概要
作者はとびらの。イラストは紫真依、コミカライズは仲倉千景(第一部・1~35話)、サクマノマ(第二部・36話~)が担当。
『小説家になろう』にて連載されており、Mノベルス(双葉社)より書籍化、コミカライズ版は漫画アプリ『がうがうモンスター』にて連載されている。
近代のヨーロッパ風の世界観を舞台としたシンデレラストーリー。
テレビアニメ化が発表されており、2025年夏アニメとして放送予定。
制作会社はランドック・スタジオ。
登場人物
マリー・シャデラン
CV:本村玲奈
本作の主人公にしてヒロイン。物語開始時点で18歳。赤毛と女性にしては高い身長が特徴。
貧乏男爵家の次女として生まれ、両親から家の仕事を押し付けられる生活を何年も続けていたが、姉の身代わりとしてグラナド伯爵家に差し出される。
姉ばかりを大事にする両親から「可愛くない」と言われ続けてきたため自己肯定感が低く、グラナド家に来たことも「姉の代わりでしかない自分は伯爵家に相応しくない」と思い悩んでいたが、キュロスや伯爵家の人々との交流によって自信を取り戻していく。
キュロス・グラナド
CV:濱野大輝
物語開始時点で24歳。
公爵家の生まれで本人は現在伯爵位を持つ。異国イプサンドロス出身の母から継いだ黒髪や浅黒い肌、そして緑色の瞳に対する偏見ゆえに血統主義の貴族からは避けられているが、文武に優れたディルツ一の実業家。
出席したパーティーでマリーと出会い、美しく聡明な彼女を見初めたものの、誤解が重なった結果婚約話が拗れてしまい、気落ちするマリーを元気づけ振り向かせるために奔走する。
アナスタジア・シャデラン
マリーの2歳上の姉。金髪と小柄な体格で容姿はマリーとあまり似ていない。
妹が家の仕事をさせられる中、金持ちに嫁がせようと目論む両親によってドレスを与えられるなど可愛がられていたものの、そのような対照的な生活下でも姉妹の仲は良好だった。
キュロスと婚約したが、輿入れのために屋敷へ向かう途中の事故で川に転落、遺体が見つからないまま死亡扱いとなった。
しかし...。
ルイフォン・サンダルキア・ディルツ
ディルツ王国第三王子でキュロスの学生時代からの友人。
王族の慣例で騎士団長を兼任する美男子。兄2人妹1人と兄弟が多く王位争いとは無縁で、普段は自由に振舞っている。
ミオ
グラナド伯爵家の侍従頭。元はキュロスの母が輿入れ前に拾い育てていた孤児。
キュロスより少し年上ながら、城勤めの使用人の一切を取り仕切っている。
マリーを愛しすぎて暴走しがちなキュロスのストッパー役。