夫婦に出会う。
しかし不用意な発言でロボット妻の怒りを買ってしまい、地表までぶっ飛ばされてしまう。
さらにやさぐれ不貞腐れた妻は職務を放棄。地球の自転を止めてしまい、地上に天変地異を引き起こしてしまうのだった。
ろっぺんちゅ編
本作のヒロインろっぺんちゅは12歳の恥ずかし乙女。
同級生ぽんぺの捨て身の求愛行動を軽くあしらいながら、帰宅の途につこうとしたところ、草むらにいかがわしいタイトルのビデオテープが落ちているのを発見。
さまざまな言い訳をしつつも、下心丸出しで拾い上げて隠し持ったところで天変地異が発生。
内容に未練を残しつつ、ろっぺんちゅは死を覚悟する。
そして地下世界へ
地球の自転が止まったことで地層がずれ、地表は大きくひずみ、めためたのかびかびになってしまった。
人類の9割方は死滅してしまったが、彼女達は生き残った。
ぷっちとあごちゅはロボットにごめんなさいをして再び自転を戻してもらうため、ろっぺんちゅはビデオデッキを求めてそれぞれ地下世界を突き進んでいく。
そこには絶滅したはずの恐竜が跋扈する、原始の地下世界が広がっていた。
目覚める者たち
その頃、地球の奥深くで異変が起きていた。
自転が止まり、地層の重なりで封印されていた5人の少女が目覚めてしまったのだ。
彼女達の目的は地球の全生物を制圧すること。
・・・そしてそれを食い止める者たちもまた同時に目を覚ました。
登場人物
地上世界
本作の主役。12歳の女子小学生だけどドスケベで、そっち方向の知識が豊富。
特技はボクシングで、専用武器はグローブ各種。
自称汗っかきであり、いとも簡単に湿ったパンツを放棄する。
ろっぺんちゅのクラスメイト。同じく12歳の女の子で「ひろいん」の肩書きをもつ。
どうしようもない女の子。物語冒頭で身を挺してろっぺんちゅに交際を申し込むが、あっさり振られて錯乱する。
天変地異を生き抜いたものの、ろっぺんちゅのことが諦め切れず、危険な冒険に同行する。
全章通してわりと酷い目に合う。
緑色の髪とワンピースがトレードマークの女の子で9歳。いつもどおり下半身はまるだし。
ロボットにごめんなさいをするため、ろっぺんちゅ一行と合流して地球の中心を目指す。
無邪気ないたずらが大好き。
本作ではぷっちの姉ポジション。19歳の大学生で一般常識をベースに行動する。
肩書きは博士ではなく「空気」。本作では数少ないまともキャラでツッコミ担当。
今までのくうきキャラが総じて悲惨な死に様を迎えているので、道中、特に牛に対して過度に警戒している。
いつも通りアイテムを売ってくれるはずだったが、ろっぺんちゅとの相性が悪く、
喧嘩となって序盤で降板する。後任はあぶらねこ。
地下世界
46億年前から地球の中心部で自転を司っているロボットの夫婦。
その場でぴょんぴょん飛び跳ねるだけの刺激のない退屈な毎日に、妻はうんざりしている。
地底旅行クルーズの受付およびガイドを営む。
ぷっち一行とともに川を下っている途中、不慮の事故で殺人恐竜イクチオステガの棲む川に
転落して帰らぬ人となるが、わりとすぐに幽霊の姿で帰ってくる。
元祖ぱりぱりうめ
紫トカゲ。
ポニーテールの女の子ではない。
がぅがぅ様
第一地層の世界「恐竜ランド」で崇められる伝説の恐竜。
間の抜けた顔をしているが、その行動は残虐非道で、定期的に生贄として花嫁を要求し、気に入らない場合は串刺しや細切れにして鬱憤を晴らす。
気に入ったとしても求愛行動を示さず、ただ一方的に略奪するのみ。飽きたら簡単に捨ててしまう。
作者から、ポンのお婿から良いところを全部取り除いたクズ中のクズと評される。
がぅがぅ様が女の子をもてなす際に丹精込めて淹れるコーヒー。
自我を持っており、たまに話しかけてきたり、大人の事情で道をふさいだりする。
素敵な成分が入っており、飲むと中脳辺縁系のドーパミン受容体に作用し、ハッピーな気分になるが、副作用として血圧上昇、散瞳、発汗、筋肉の小刻みな緊張が見られ、幻覚に苛まれることも。
余談だが、もももちゃんに飲ませると、がぅがぅ様に変身した。
第二地層の廃墟の街に住む一族。帝国を築いており、お婿が統べている。
目覚める者
巨大な二つ結びおさげと紫の帽子が特徴。少々おつむが足りない。
自転を復活させようとする一行を妨害するために登場したが、猫舌と猫足昆布に自己紹介の間も与えられず撃墜される。
白黒の世界に登場。白黒の髪と衣装が特徴。お嬢様言葉で話す。
相手を操る能力を持ち、あごちゅやろっぺんちゅを人質に取り降伏を迫る。
部下にクレヨンちゃんがいる。
赤黒ピーナッツと呼ばれるツーサイドアップ。額から血を流している。
肩書きは「病気ちゃん」。語尾に♪をつけて話すなど、やけにテンションが高い。
この頃はツンデレっぽさは特に見られない。
おさいふ博士の研究所からろっぺんちゅを一人で連れ出して懐柔を試みる。
牛の角と巨大イヤリングをつけた少女。カタカナ言葉で話す。
変身能力を持っており、体液に触れることで持ち主に成りすますことができる。
目覚める者のリーダー。髪は黄色と水色のストライプでお団子おさげ。
テンション低い目だが策士。下の名前はわんぺーこ。
目覚める者の暴走を止めるために生まれた女の子のにゃんこ。二丁拳銃で相手を撃ち抜く。
猫舌とペアを組んでいるが姉弟のような関係で、彼とろっぺんちゅとの恋の行方をほほえましく見守っている。
本作のヒーローに位置する男の子のにゃんこ。日本刀の「にゃんこ刀」を武器に戦う。
昆布と共に颯爽と現れ、強敵もあっというまに倒してしまうシブイ役回りだが、女の子耐性がやけに低く、ろっぺんちゅに一目ぼれしてしまいタジタジのダメダメになる。
大事な部分にジャイアントお婿が住んでいて、ろっぺんちゅとの素敵体験でジャイアントになる。
おさいふ博士
目覚める者たちの生みの親。元凶である。とにかく髪の毛がすごい。
昆布や猫舌から、ママのように慕われている。
その他
佐竹さん
特殊メニューの心の中に住んでいるポン。働き者でみんなから信頼されている。
妻子がいるが、薄給を理由に妻から激しいDVを受けている。