こんにゃく幽霊

こんにゃくゆうれい

奈良県天理市に伝わる「こんにゃく橋の幽霊」に登場する幽霊。

概要

その名の通り口にコンニャクを銜えた姿で現れる女性の幽霊で、奈良県の天理市の稲葉と嘉端にある『こんにゃく橋』と呼ばれる石橋に現れたとされる。

その昔、麴（こうじ）売りの孫兵衛がある夜の帰り道に、『こんにゃく橋』を通りかかった際にこれと遭遇し、恐怖した孫兵衛が震える手を合わせて一心に念仏を唱えると、99編目に漸く消え失せたと伝われる。

その正体は、かつてコンニャク1つで夫婦喧嘩に至った末に、死んだ女が化けて出たものだとされている。

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