概要
江戸時代に方郁という人物によって描かれたと伝わる『百物語化絵絵巻』で紹介された妖怪。
この方郁による黄色く彩色された妖怪画は、室町時代の大和絵師・土佐光信筆による真珠庵蔵系統の『百鬼夜行絵巻』に描かれた赤い袋のような妖怪を参考にしたものであると考察されている。
この名前はこの絵巻でしか見られず、どういった意図で付けられたのかは不明である。(力此処・力個々?)
なおこの赤い妖怪は、室町以降の妖怪画や絵巻で微妙にアレンジされて描かれ続けており、色や形を変えたものが大化や赤へるとして知られ、時代ごとに様々な呼び名がつけられている。
関連タグ
あすこここ:同じく意味不明な名の妖怪。