解説
CV:富山敬(初期のエピソードのみ)→ 飛田展男(富山氏の没後である1995年以降すべてのメディア作品で担当)
たまちゃんの父親で、フルネームは穂波真太郎(ほなみしんたろう)。
カメラを撮るのが大好きで、特に「たまえ~!」と言いながら、娘をパシャパシャ撮りたがるため、「もうっ!! お父さんっ!!」と怒鳴られたり、呆れられたりするのが定番。さくら家の人々からも引かれることもある。
当初は非常にマトモな性格で、たまちゃんの質問にも真面目に答えるなど理想の父だった。しかし、潮干狩りの回で友蔵の言った一言をきっかけで、たまえメモリーを作ろうと考え、娘の写真を撮りまくるようになってしまった。マトモな頃は出番が少なかったが、写真を撮るようになってからは出番が増えていった。ちなみに仕事はサラリーマンでカメラマンではない。とは言え、実はカメラ好きが高じて、カメラマンに転身したがったこともあったが、さすがにたまちゃんには涙ながらに止められている。
彼のカメラ好きは普通に考えてみても度を越しており、理科の授業でアルコールランプの実験をすると聞いた際は「たまえが初めてアルコールランプに火をつけるところを撮りたい」というだけでわざわざ会社を休んでまで学校に忍び込んでこっそり写真を撮りに来た。
とはいえ仮にプロのカメラマンになったところで世間からの依頼の為に世界中を飛び回る羽目になり、それによって家族との亀裂が生じればあくまで「愛する娘の成長記録を残す事」の延長としてカメラに凝っている彼の性質に反する為、今の単なるカメラ好きのままの方がいいのではとの考えもある。
モチーフとなった実在のたまえの父親(故人)もカメラが趣味であり、作中と同じく実際にライカのカメラを愛用していた。
(作中で描かれるようなコミカルな人物ではなかったとの事。)
関連タグ
ケント・スワンソン(デッドライジング)…自分の撮影行為を最優先として、撮影行為に熱中する余り、次第に狂気染みた行動を見せるサイコパスのカメラマンという共通点がある。ただし、たまちゃんの父親はカメラに夢中になるあまり、周りが見えていない迷惑行為程度であるが、ケントは撮影勝負に勝ちたい目的のために手段を選ばないようになってしまい「人間がゾンビ化する瞬間」を撮るために、無関係な人を拉致してゾンビ化させようとするなど、たまちゃんの父親以上に危険な人物である。